かいしん の いち げき 漫画。 Twoucan

#2 締まらない星のカービィスターアライズ

かいしん の いち げき 漫画

[chapter:暗黒ようさいジャマハルダ! ぎょうしの回ろう] 【台本】 フラン・キッス 「…ジャマハローア。 」 「…フフッ。 これは、われわれの星のあいさつですわ。 」 「…ワタクシは暗黒ようさいジャマハルダをしきする、」 「三魔官が1人「フラン・キッス」…。 」 「…このうちゅうにちった闇の心「ジャマハート」がつどいし時……」 「ワタクシたちの悲がんがついに…かなう。 」 「ムダなせっしょうはしたくありませんが……」 「ジャマだてするのであれば……」 「氷づけにしてさしあげますわ!」 【本番take1】 フラン・キッス 「ジャマハァーローア。 これは、われわれの星のあいさつデスワ。 」 「コノウチュウにツィった闇の心「ジャマハート」がつどいしトキ……」 「ワタクシたちの悲がんがついにカナウ。 」 カービィ 「ほら、肩の力抜いて!めっちゃ緊張してるでしょww」 フラン・キッス 「途中何回も声裏返っちゃいましたし…あぁぁ恥ずかしいっ!」 カービィ 「リハはうまくいってたでしょw」 【take2】 フラン・キッス 「…ジャマハローア。 」 「…フフッ。 これは、われわれの星のあいさつですわ。 」 「…ワタクシは暗黒ようさいジャマハルダをしきする、」 「三魔官が1人「フラン・キッス」…。 」 「…このうちゅうにちった闇の心「ジャマハート」がつどいし時……」 「ワタクシたちの悲がんがついに…かなう。 」 カービィ 「大丈夫wwwフハwwわかってるからwwww」 [newpage] [chapter:暗黒ようさいジャマハルダ! 中おう深部] 【台本】 フラン・ルージュ「オイッ!そこの~ずんぐりピンク!」 「オマエだよ!オ・マ・エーー!!」 「よくも、よくも、よくも、」 「アタシの「フラン・キッス」ちゃんをイジメてくれたわね!」 「カワイイお顔にキズでもついたら、どぉ~すんのよ!!」 「ジャマッデ厶……!!ゆるせないわっ!」 「この「フラン・ルージュ」さまが…」 「じごくの業火が生ぬる~く思えちゃうくらい、」 「おっそろしい目にあわせてあげるんだからっ!」 【本番take1】 フラン・ルージュ「オイッ!そこの~ずんぐりピンク!」 「オマエだよ!オ・マ・エーー!!」 「よくも、よくも、よくも、」 「アタシの「フラン・キッス」ちゃんをイジメてくれたわね!」 「カワイイお顔にキズでもついたら、どぉ~すんのよ!!」 「ジュマッデ厶……!!ゆるせないわっ!」 カービィ 「ん…?ジュマッデ厶…?」 フラン・ルージュ「え…ジュマッデ厶…?ジャマッデ厶…?」 カービィ 「ジャマッデ厶でしょ…?」 フラン・ルージュ「あ……。 」 カービィ 「………。 」 フラン・ルージュ「………。 」 フラン・ルージュ「ハァァァァァァッ!!!いくわよずんぐりピンクゥァッ!!!」 カービィ 「ファッww勢いでごまかすなww」 フラン・ルージュ「アッハハ…ご…ごめんなさい…。 」 【take2】 フラン・ルージュ「オイッ!そこの~ずんぐりピンク!」 「オマエだよ!オ・マ・エーー!!」 「よくも、よくも、よくも、」 「アタシの「フラン・キッス」ちゃんをイジメてくれたわね!」 「カワイイお顔にキズでもついたら、どぉ~すんのよ!!」 「ジャマッデ厶……!!ゆるせないわっ!」 「この「フラン・ルージュ」さまが…」 「じごくの業火が生ぬる~く思えちゃうくらい、」 「おっそろしい目にあわ゛ぜであげぉ…ッヴぇっへ!ゲホッゴホッ!」 カービィ 「ルージュちゃん!?」 フラン・ルージュ「つばが変などころ゛に入っだ…ぅえッ…ゴホッゲッホゲッホゴホゲッホッ!!」 カービィ 「ンナフwwwマジかwwwじゃあ一旦休んで水飲もうよwwww」 フラン・ルージュ「ごめ゛んな゛ざい、ぞうしま゛す。 」 [newpage] [chapter:暗黒ようさいジャマハルダ! 天けいの間] 【台本】 ザン・パルル 「ジャマハローア。 」 「わたしの名は、三魔官がおさ、「ザン・パルルティザーヌ」…。 」 「ただのぞくぶつと見ていたが…」 「フッ、なかなかの手だれのようだ。 」 「しかしそのかいしんげきもここまで…。 」 「われらがいだいなる主、「魔神官ハイネス」様のごいしにしたがい…」 「今ここで、しゅくせいしてくれよう!」 【本番take1】 ザン・パルル 「ジャマハローア。 」 「わたしの名は、三魔官がおさ、「ザン・パルルルrrrrrr……」 カービィ 「ゴッホォwww名前www!!」 ザン・パルル 「あ~舌巻いちゃった~っ…。 」 カービィ 「しょっぱなからだったねwwww」 ザン・パルル 「あうぅ…すいません…。 」 【take2】 ザン・パルル 「ジャマハローア。 」 「わたしの名は、三魔官がおさ、「ザン・パルルティザーヌ」…。 」 「ただのぞくぶつと見ていたが…」 「フッ、なかなかの手だれのようだ。 」 「しかしそのかいしんげきもここまで…。 」 「われらがいだいなる主、「魔神官ハイネ゛う」さま…あ~っ…。 」 カービィ 「チョフッフフwwwwまた名前かwwww」 ザン・パルル 「ハイネス様ごめんなさい…。 」 カービィ 「一回落ち着こうww深呼吸深呼吸!」 ザン・パルル 「すぅぅっ…ふぅ~っ…!」 カービィ 「どう、いける?w」 ザン・パルル 「い…行けます…!」 【別シーン台本】 ザン・パルル 「うぅ……ジャ…マッデ厶……」 「クッ!こんなへんきょうの星に、これほどの手だれが…」 「しかし、すでにジャマハートはこの手に。 」 「ずんぐりピンクよ。 このジャマハルダもろとも…」 「くちはてるがいい…!」ザンッ 「アーッハッハッハッハッハッハ!!」 「ジャマサラーバァ!」 【本番take1】 ザン・パルル 「うぅ……ジャ…マッデ厶……」 「クッ!こんなへんきょうの星に、これほどの手だれが…」 「しかし、すでにジャマハートはこの手に。 」 「ずんぐりピンクよ。 このジャマハルダもろとも…」 「くちはてるがいい…!」ザンッ 「アーッハッハッハッハッハッハ!!」 「ジャマサラーバァ!」 「……………。 」 ザン・パルル 「あ~っ!!一回で出来た!やったやったやったーーーーーッ!!」 カービィ 「ンフフホハァwwwwよかったねwwww」 [newpage] [chapter:遥か、きらめきの勇者たち 小惑星フュー] 【台本】 フラン・キッス 「……フッ。 おどろきましたわ。 」 「…まさか、またアナタにお会いできるなんて……。 」 「ジャマハルダもろともほうむられたと思っていたのに…。 」 「ならば今度こそ…」 「そのピンクのボディをぜんしんとうけつしてワタクシの…」 「…ひぞうコレクションにくわえてさしあげますわ!」 【本番take1】 フラン・キッス 「……フッ。 おどろきましたわ。 」 「…まさか、またアナタにお会いできるなんて……。 」 「ジャマハルダもろともほうむられたと思っていたのに…。 おどろきましたわ。 」 「…まさか、またアナタにお会いできるなんて……。 」 「ジャマハルダもろともほうむられたと思っていたのに…。 」 「ならば今度こそ…」 「そのピンクのボディをぜんしんとうけつしてワタクシの…」 「…ひぞうコレクションにくわえてさしあげますわ!」 「……………。 」ドヤァ・・・ カービィ 「いや、そんな顔されてもw」 フラン・ルージュ「キッスちゃん可愛い!」 カービィ 「これ最後のドヤ顔でNGじゃない?ww」 フラン・キッス 「えっ!?」 [newpage] [chapter:遥か、きらめきの勇者たち 小惑星メラーガ] 【台本】 フラン・ルージュ「アハハッ!」 「ジャマハートをさがしてたら、ま~たアンタに会えるなんてね!」 「きっと、毎日カミサマにおいのりしてるごほうびだわ!」 「くぅ~っ!がぜん、もえてきたわよぉ!」 「やいっずんぐりピンク!」 「今度こそハイネス様のため、」 「けしずみにしてあげるわっ!」 【本番take1】 フラン・ルージュ「アハハッ!」 「ジャマハートをさがしてたら、ま~たアンタに会えるなんてね!」 「きっと、毎日カミサマにおいのりしてるごほうびだわ!」 「くぅ~っ!がぜん、もえてきたわよぉ!」 「やいっずんぐりピンク!」 「今度こそハイネス様のため、」 「けし じゅ みにしてあげるわっ!」 カービィ 「ヌーンwwwwwwけしじゅみwwwwwww」 フラン・ルージュ「あーん…何も面白くない噛み方したぁ…w」 カービィ 「ちょっとw笑ったボクがバカみたいじゃん!」 【take2】 フラン・ルージュ「アハハッ!」 「ジャマハートをさがしてたら、ま~たアンタに会えるなんてね!」 「きっと、毎日カミサマにおいのりしてるごほうびだわ!」 「くぅ~っ!がぜん、もえてきたわよぉ!」 「やいっずんぐりピンク!」 「今度こそハイネス様のため、」 「けしじゅ…………」 カービィ 「けしwww?けし…なんだってwwww?」 フラン・ルージュ「んぬあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!け・し・ず・み!」 カービィ 「take4は無しにしてねww」 フラン・ルージュ「ほ…保証しかねます…w」 [newpage] [chapter:遥か、きらめきの勇者たち 神降衛生エンデ1] 【台本】 ザン・パルル 「とまれ、ずんぐりピンク!」 「あのジャマハルダから生かんするとはな…」 「その分だと、キッスもルージュもしりぞけたのだろう。 」 「だが、しんせいなるハイネス様のいのりは…」 「だれにも、ジャマさせないっ!」 【本番take1】 ザン・パルル 「とまれ、ずんぐりピンク!」 「あのジャマハルダから生かんするとはな…」 「その分だと、キッスもルージュもしりぞけたのだろう。 」 「だが、しんせいなるハイネス様のいのりは…」 「だれにも、ジャマさせないっ!」 「………………おぉっ!また一回で出来た!」 カービィ 「おおwwおめでとうwww」 ザン・パルル 「えへへ…やった…!もう私も一人前ですかね…w」 カービィ 「teke1だけじゃなんだし、もう一回やっとくw?」 ザン・パルル 「やります。 」 カービィ 「え?マジでやんのww!?」 【無駄なもう一回】 ザン・パルル 「とまれ、ずんぐりピンク!」 「あのジャマハルダから生かんするとはな…」 「その分だと、キッスもルージュもしりぞけたのだろう。 」 「だが、しんせいなるハイネス様のいのりは…」 「だれにも、ジャマさせないっ!」 「ホッホゥwwwwウッフフwwwwwwwww」 カービィ 「めっちゃ喜んでんじゃんwww二回目もできてよかったねwwww」 ザン・パルル 「すいませんwwwつい喜びが漏れ出てしまってwww」 カービィ 「三回目はw?」 ザン・パルル 「やりますかw?」 カービィ 「もういいよwwww」 [newpage] [chapter:遥か、きらめきの勇者たち 神降衛生エンデ2] 【台本】 ザン・パルル 「あぁ……ハ、ハイネス…さ…まぁ………」ガクッ ハイネス 「ンジャ?」 「な~にやらさわがしいですねぇ~。 」 「えっとぉ~アナタ、ジャマですぅ。 」ドンッ 「さてぇ~…」 「われらがカミのぉ~…」 「ふっかつにはエネルギーがぁ~…」 「ま~だぁたりないようですねぇ~…。 」 「これはもう、われわれはぁ~…」 「ホロビのみちをぉ~…たどるしかぁ~…」 「なぁいので~…」 「しょ~かぁ~~~~?」 「いなっ」 「いなぁっ!」 「いなっいなっいなっ!」 「いなイナいなイナいなイナいなイナいなイナいなイナいなイナいな……」 「ゼッタァ~イ、い~~~~~~~~~~なぁっ!!!!」 「ぎんがのはてにおいやられたまりょくをつかさどるわれらいちぞくのひがん!おまえなぞにこのせきねんのおもいのとうとさがわかるのか?いやわかるはずがないだんじてないないないない!かつてともであったヤツらはわれらいちぞくのチカラにおそれたのか、いちぞくをみなことごとくふういんしぎんがのはてへとおいやった!それでもあきたらずかこのれきしからそのそんざいさえいっぺんものこさずけしさろうとしたぁ!われらのまりょくがあってこそ、ヤツらのかがくとゆうわすることでなしえたいだいなはんえい!ぎんがのききともよべるあのおぞましいあくむをしりぞけたわれわれにたいしあまりのしうち!これはごかいなどではけっしてないない!われをくるっているなどといったヤツらよきこえているか!ぎんがのさいはてへとわれらをおきざりにしてたびだちいまもおそらくどこかでのんきにくらしておるオマエらにもはやみらいなどないやみのぶっしつをまつるわがいちぞくのふっけんはちかいみながいつわりときめつけおったでんせつのしょのとおりについにわれらはカミのおられるうつわをてにいれたのだめざめさせしものにそまりじひをくださるというそのカミのうつわはいまみたされつつあるついにいだいなるカミがたんじょうするときがきたのだあたんじょうするぞたんじょうするぞたんじょうするぞお~はっぴぃーばーすで~い!あらたなるれきしよぉじだいよぉ~!はっぴぃーばーすで~い」 「いだいなる、カミよおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」 「ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ…………………………」 「と、いうわけでしてぇ~…」 「ふっかつのぎしきをジャマしただ~れかさんにはぁ~…」 「みこころのま~まにぃ~…」 「しんで、もらいますです!!」 【本番take1】 ザン・パルル 「あぁ……ハ、ハイネス…さ…まぁ………」ガクッ ハイネス 「ンジャ?」 「な~にやらさわがしいですねぇ~。 」 「えっとぉ~アナタ、ジャマですぅ。 」ドンッ 「さてぇ~…」 「われらがカミのぉ~…」 「ふっかつにはエネルギーがぁ~…」 「ま~だぁたりないようですねぇ~…。 」 「これはもう、われわれはぁ~…」 「ホロビのみちをぉ~…たどるしかぁ~…」 「なぁいので~…」 「しょ~かぁ~~~~?」 「いなっ」 「いなぁっ!」 「いなっいなっいなっ!」 「いなイナいなイナいなイナいなイナいなイナいなイナいなイナいな……」 「ゼッタァ~イ、い~~~~~~~~~~なぁっ!!!!」 「ぎんがのはてにおいやられたまりょくをつかさどるわれらいちぞくのひがん!おまえなぞにこのせきねんのおもいのとうとさがわかるのか?いやわかるはずがないだんじてないないないない!かつてともであったヤツらはわれらいちぞくのチカラにおそれたのか、いちぞくをみなことごとくふういんしぎんがのはてへとおいやった!それでもあきたらずかこのれきしからそのそんざいさえいっぺんものこさずけしさろうとしたぁ!われらのまりょくがあってこそ、ヤツらのかがくとゆうわすることでなしえたいだいなはんえい!ぎんがのききともよべるあのおぞましいあくむをしりぞけたわれわれにたいしあまりのしうち!これはごかいなどではけっしてないない!われをくるっているなどといったヤツらよきこえているか!ぎんがのさいはてへとわれらをおきざりにしてたびだちいまもおそらくどこかでのんきにくらしておるオマエらにもはやみらいなどないやみのぶっしつをまつるわがいちぞくのふっけんはちかいみながいつわりときめつけおったでんせつのしょのとおりについにわれらはカミのおられるうつわをてにいれたのだめざめさせしものにそまりじひをくださるというそのカミのうつわはいまみたされつつあるついにいだいなるカミがたんじょうするときがきたのだあたんじょうするぞたんじょうするぞたんじょうするぞお~はっぴぃーばーすで~い!あらたなるれきしよぉじだいよぉ~!はっぴぃーばーすで~い」 「いだいなる、カミよおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」 カービィ 「おおおおおおぉぉぉ~!!!」パチパチパチ ザン・パルル 「すっごい…。 」パチパチパチ ハイネス 「ハァ…ハァ…いやぁ~それほどでも…あれ?」 カービィ 「どしたの。 」 ハイネス 「これって本番ですよねぇ~…」 カービィ 「あ…本番だ。 ごめんリハだと思ってた。 」 ハイネス 「ちょっと!?」 【take32】 ザン・パルル 「あぁ……ハ、ハイネス…さ…まぁ………」ガクッ ハイネス 「ンジャ?」 「な~にやらさわがしいですねぇ~。 」 「えっとぉ~アナタ、ジャマですぅ。 」ドンッ 「さてぇ~…」 「われらがカミのぉ~…」 「ふっかつにはエネルギーがぁ~…」 「ま~だぁたりないようですねぇ~…。 」 カービィ 「あ~っwまたwwww」 ザン・パルル 「ちょっと~wハイネス様~w」 ハイネス 「だってぇ~…」 【別シーン台本】 ハイネス 「ヴ………」 「ヴ………」 「ヴッ!」 「ヴンギャマエヴィティリゴッポコポォォーーーッ!!」 【本番take1】 ハイネス 「ヴ………」 「ヴ………」 「ヴッ!」 「ヴンギャマエヴィティリゴッポコポォォーーーッ!!」 カービィ 「オオォゥッ!!? 」 ザン・パルル 「wwwwww」 フラン・キッス 「今、素でびっくりしましたよねww」 カービィ 「ごめんごめん…あーいや、結構くるものがあるねw」ドキドキ フラン・ルージュ「だってハイネス様、よかったねw」 ハイネス 「よくはないよぉ~…。 」 カービィ 「ふーっ…落ち着いてきた…。 じゃtake2いこうかw」 [newpage] [chapter:遥か、きらめきの勇者たち 神降衛生エンデ3] 【台本】 ハイネス 「お、お、おのれぇ~い…」 「ま、まさかこのハイネス様がぁ~…やぶれるとはぁ~…」 「イケニエえぇ~…」 「イケニエさえぇ~あればぁ~…」 「ならばどうするぅ…?」 「しれたことぉ~…」 「さいこうのまりょくをもったぁ~ものたちをぉぉぉぉぉ~…」 「そしてかくなるはぁ~…この、わがみをもぉ~…」 「はかいのカミへ~…」 「ささぐ~………」 「さぁぁ…よみがえってくださいよぉぉ……っ」 「われらがカミぃぃ………………」 「破神…エンデ・ニル!!」 【本番take1】 ハイネス 「お、お、おのれぇ~い…」 「ま、まさかこのハイネス様がぁ~…やぶれるとはぁ~…」 「イケニエえぇ~…」 「イケニエさえぇ~あればぁ~…」 「ならばどうするぅ…?」 「しれたことぉ~…」 「さいこうのまりょくをもったぁ~ものたちをぉぉぉぉぉ~…」 「そしてかくなるはぁ~…この、わがみをもぉ~…」 「はかいのカミへ~…」 フラン・キッス 「ン゛ッwwwwwwww」 ハイネス 「ちょっと、なんで笑ったのw!?」 フラン・キッス 「ごめんなさい…ww」 フラン・ルージュ「仕方ないよキッスちゃん…w」 ハイネス 「どういうこと!?」 カービィ 「ごめん、ボクもちょっと面白いと思った。 」 ハイネス 「えぇ~…」 【take2】 ハイネス 「お、お、おのれぇ~い…」 「ま、まさかこのハイネス様がぁ~…やぶれるとはぁ~…」 「イケニエえぇ~…」 「イケニエさえぇ~あればぁ~…」 「ならばどうするぅ…?」 「しれたことぉ~…」 「さいこうのまりょくをもったぁ~ものたちをぉぉぉぉぉ~…」 「そしてかくなるはぁ~…この、わがみをもぉ~…」 「はかいのカミへ~…」 「ささぐ~………」 「さぁぁ…よみがえってくださいよぉぉ……っ」 「われらがカミぃぃ………………」 「破神…エンデ・ニル!!」 フラン・キッス 「ンフフフwwwwwwwwwwww」 フラン・ルージュ「オホッハァwwwwwwwwwwwww」 ザン・パルル 「アフッフフwwwwwwwwwwwww」 カービィ 「プルスコwwwwwwwwフヒwwwwwww」 ハイネス 「なんで!?」 カービィ 「ごめん…w」 フラン・キッス 「なんか笑っちゃうんですよね…w」 ハイネス 「…」 ハイネス 「そしてかくなるはぁ~…この、わがみをもぉ~…」 フラン・キッス 「アハハッwwwwwwwwwwww」 フラン・ルージュ「ンギィィwwwwwwwwwwwww」 ザン・パルル 「ッフンフフwwwwwwwwwwwww」 カービィ 「モルスwwwwwwファwwwwww今のはわざとでしょwwwww」 ハイネス 「wwwwwwwwwwwwwwwww」 エンデ・ニル 「…出番まだ?」 [newpage] [chapter:アナザーディメンションヒーローズ1] 【台本】 ダークサイド ハイネス 「ヴ………」 「ヴ………」 「ヴッ!」 「ヴンマジシャスエヴィティリッガマポップーーーッ!!」 【本番take1】 ダークサイド ハイネス 「ヴ………」 「ヴ………」 「ヴッ!」 「ヴンマジシャスエヴィティリッガマポップーーーッ!!」 カービィ 「うん。 」 フラン・キッス 「まぁ二回目ですし慣れますよねw」 カービィ 「まーね。 」 フラン・ルージュ「ちなみにハイネス様今回セリフそれだけだよ。 」 ハイネス 「は?」 [newpage] [chapter:アナザーディメンションヒーローズ2] 【台本】 ザン・パルル 「ハイネス様っ!!」 「こ、これは…」 「次元の穴へ飲みこまれたというハイネス様を探して、」 「異界の果てまで来たのだが…」 「ずんぐりピンク!まさか、お前かっ!」 「キッス、ルージュ!ここへ!」 フラン・ルージュ「な…」 「なによコレぇぇ!」 「ハイネス様が…っ」 「また、オ・マ・エかぁーっ!!」 「…ジャマッデム ジャマッデムッ!!」 「ウンジャマッデムゥゥーッ!!」 フラン・キッス 「…ルージュさん、少し落ちついて。 」 「このおすがた……」 「やはりまだあのころのハイネス様ではないのですね……」 「未来へとみちびいてくださった、あのころの……」 ザン・パルル 「キッス、ルージュよ、あんずるでない。 」 「今こそハイネス様へわれわれがごおんを返す番なのだ。 」 「その前にずんぐりピンクよ!」 「いや…」 「星のカービィ!」 「ついに、宿えんをはらす時が来たようだ。 」 ザン・パルル 「まぁ仕方ない、私も緊張している。 キッスの気持ちもわかる、」 「これだけ時間が空けば流石に ブッwwwwwwwwwww」 フラン・キッス 「あぁぁぁぁぁぁぁやだ笑わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 ザン・パルル 「すまん…w」 【本番take2】 ザン・パルル 「ハイネス様っ!!」 「こ、これは…」 「次元の穴へ飲みこまれたというハイネス様を探して、」 「異界の果てまで来たのだが…」 「ずんぐりピンク!まさか、お前かっ!」 「キッス、ルージュ!ここへ!」 フラン・ルージュ「な…」 「なによコレぇぇ!」 「ハイネス様が…っ」 「また、オ・マ・エかぁーっ!!」 「…ジャマッデム ジャマッデムッ!!」 「ウンジャマッ ジャマジョムトッペエェ! …あ゛あ!?」 カービィ 「トッwwwポギヒヒwwwあ゛あ!?じゃないよwwwww」 ザン・パルル 「本人が一番驚いてますね…w」 フラン・ルージュ「なんかすっごい器用な噛み方下ような気がするぅ!」 フラン・キッス 「なんでちょっと喜んでるんですかwwww」 【本番take3】 ザン・パルル 「ハイネス様っ!!」 「こ、これは…」 「次元の穴へ飲みこまれたというハイネス様を探して、」 「異界の果てまで来たのだが…」 「ずんぐりピンク!まさか、お前かっ!」 「キッス、ルージュ!ここへ!」 フラン・ルージュ「な…」 「なによコレぇぇ!」 「ハイネス様が…っ」 「また、オ・マ・エかぁーっ!!」 「…ジャマッデム ジャマッデムッ!!」 「ウンジャマッデムゥゥーッ!!」 フラン・キッス 「…ルージュさん、少し落ちついて。 」 「このおすがた……」 「やはりまだあのころのハイネス様ではないのですね……」 「未来へとみちびいてくださった、あのころの……」 ザン・パルル 「キッス、ルージュよ、あんずるでない。 」 「その前にずんぐりピンクよ!」 カービィ 「えっ…?」 フラン・ルージュ「…ん?」 ザン・パルル 「いや…」 「星のカービィ!」 フラン・キッス 「セリフとんだ…」 ザン・パルル 「ついに、宿えんをはらす時が来たようだ。 」 「われら「三魔官シスターズ」の手でこの戦いに決着を…」 「つけ…!…て…ヤリュ…。 な…なんで皆声を合わせないんだっ…!」 フラン・ルージュ「だってなんかセリフとばしたから…。 」 ザン・パルル 「えっ」 フラン・キッス 「ほら、ハイネス様にご恩を返すってセリフ。 」 ザン・パルル 「あっ」 カービィ 「それよりボクは つけてヤリュ が気になった。 」 フラン・キッス 「ワタクシも。 」 フラン・ルージュ「アタシもー!」 ザン・パルル 「触れないでください…。 」 フラン・キッス 「ンッフフwwwかっわいいwwwwww」 ザン・パルル 「あぁぁぁぁぁぁぁやだ笑わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 カービィ 「さっきの恨みか…。 」 【本番take4】 ザン・パルル 「ハイネス様っ!!」 「こ、これは…」 「次元の穴へ飲みこまれたというハイネス様を探して、」 「異界の果てまで来たのだが…」 「ずんぐりピンク!まさか、お前かっ!」 「キッス、ルージュ!ここへ!」 フラン・ルージュ「な…」 「なによコレぇぇ!」 「ハイネス様が…っ」 「また、オ・マ・エかぁーっ!!」 「…ジャマッデム ジャマッデムッ!!」 「ウンジャマッデムゥゥーッ!!」 フラン・キッス 「…ルージュさん、少し落ちついて。 」 「このおすがた……」 「やはりまだあのころのハイネス様ではないのですね……」 「未来へとみちびいてくださった、あのころの……」 ザン・パルル 「キッス、ルージュよ、あんずるでない。 」 「今こそハイネス様へわれわれがごおんを返す番なのだ。 」 「その前にずんぐりピンクよ!」 「いや…」 「星のカービィ!」 「ついに、宿えんをはらす時が来たようだ。 」 「われら「三魔官シスターズ」の手でこの戦いに決着を…」 三魔官シスターズ「「つけてやるっ!!」」るっ!!」 カービィ 「ポロフwwwwwwヒwwwwwww」 フラン・キッス 「…誰かズレましたねww」 ザン・パルル 「誰だ…w?」 フラン・ルージュ「え?ああ!アタシだなぁ!!」 カービィ 「アタシだなぁじゃないんだよwwなんでそんな勇ましいんだww」 フラン・キッス 「こういう人なんですよ…w」 【本番take5】 ザン・パルル 「ハイネス様っ!!」 「こ、これは…」 「次元の穴へ飲みこまれたというハイネス様を探して、」 「異界の果てまで来たのだが…」 「ずんぐりピンク!まさか、お前かっ!」 「キッス、ルージュ!ここへ!」 フラン・ルージュ「な…」 「なによコレぇぇ!」 「ハイネス様が…っ」 「また、オ・マ・エかぁーっ!!」 「…ジャマッデム ジャマッデムッ!!」 「ウンジャマッデムゥゥーッ!!」 フラン・キッス 「…ルージュさん、少し落ちついて。 」 「このおすがた……」 「やはりまだあのころのハイネス様ではないのですね……」 「未来へとみちびいてくださった、あのころの……」 ザン・パルル 「キッス、ルージュよ、あんずるでない。 」 「今こそハイネス様へわれわれがごおんを返す番なのだ。 」 「その前にずんぐりピンクよ!」 「いや…」 「星のカービィ!」 「ついに、宿えんをはらす時が来たようだ。 」 「われら「三魔官シスターズ」の手でこの戦いに決着を…」 三魔官シスターズ「つ「「つけてやるっ!!」るっ!!」っ!!」 カービィ 「フィンセンwwファンwwバッラバラやんwwwwゴッフォwww」 ザン・パルル 「これ…今日で終わらないんじゃないですか?www」 カービィ 「時間はたっぷりあるからwwwいつかできるってwww」 ハイネス 「えっ、わたしそれまで背景に紛れて寝てないといけないんですかぁ~?」 フラン・キッス 「あー…そうなりますね…w」 ハイネス 「ウッワァ…」 ザン・パルル 「絶望に満ちた声ですねww」 フラン・ルージュ「ハイネス様の目が徐々にダークサイド化してますカービィさん!」 カービィ 「はいはいw本編みたいにならないうちに次いくよww」 「はい、take6-!」 おわり.

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天月

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闘神士の力量によって開ける『窓』の大きさは違い、強い闘神士ほど大きな『窓』を開けて充分な力を解放できる結果となる。 式神[しきがみ] 式神界に存在する陰陽の理に則って闘神士と契約することで人間界へと降神する荒ぶる精霊と神々の総称。 「木」「火」「水」「土」「金」の五つの「」を持ち、それぞれに様々な意味の「」を持つ。 現在までに3流派、24種族、72人が認知され、またGBA版「零式」では式神界の統治者「麒麟のツイガ」と前任の「黄龍」が確認されている。 彼らは属性や節季が無い者たちでもある。 闘神士[とうじんし] 地球の生きる力である太極神を敬い、闘神機や神操機によって太極神と契約することで式神を扱う能力を持った者たちの総称。 千年前を境に私利私欲に走るものが多くなる。 老若男女問わず、武家や忍、公家、現代においては、学生やサラリーマンと職種も問わない。 神操機[ドライブ] 神闘士が式神を人間界に呼ぶための召喚機械。 機械の様に見えるが実際は印と念の集合体みたいなもの 物質と精神の中間。 1000年前から使用されていたものは球状だったが、漫画版の途中、及びアニメ版[漫画版の数年後]ではグリップ型の神操機[ドライブ]に変わっている。 空中に闘神機は風水の八卦の方向 八方位 に神繰機は「震」「兌」「離」「坎」の四方に印をきる事でそれぞれの式神の技を発動させることができる。 同じ方位に連続しても発動可能だが、個人限定などの場合がある。 ただし、零神操機は通常よりポテンシャルが高く、地流闘神士ウジヤマが「貴重・・・」と言っていたので量産には不向きのようだ。 闘神機[とうじんき] 陰陽道の「秘中の秘」である式神を召喚し命令を伝える機械。 形は球状で、色は四神と同色が主流。 太極神と契約を交わし、その理由を明確にし成功すれば契約が完了。 「式神降神!」で、契約した式神を召喚する。 八方音で印を縦、横、斜めに切ることで、式神は攻撃などをする。 神操機と比べると力を押さえ気味になっており、潜在能力が高いと亀裂が生じ使い物にならなくなり、最悪の場合、式神が名落宮[ナラク]に堕ちることもある。 ただ、闘神士の記憶消去する危険性が無くなっているのが強みでもあるが、二度とその式神とは再契約できない。 闘神機や、神操機との式神ごとの交換も可能。 闘神符[とうじんふ] 闘神士が副次攻撃に使用する赤い札。 鬼門に描かれている図柄が記され念を込めて投げ放ったり、設置したりすることで効果を発動する。 それ以外にも式神を降神させたり罠や呪い、式神を破壊する符も存在する。 闘神士の能力を持たない一般人や式神にも扱える。 天流 アニメ版主人公「太刀花 リク」が所属する闘神士一派のひとつ。 伏魔殿 鬼門 を悪用する物の侵入などを排除するのが主任務。 ただし1000年前の地流の叛乱で次期宗家は行方知れずになり現代において「関西国際空港事件」、「マホロバの乱」によって壊滅状態になり離散状態になっている。 地流 本来は伏魔殿 鬼門 から発生した魑魅魍魎の討伐を主任務としていたが、1000年前突如として天流と袂を分かつことに。 その後衰退の一途を辿ったが、現代において宗家を名乗る「ミカヅチ」によって復興。 天流の崩壊を目的と変わってしまい一部に離脱者がいたりもする。 神流[じんりゅう] 天流、地流の根幹を成す流派。 大神マサオミは本来此処に属している。 ヤクモは「マホロバの乱」終結後、暗躍しているのを察知し奔走している。 流派章[りゅはしょう] 闘神士である証のリストバンド。 身に付けると中央部の紋章が浮かび上がり、人目でどの流派か判る。 1〜8まで位があり、最上級は「極」[きわめ]と呼ぶ。 ただし、上位になるにはそれ相応の力量が無ければ昇格できない。 その為、地流は妖怪退治よりも式神を多数倒したほうが効率が良い方法を天流殲滅として利用し、一部の闘神士たちが躍起になっている。 印[いん] 闘神士たちが、闘神機や神操機で式神に攻撃などを伝えるサイン。 これが無いと本来の力や有効的な戦いが出来ない。 最初から知っている筈ではないので新しい印を覚えることは、少なからず強くなれるとも言える。 天流の者は、各地の伏魔殿や祠にあるものを探すという修行方法をとる。 また信頼の証として式神自身が教えることもある。 八方音[はっぽうおん] 印入力する時に唱える云わば武器言語や呪文詠唱のこと。 八方位や入力する印を音で表している。 下図の通り 印一つ・・・単純格闘攻撃。 印二つ・・・五属性による副次効果付き格闘攻撃。 印三つ・・・陰陽武具の召喚、連続攻撃など 印四つ・・・必殺技。 神操機では超必殺、超絶必殺、極め奥義も含む。 印五つ〜八つ・・・闘神機での超必殺技、超絶必殺、極め奥義。 なお、八方音は闘神機特有であり、神操機では「震」「兌」「離」「坎」四方向だけで繰り出すことで発動する。 伏魔殿[ふくまでん] 鬼門の別称。 強力な力場で、その姿は区々あり、闘神符の図柄と同じ方陣を描いているのが一般的。 各地に点在し、各々属性が異なっている。 その付近には必ず武具や技の印が存在し、天流の者は修行の一環として訪れることもある。 内部に入ることは一部の天流の者でも重要事項で、禁断の場所としている。 内には複雑な迷路と闘神石で生み出された土地が無数に存在しているが、本編では最大の謎が此処にあるらしい。 名落宮[ナラク] 闘神士が戦闘中に命を落としたり、闘神機や神操機が破壊されたり、闘神士が式神を拒んだりして記憶を無くした時、また闘神士を直接狙うなどの禁を犯した場合に 式神が式神界へ帰る事無く堕とされる彼らにとっては地獄の様な世界。 伏魔殿 鬼門 とは異なる複雑且つ、深く、広大な異空間。 そして、零 神操機[ゼロドライブ]が封印されていた、玄武のラクサイが住まう場も存在する。 鬼門から通ることも出来るが、召喚機械に式神を連れていると危険が大きくなるらしい。 もし、母体である言霊が消滅せず、記憶を無くした闘神士が再び取り戻したいときは、その式の元までたどり着かねばならない。 式神たちは現実世界では力を抑えられた姿をしており、 式神が心技体の力を使い、闘神士と心を通わせることで発動する式神界での本来の姿(戦闘形態)。 姿は様々で、荒神その者もいれば、戦車や置物の姿の式もいる。 別の言い方をすれば暴走そのもので、その姿になったときの記憶は皆無に等しい。 因みにこの形態では式の名前も別称になる。 また、地流の科学者陣は人工的に発生する手段を闘神石で代用しようとするが、 その結果、本来の大降神とは異なる姿の『疑似大降神』と呼ばれる 戦闘形態には成れるが、式の意識に反し内外の暴走、召喚機械に触手のような物が現れ闘神士の腕に侵食、最終的には自滅に陥る。 発動条件が良い大降神 例 弧月拳舞 必体 +怒涛斬魂剣 必技 +百鬼滅衰撃 超必心 =大降神 怒涛斬魂剣 体必 +白虎妙王返 極奥義技 +破軍孤影斬 心必 =大降神 この公式でなくても、心技体が一つずつ入っていれば全てが超必殺技、極奥義でも可能。 ウツホ 千年以上前に現れた妖怪をも生み出す謎の異能者。 闘神士の祖先たちが総力を結集し伏魔殿に封じ込め、その後その地を守護する天流、漏れ出た魑魅魍魎を討伐する地流の源流が生まれた。

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第0024話 千人の諾諾は一士の諤諤に如かず

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砦跡 ( とりであと )の中、 一番奥 ( いちばんおく )にある 廃屋 ( はいおく )には20人ほどの 生命体反応 ( せいめいたいはんのう )がある。 その他の 廃屋 ( はいおく )にはない。 取 ( と )り 敢 ( あ )えず、 砦 ( とりで )の 方 ( ほう )は 後 ( あと )からにしよう。 まずは、こちらへと向かってくる ヤツら を 片付 ( かたづ )けるとするか……。 えーと、おおよそ20人といったところだな。 ソルヴェン・ケヴァインと、その 手下 ( てした )どもが、馬でこちらへと向かってくる。 取 ( と )り 敢 ( あ )えず俺は、 砦跡 ( とりであと )の 門 ( もん )の 前 ( まえ )でストーカー 野郎 ( やろう )を 待 ( ま )ち 構 ( かま )えることにした。 暫 ( しばら )くすると馬に乗ってヤツらがやって来た! 俺はヤツらの方へと進み出て、ヤツらの前に 立ちはだかって やった! 「うっ! だ、誰だ、お前は!? 邪魔 ( じゃま )をするな! そこをどけ!」 手下 ( てした )どもも 皆 ( みな )、 馬 ( うま )を 止 ( と )めてこちらを 睨 ( にら )み 付 ( つ )けている! 「お前は誰だってぇ? ふん! 困 ( こま )った 兄 ( にい )ちゃんだなぁ。 人に 名前 ( なまえ )を聞く前に、まずは、てめぇが 名乗 ( なの )るのが スジ ってもんだろうが? 違うかぁ?」 いきなり 不審者 ( ふしんしゃ )が 現 ( あらわ )れて、 行 ( ゆ )く 手 ( て )に 立 ( た )ち 塞 ( ふさ )がっているんだからなぁ、この状況で自分の名前を名乗るようなバカはいないだろう、普通は…… 単に相手を からかう つもりで言ってやったのだ! …が…… 「ああ、それは失礼した。 私は ラウロボルムの町 の"ケヴァイン 男爵家 ( だんしゃくけ )"の 五男 ( ごなん )、ソルヴェン・ケヴァインである! さぁ 名乗 ( なの )ったぞ、今度はお前の番だ! 名乗れ!」 あらら? じ、実は真面目なヤツなのか!? な~んか 調子 ( ちょうし )が 狂 ( くる )うヤツだなぁ……。 しょうがない、俺が誰なのか教えてやるか…… 「俺かぁ? 俺の 正体 ( しょうたい )を知ると 震 ( ふる )えが 来 ( く )るぜ? 聞いても大丈夫かぁ?」 「うるさい! 私はちゃんと名乗ってやったんだぞ! とっとと名乗れよ!」 「しかたねぇなぁ、教えてやろう! 俺はこの世界の神だ! ほれ……」 眉間 ( みけん )の " 印 ( しるし )" を 一際 ( ひときわ ) 輝 ( かがや )かせる! 「はははっ! 神がお前みたいな 小僧 ( こぞう )であるわけがないっ! 冗談 ( じょうだん )を言うのはやめろ! 本当のことを言え!」 ああ、ダメだこりゃ……もう、 面倒 ( めんどう )くせえ……。 「転送!」 ストーカー 男 ( おとこ )" 一味 ( いちみ )" が乗っていた "馬だけ" を遠くへと転送してやった! 走っている馬を転送すると転送先で勢い余って転倒したりして怪我を負ってしまう危険性があるのだが……今、馬はみんな止まっていたので、転送によって、罪のない馬たちが 怪我 ( けが )をすることはないだろう。 うわっ! どわっ! ぶひっ! がはっ! …… 乗っていた急に馬が消えてしまったため、ほとんどのヤツが、"しこたま" ケツを地面に打ちつけたのだ! そいつらはみんな、痛みに顔を 歪 ( ゆが )めて動けないでいる! 中には 顔面 ( がんめん )から 地面 ( じめん )に 落下 ( らっか )したヤツもいる!? あまりの痛さに目に涙を浮かべている者たちも多い。 「てめぇが、俺の 大事 ( だいじ )な レキシアデーレ につきまとっているクズ野郎だな?」 「もう一度聞こう。 お前は誰なんだ! 我 ( わ )が 愛 ( いと )しのレキシアデーレの何だ!?」 「だから俺は神だ! で、俺は彼女の…そうだなぁ……なんというか 保護者 ( ほごしゃ )だな」 「そうか! 保護者 ( ほごしゃ )か! じゃぁ、レキシアデーレ との 結婚 を 認 ( みと )めてもらおう! さもないと……この神官の命が……って、あれ? あれっ!? えっ!?」 なんたる 間抜 ( まぬ )け! 今頃 ( いまごろ )、神官の スリンディレ がいないことに気付いたとはなぁ……やれやれ……。 スリンディレを馬の 背 ( せ )に、自分のすぐ 後 ( うし )ろに 縛 ( しば )り 付 ( つ )けていたんだから…… スリンディレがいなくなりゃ分かるだろうが、普通は。 せめて、馬が消えて地面に落下した時には気が付けよなぁ…ったく。 人質のことが気にならなかったのかねぇ? 普通は人質が無事かどうかを確認するよなぁ。 あきれていると、ストーカー男の 手下 ( てした )どもが、俺を 取 ( と )り 囲 ( かこ )もうと 動 ( うご )き 出 ( だ )す! "見えざる神の手" で、 全員 ( ぜんいん )を 真上 ( まうえ )から 地面 ( じめん )に 押 ( お )さえ 込 ( こ )み…… 平伏 ( へいふく )させ、身動きが取れないようにしてやった! 今、ヤツらは全員が 無理矢理 ( むりやり ) 土下座 ( どげざ )させられたかのような状態でいる。 さあ、それではコイツらを とっとと 始末 ( しまつ )しようか…と思ったちょうどその時だ! 「 小僧 ( こぞう )! 動くな! ゆっくりと 振 ( ふ )り 返 ( かえ )ってこっちを見ろ!」 背後 ( はいご )から男の 野太 ( のぶと )い 声 ( こえ )がした!? ん!? なんだ? ストーカー男とその手下どもを地面に押しつけたままにして…… おもむろに ( ゆっくりと )振り返る。 「この女どもが目に入らないか!? 大人しくすぐに 若 ( わか )を 解放 ( かいほう )しなければ、この女どもを殺すぞ! さぁ! 若 ( わか )を 放 ( はな )せ!」 若? 声の主は、"ソルヴェン・ケヴァイン" の家臣か何かなんだろうか? 年格好からすると、このストーカー男の 守 ( も )り 役 ( やく )かなんかかな? その男の後ろを見ると、全裸の女性たちが数名と、ガラの悪いクソ野郎どもが数名いた。 女性たちは 皆 ( みな )、クソ野郎どもに 腕 ( うで )を 後 ( うし )ろ 手 ( で )にねじ上げられている!? その状態で 砦跡 ( とりであと )から連れられてきたようだ! 女性たちは真っ青な顔をしながら、 苦痛 ( くつう )に 顔 ( かお )を 歪 ( ゆが )めている!? かわいそうに。 早く 解放 ( かいほう )してあげなければ…… ストーカー男を 解放 ( かいほう )するように 迫 ( せま )ってきた男は、 勝利 ( しょうり )を 確信 ( かくしん )したかのような表情を浮かべながら、ニヤリと笑いやがった! 「おのれぇーーっ! 卑怯 ( ひきょう )だぞ! 女性たちを 解放 ( かいほう )しろっ! この野郎! …………と、でも言うと思ったかぁ? ざぁ~んねんでしたっ! …… 転送!」 砦跡 ( とりであと )から連れて来られた、 拘束 ( こうそく )されていた女性たちを、 全員 ( ぜんいん ) 一気 ( いっき )に俺のもとへと転送してやった! すぐに、転送されてきた女性たちを浄化して、治療し、服を着せてやろう! 「完全浄化! 完全修復! 下着、衣服類装着! …… 」 自分たちが 拘束 ( こうそく )していた女性たちが 突然 ( とつぜん )目の前から消えて…… あたりを きょろきょろ と 見回 ( みまわ )していた男どもは、女性たちが服まで着て俺の 側 ( そば )にいることに 驚愕 ( きょうがく )した! 女性たちの魂の履歴に記録されていた映像をチラリと見た限りでは…… どうやら女性たちは近隣の村々から 攫 ( さら )われて来て、 慰 ( なぐさ )み 者 ( もの )にされていたようだ。 このクソクズゲス野郎どもだけは、絶対に!… 絶対に! 許さん! この女性たちを守りながらでは派手に暴れられない。 取 ( と )り 敢 ( あ )えず女性たちを安全なところへ 避難 ( ひなん )させることにしよう。 さゆりに念話回線をつなぐ…… 『おい、さゆり! 聞こえるかぁ?』 『はい。 シンさん。 何でしょう?』 『今からそっちに女性を数名転送するからさ、その子たちの面倒を見てやってくれ! 盗賊に 拉致 ( らち )、 監禁 ( かんきん )されていたようなんだよ。 ケアを頼むわ』 『分かりました!』 「転送!」 突如 ( とつじょ )、俺の 側 ( そば )にいた女性たちが全員、一瞬で消えるのを目の当たりにしたクソ野郎どもは、目が飛び出んばかりに目を 見開 ( みひら )き、アゴが 外 ( はず )れんばかりに大きく口を開けて驚いている! 俺は 強烈 ( きょうれつ )に 威圧 ( いあつ )する…… 「てめぇらのように、女性を 凌辱 ( りょうじょく )するようなクソ野郎を俺は絶対に許さねぇ! てめぇら、 覚悟 ( かくご )しろよ!」 俺に"若を解放しろ"と 野太 ( のぶと )い 声 ( こえ )で 脅 ( おど )した男。 その後ろに 控 ( ひか )えていたある男が必死に弁明する…… 「ま、ままま、待ってくれ! 俺たちは、そ、そこの 若造 ( わかぞう )に 金 ( かね )で 雇 ( やと )われただけだ! もう絶対に悪いことはしねぇ! だから、か、 勘弁 ( かんべん )してくれ! 助けてくれ!」 この男の魂の色はほぼ黒だ。 魂の履歴で確認するとどうやらこのあたりを 荒 ( あ )らし回っている盗賊らしい。 こんなヤツらに 容赦 ( ようしゃ )は 無用 ( むよう )だな。 「はぁあん!? よく言うぜ…ったく、よぉ! そう言って 改心 ( かいしん )したヤツなんざ、見たことがねぇからなぁ~。 それに、てめぇたちは…… 『助けてくれ』と言われて助けてやったことがあるのか? ねぇだろうが? さっきの女性たちが『助けて』と言っても 凌辱 ( りょうじょく )したんだろう? なんで、そんなてめぇらを助けてやらにゃ~、ならんのだ! アホかっ! 許せねぇ! ぜっ・たい・にっ、なっ! …… 爆殺 ( ばくさつ )!!」 ズバババババババババーーーーーーン!!!! 「 爆殺 ( ばくさつ )ーーーっ!」 ズバババババババババーーーーーーン!!!! まずは、 砦跡 ( とりであと )の 方 ( ほう )のクソ野郎どもを、ストーカー野郎の守り役らしき男も含めて全員を 爆殺 ( ばくさつ )し…… 次に、振り向きざまに、フロルセンドゥ村の神殿を襲ったクソ野郎どもを、同じく 爆殺 ( ばくさつ )してやったのだ! もちろん、 爆死 ( ばくし )したヤツらの魂は、キッチリと! " 奈落 ( ならく )システム" へと 放 ( ほう )り 込 ( こ )んでやったことは言うまでも無い! 当然だ! さてと……残るは、ストーカー男、ただひとりである。 「ひいいいぃぃぃぃぃっ!!」 あーあ、 失禁 ( しっきん )しやがった……。 だらしないねぇ……。 「許して下さい! 許して下さい! 許して下さい! 許して下さい! 許して下さい! もう絶対に、絶対にレキシアデーレには近づきません……許して下さい! 許して下さい! 許して下さい! 許して下さい!」 「や~なこったぁ! てめぇの言うことなんざ信用できるかってんだ!? 後腐 ( あとくされ )れ 無 ( な )く 片 ( かた )をつけるんなら……」 ストーカー野郎に向かって "ニヤリ" と笑いながら…… 「てめぇを 始末 ( しまつ )するのが、 一番確実 ( いちばんかくじつ )だとは思わねぇか? なぁ、そうだろう?」 「ひぃぃぃぃぃっ!」 とは言ったものの……さてと、どうやって 始末 ( しまつ )したものかなぁ……。 そう考えていると神官を救おうと追ってきた神殿騎士3人が 漸 ( ようや )くやって来た。 「おう! ご 苦労 ( くろう )さん!」 「あれっ!? う、 上様 ( うえさま )!? ど、どうしてここに?」 「ああ。 お前さんたちの仲間が知らせてくれてな、 先回 ( さきまわ )りしてコイツらをぶっ殺しに来たんだよ。 ちょうど今、コイツの手下どもを、みんな 始末 ( しまつ )したところだ」 あたりには 鉄 ( てつ )さび 臭 ( しゅう )が 漂 ( ただよ )っている…… だから、神殿騎士たちも、ここで 殺戮 ( さつりく )が 行 ( おこな )われたことを理解したようだ。 神殿騎士たちは 皆 ( みな )、驚いている。 「あっ! そうだ! 安心しろよ、スリンディレは無事だぜ。 助け出したぜ。 今は神殿の方にいる。 怪我 ( けが )も治療したし、元気だぜ」 「グラウギンは……コイツの 手下 ( てした )に 斬 ( き )られた、私たちの 仲間 ( なかま )、グラウギンは無事でしょうか!?」 「グラウギン?」 「あ、すみません。 上様 ( うえさま )に 事態 ( じたい )を知らせたヤツのことです」 「おうっ! そっちも無事だぜ。 ちゃんと 怪我 ( けが )は治してやったから、安心しな。 大怪我 ( おおけが )をしているのに必死になって俺に知らせてくれてなぁ。 大 ( たい )したヤツだぜ! 御蔭 ( おかげ )で 先回 ( さきまわ )りすることができて、コイツらを 始末 ( しまつ )することができたんだ」 「おお! そうでしたかっ! 仲間をお助け下さり、ありがとうございます!」 神殿騎士3人全員が頭を 深々 ( ふかぶか )と下げる。 「さてと……コイツをどうするか……だなぁ? 誰か、たっぷりと 苦痛 ( くつう )を味わわせながら殺す、いい方法を知らねぇか?」 「 足 ( あし )に 錘 ( おもり )をつけて、海に 沈 ( しず )めてはどうでしょうか?」 「ひいいいぃぃぃぃぃっ!!」 「そんなんじゃぁ、 手緩 ( てぬる )いんじゃねぇの? もっと……なんていうかなぁ、こう、『早く殺してくれーっ!』ってコイツが思うような "エグい" のはねぇかなぁ?」 「か、かかか、 勘弁 ( かんべん )して下さい。 許して下さい! 許して下さい!」 「 軍隊蟻 ( ぐんたいあり )の 群 ( む )れの中に 放 ( ほう )り 込 ( こ )んでやってはどうでしょうか?」 「ひいいいぃぃぃぃぃっ!!」 「ひいひいひいひぃと…うるせぇんだよ! 四肢粉砕 ( ししふんさい )!」 ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁあ!! 「修復!……今度は "ぎゃあぎゃあ" かよ。 かえってうるさくなっちまうか……。 軍隊蟻 ( ぐんたいあり )ねぇ? 面白 ( おもしろ )そうだなぁ。 でもなぁ、 蟻 ( あり )がどこにいるか分からねぇしなぁ。 探 ( さが )すことはできるんだが……それもちょっと 面倒 ( めんどう )だなぁ……」 「 生 ( い )きたまま 棺桶 ( かんおけ )に 入 ( い )れて、 地中 ( ちちゅう )に 埋 ( う )めてやったらどうでしょうか?」 「ひいっ!」 「……あーーっ! もう! 考えるのが 面倒 ( めんどう )くせえ! 転送!」 泣きながらガタガタと震えていた"レキシアデーレのストーカー野郎"が目の前から消えた。 「えっ!? ヤツをどうしたんですか? ど、どこへ転送されたんですか?」 「もう考えるのが 面倒 ( めんどう )くせえからさぁ……海のど 真 ( ま )ん 中 ( なか )に転送してやったわ。 なんかの 海洋生物 ( かいようせいぶつ )が 適当 ( てきとう )に 始末 ( しまつ )してくれるだろう」 「「「は・は・は・は……」」」 神殿騎士たち3人は、 力 ( ちから )なく笑った。 ちょっと 面白 ( おもしろ )くねぇやり 方 ( かた )なんだがなぁ……まぁ、面倒だし、いいっかぁ! レキシアデーレの 周 ( まわ )りから消えてくれりゃ、 取 ( と )り 敢 ( あ )えずはOKなんだしなっ! もちろんヤツのプライマリーキーの値は " 輪廻転生 ( りんねてんしょう )システム" のブラックリストへ 登録済 ( とうろくず )みだ。 既 ( すで )に、マップ画面上で 砦跡 ( とりであと )には誰もいないことを確認済なんだが…… 念 ( ねん )のために 砦跡地 ( とりであとち )を確認しておきたいと言った神殿騎士たちの意見を 尊重 ( そんちょう )して、砦跡全体を4人で詳しく調べることにした。 真面目 ( まじめ )なのはいいことだからな。 当然だがやはり 砦跡地 ( とりであとち )には俺たち以外、 敵 ( てき )も、 拉致被害者 ( らちひがいしゃ )も……誰もいなかった。 手を抜かず、ちゃんと"自分たちの目"で確認しようとした彼等の姿勢はとても評価できる。 さすが、 神殿視察団 ( しんでんしさつだん )の 護衛 ( ごえい )を 務 ( つと )める者たちだ。 素晴らしい人材である! 「ようし! 取 ( と )り 敢 ( あ )えず、フロルセンドゥ村へ帰るぞ! 馬を連れて俺の 側 ( そば )に来い」 彼等は言われるがままに、馬の 手綱 ( たづな )を 引 ( ひ )きながら、俺の 周 ( まわ )りの 集 ( あつ )まる。 一緒に転送で連れてきた神殿騎士3人は、馬の 手綱 ( たずな )を 握 ( にぎ )ったまま、ポカ~ンとしている。 そうだよなぁ、瞬間移動したんだから、まぁ、普通は驚くわなぁ……。 「シンさん! お帰りなさい!」 「おう! みんな! こっちの様子はどうだ?」 「みんなで 手分 ( てわ )けして、 怪我人 ( けがにん )の 治療 ( ちりょう )をしていましたが、 大怪我 ( おおけが )をした人はひとりもいませんでしたので、すぐに 済 ( す )みました」 さゆりの報告に耳を 傾 ( かたむ )けていると、貴族らしきひとりの男性が 率先 ( そっせん )して火事場の 後片付 ( あとかたづ )けをしているのが目に入った。 念のために魂の色を確認すると "青" だ。 年齢は43歳。 名前は "カルロス・デイビッド・バウル"。 「まぁ 領主様 ( りょうしゅさま )。 お久しぶりですわね」 「ああ、ヘルガちゃんか! 久しぶりだな! 元気かい!? でも、どうしてここに? 神様の 后候補 ( きさきこうほ )に選ばれた 君 ( きみ )が……はっ! 上様 ( うえさま )!」 カルロスという男性が俺に気付いて 跪 ( ひざまず )く。 「あ、 跪 ( ひざまず )かなくてもいいぜ。 俺たちは 忍 ( しの )びの 旅 ( たび )をしているからな。 普通にしていてくれていいぜ」 「恐れ多いことではございますが……わ、分かりました。 仰 ( おっしゃ )る 通 ( とお )りにします。 あ、 申 ( も )し 遅 ( おく )れましたが、私は 前領主 ( ぜんりょうしゅ )をしておりました、カルロス・デイビッド・バウルと申します。 よろしくお願い致します」 「ありがとうな、 率先 ( そっせん )して 後片付 ( あとかたづ )けをしてくれて。 助かるぜ」 「いえ、 恐縮 ( きょうしゅく )です。 これは 貴族 ( きぞく )たる者の 使命 ( しめい )のようなものです」 「"ノブレス・オブリージュ" っていうやつか……。 お前さんのような貴族ばかりだと助かるんだけどなぁ……。 実際はクソ貴族ばかりだから 困 ( こま )るぜ。 この 火災 ( かさい )を 引 ( ひ )き 起 ( お )こしたのも、 男爵 ( だんしゃく )のクソ 5男坊 ( ごなんぼう )だしなぁ……」 「はい。 嘆 ( なげ )かわしいことです」 彼は、にこにこ しながら俺たちの会話を聞いていたヘルガに話しかける……。 「ヘルガちゃんは 小 ( ちい )さい 頃 ( ころ )からの夢が 叶 ( かな )ったんだね? よかったね! 神様のお 后様 ( きさきさま )に選ばれたんだね……本当によかったね!」 「ふふふ。 さすがの 上様 ( うえさま )も、私の 魅力 ( みりょく )に イチコロ でしたわ。 ふふっ!」 「は・は・は……。 ヘルガにゃぁ 敵 ( かな )わねぇなぁ~」 この男が 神殿 ( しんでん )の 怒 ( いか )りを 買 ( か )ったとかいうのか? 信じられないな……。 こんな 立派 ( りっぱ )な 人物 ( じんぶつ )がどうして クビ になったんだ……こりゃ、 何 ( なに )か 裏 ( うら )があるな? 「お、そうだ。 今からこの焼けちまった神殿を修復するから、お前さん、悪ぃが、みんなを神殿から遠ざけてくれねぇか?」 「はい。 承知しました。 では、少々お待ち下さい」 元領主 ( もとりょうしゅ )、カルロスは 後片付 ( あとかたづ )け 作業 ( さぎょう )をしている者たちのところへと 足早 ( あしばや )に 向 ( む )かい、テキパキと 指示 ( しじ )を出す。 …… やはりできる男だ! かなり 人望 ( じんぼう )も 厚 ( あつ )い。 みんなは彼の 指示 ( しじ )に 従 ( したが )って、あっという間に神殿から 距離 ( きょり )をおく……。 さぁ、これで神殿の "完全修復" が可能になったぞ。 「完全修復!」 淡 ( あわ )い緑色をした、美しい 半透明 ( はんとうめい )な光のベールに 包 ( つつ )まれる神殿を見て、 遠巻 ( とおま )きに見ている人々が、 皆 ( みな )、 感嘆 ( かんたん )する。 いつ見ても美しい光だ。 光は一瞬で消え、神殿が焼ける 前以上 ( まえいじょう )に美しく 蘇 ( よみがえ )る! 人々からは 大歓声 ( だいかんせい )が上がった! 「いやぁ~、 上様 ( うえさま )! お 見事 ( みごと )でございまする!」 そう言いながら、ぶよぶよに太った男が 近寄 ( ちかよ )ってくる? 魂の色は "赤" だ。 警戒 ( けいかい )しておいた 方 ( ほう )がいいな。 男はゆっくりと、そして、 大 ( おお )げさに 拍手 ( はくしゅ )をしている……。 「ん? お前さんは誰だ?」 「ははは。 まさかご存じないとは。 遺憾 ( いかん )ですなぁ。 私は 統括神官 ( とうかつしんかん )の "ジーノ・イスト・ギューノ" です。 どうかお 見知 ( みし )り 置 ( お )きを」 元領主 ( もとりょうしゅ )、カルロス・デイビッド・バウルの表情が 険 ( けわ )しくなる。 「ジーノ、ちょっと教えてくれるか? お前さんは何でこのカルロスを領主の 座 ( ざ )から引きずり下ろしたんだ?」 「 引 ( ひ )きずり 下 ( お )ろすとは、 人聞 ( ひとぎ )きが 悪 ( わる )いですねぇ……。 この男は、神殿への 寄進 ( きしん )を 渋 ( しぶ )ったのです。 上様 ( うえさま )のご 結婚 ( けっこん )のお 祝 ( いわ )いとして、 全村民 ( ぜんそんみん )からお 祝 ( いわ )い 金 ( きん )を 徴収 ( ちょうしゅう )するようにと、お願いしたのに、この男は、それを 突 ( つ )っぱねたんですよ。 神殿 ( しんでん )の 意向 ( いこう )にしたがって 下 ( くだ )さらないから、 辞 ( や )めていただいたに 過 ( す )ぎません」 「お 祝 ( いわ )い 事 ( ごと )は、 当人 ( とうにん )たちの気持ちの問題です。 お 祝 ( いわ )いの 金品 ( きんぴん )を 送 ( おく )る、 送 ( おく )らないは、それぞれ 個人 ( こじん )の 判断 ( はんだん )に 委 ( ゆだ )ねるべきだと私は申し上げただけです。 税金 ( ぜいきん )のように 徴収 ( ちょうしゅう )するものではないと、私は今でも思っています。 この考え方は間違っているのでしょうか?」 「間違っているからクビにしたんです。 神殿の 意向 ( いこう )に 逆 ( さか )らうのは 不敬 ( ふけい )です! 商業ギルドも、冒険者ギルドも……他のどの 団体 ( だんたい )も 快 ( こころよ )く 寄進 ( きしん )しましたよ! 貴方 ( あなた )だけですよ。 ごねたのは!」 ああ……なんということだ! 千人 ( せんにん )の 諾諾 ( だくだく )は 一士 ( いっし )の 諤諤 ( がくがく )に 如 ( し )かず! この 元領主 ( もとりょうしゅ )は、 稀代 ( きだい )の 賢人 ( けんじん )だ! これほどの 人材 ( じんざい )を 手放 ( てばな )すなんて 愚 ( おろ )かだ! 元領主 ( もとりょうしゅ )とコイツが話している間に……コイツ、"ジーノ" の魂の履歴をざっと見て色々なことが分かっている。 「おい、統括神官の ジーノ・イスト・ギューノ とやら、てめぇはクビだ! とっとと、この村から出て行きやがれ!」 「な、なななな、何を 仰 ( おっしゃ )るんですかっ! 恐 ( おそ )れながら……頭は大丈夫ですか? どうか なさったんじゃないですか!?」 「てめぇ、 失礼 ( しつれい )なヤツだな!? 殺されてぇのか!?」 強烈 ( きょうれつ )に 威圧 ( いあつ )した。 「ひぃ~っ!」 「これだけの 賢人 ( けんじん )を 領主 ( りょうしゅ )の 座 ( ざ )から 引 ( ひ )きずり 下 ( お )ろしやがって……お前はバカか? しかも! 寄進 ( きしん )させた 金品 ( きんぴん )は、すべててめぇが 私 ( わたくし )してるじゃねぇか!? 俺がそのことを分からねぇとでも思ったか!? このクソぶた野郎がっ! てめぇの 全財産 ( ぜんざいさん )は 没収 ( ぼっしゅう )だ! 身 ( み )ひとつでこの村からとっとと出て行きやがれっ! このスットコドッコイがっ!」 「おのれぇーーーーっ! 言わせておけば……ファイヤーボー……ぐはっ!」 ぶた野郎が俺に向かってファイヤーボールを 放 ( はな )とうとしたようだ……。 だが、この男は、最後まで言葉を 発 ( はっ )することはできなかった。 男が言葉を言い終える前に、スケさんとカクさんが男の前へと高速移動し…… 二人は男の前で走る方向をクロスさせながら、男の身体の直前で剣を 抜 ( ぬ )いた! 直後、男の身体は 水平 ( すいへい )に3つの " 塊 ( かたまり )" に 切断 ( せつだん )される! スケさんが、男の右から左に移動しながら水平にぶった切り…… カクさんが、男の左から右へと移動しながら、水平にぶった切ったのだ! 見事 ( みごと )なコンビネーションだ! 切り口は 相変 ( あいか )わらず 素晴 ( すば )らしく 鮮 ( あざ )やかである。 その様子を見ていた者たちから 悲鳴 ( ひめい )があがる! あたりには 強烈 ( きょうれつ )な 鉄 ( てつ )さび 臭 ( しゅう )が 漂 ( ただよ )う……。 スケさんとカクさんが、剣を 一振 ( ひとふ )りし、剣についた血を 振 ( ふ )り 払 ( はら )い、剣を 鞘 ( さや )に 収 ( おさ )めてこちらへと歩き出した。 「スケさん! カクさん! 危ねぇ! しゃがめ!」 俺の声に 反応 ( はんのう )してスケさんとカクさんがその場にしゃがむ…… 直後! 二人の 頭上 ( ずじょう )を何かが 高速 ( こうそく )で 通過 ( つうか )した。 「シールド 展開 ( てんかい )!」 俺は 周 ( まわ )りにいる人たち すべてを 覆 ( おお )う ようにシールドを 展開 ( てんかい )する! 統括神官の "ジーノ・イスト・ギューノ" は死んでなかったのだ! 分断 ( ぶんだん )された 身体 ( からだ )の " 部分 ( ぶぶん )" が 元 ( もと )に 戻 ( もど )っただけではなく、 身体 ( からだ )が 巨大化 ( きょだいか )し、オーク・キングのような魔物に変身したのだ! そして、その " 化 ( ば )け 物 ( もの )" となった "ジーノ" が、スケさんとカクさんの頭を 狙 ( ねら )って 振 ( ふ )るった 腕 ( うで )が、彼女たちの 頭上 ( ずじょう )を 高速 ( こうそく )で 通過 ( つうか )したのだった。 「がはははははっ! 女神シオン様から 加護 ( かご )を 授 ( さず )かったこの俺をそう簡単に殺せるとでも思ったか! 愚 ( おろ )か 者 ( もの )め! …… 喰 ( く )らえ!」 なーんか 攻撃 ( こうげき )してくるけど、シールドがあるから平気だ。 全然問題ない! しかし……女神シオンの加護? なんだそりゃ!? 神殿の統括神官がシオン教徒だったのか? うわぁ、ダメダメじゃないかっ! ジーノをターゲット指定して 開発環境 ( かいはつかんきょう )を 起動 ( きどう )し、ヤツの情報を確認してみた。 なるほどぉ、コイツのプロパティとイベントに 編集 ( へんしゅう )された 痕跡 ( こんせき )があるな。 プロパティ値は……ふむ。 変更可能だな。 ん? イベントハンドラは、全部 難読化 ( なんどくか )されて外部に保存されているぞ!? 外部に保存されたコードを、インタープリターらしき外部プログラムへ渡すようになっているな。 凝 ( こ )ったことをしやがるな! イベントハンドラを 覗 ( のぞ )けないようにしているのかぁ? 多分、イベントハンドラ内で、死からの 復活 ( ふっかつ )と、 怪物化 ( かいぶつか )を引き起こすようになっているんだろうな。 コイツを何度殺しても、イベントハンドラが呼び出されて、コイツを怪物化状態で復活させるようにしてあるから、イベントハンドラを修正できないようにしているのだろうなぁ……。 ……だが! 笑っちゃうよなぁ。 コイツの " 復活 ( ふっかつ )" を" 阻止 ( そし )"するのに、何もわざわざ、コイツのイベントハンドラを修正する必要がないことくらい、分かりそうなものなのになぁ……。 イベントとイベントハンドラとのつながりを、 断 ( た )ち 切 ( き )ってしまえばいいだけだ。 だから、サクッとイベントハンドラを 削除 ( さくじょ )してやろう! 女神 ( めがみ )シオンってのは、 間抜 ( まぬ )けなのか? それとも……俺がこうすることまで考えて、なにか 罠 ( わな )でも 仕掛 ( しか )けてあるのか? イベントハンドラに、"インタープリター"を"ワンクッション"かませる技術があるというのに、なんだかやっていることが "とんちんかん" なんだよなぁ。 だから、きっと 罠 ( わな )が 仕掛 ( しか )けられているに違いない! な~んか、わくわくする! 取 ( と )り 敢 ( あ )えず " 魔物 ( まもの )っぽく" なったぶた野郎の "イベントハンドラ" を 全消去 ( ぜんしょうきょ )して、プロパティ値も、ただの "オッサンレベル" に変更してやった。 「リブート!」 「ふへっ!?」 ぶた野郎のシステムをリブートしてみた! さぁ、どうだっ!? シオンの 罠 ( わな )が 発動 ( はつどう )するんじゃないかと、わくわく しながら待っていたのだが…… 何も起こらない!? 何も起こらずに、 無事 ( ぶじ )に 再起動 ( さいきどう )してきた!? え? 何も起こらないのか? な~んだよぉ、つまらねぇなぁ! 統括神官 ( とうかつしんかん )のジーノは怪物のままだ! 変化はない。 突然 ( とつぜん ) 意識 ( いしき )が 飛 ( と )んだからなのか、なんか 戸惑 ( とまど )っているみたいで、ジーノの攻撃の手が止まっている。 「さてとジーノや。 簡単に殺せねぇっつうんなら……これでどうだっ! ウインドカッター!」 「ぎゃ……」 風属性 ( かぜぞくせい )の攻撃神術、ウインドカッターで、 風 ( かぜ )の 刃 ( やいば )をぶた野郎にかましてやった! ジーノは 激痛 ( げきつう )による 絶叫 ( ぜっきょう )を 発 ( はっ )し 始 ( はじ )めると同時に 真 ( ま )っ 二 ( ぷた )つに 切断 ( せつだん )される……。 よし! さぁ、どうだ!? 今度こそシオンの 罠 ( わな )が 発動 ( はつどう )するぞ、きっと! ………… ………… ………… ……へっ? なにも起こらない。 ぶた野郎のジーノは死んだままだ。 「この 度 ( たび )は申し訳ねぇ。 俺の目が 行 ( ゆ )き 届 ( とど )かなかったばっかりに……。 どうかもう一度この村を初めとする6村の領主になってもらえねぇか? 頼む! この通りだ!」 俺は 素直 ( しなお )に頭を下げた。 「どうか頭をお上げ下さい。 喜んでお引き受け致します。 だから、どうか……」 「ありがとう! よろしく頼む! お前さんの好きなようにやってくれていいからな。 神殿の 意向 ( いこう )なんて完全に 無視 ( むし )してもいいからな。 まずは 領民 ( りょうみん )の 事 ( こと )を 第一 ( だいいち )に考えてくれればそれでいいから」 「はっ! 身命 ( しんめい )を 賭 ( と )して 励 ( はげ )みます」 あのクソぶた野郎めっ! 優れた人材を 下野 ( げや )させやがって。 この国にとって 大損失 ( だいそんしつ )になるところだったぜ……。 新しい統括神官には、この神殿で 唯一 ( ゆいいつ )魂の色が"スカイブルー"だった30代の女性神官を 抜擢 ( ばってき )した。 彼女は、初めは 固辞 ( こじ )していたが、なんとか頼み込んで最終的には 承諾 ( しょうだく )してくれた。 これで、この村も 安泰 ( あんたい )だな。 めでたし、めでたし! この男が 領主 ( りょうしゅ )である限り、ヘルガの家族がこの地に住み続けても、 不当 ( ふとう )な 扱 ( あつか )いを 受 ( う )けることはまず無いだろう。 ヤツ自身が言っていたように、ヤツはシオン教徒であった。 裕福 ( ゆうふく )なこの村をシオン 教 ( きょう )の 資金源 ( しきんげん )にせよ……という 使命 ( しめい )を 帯 ( お )びていた。 最終的にはこの村と 近隣 ( きんりん )の 村々全体 ( むらむらぜんたい )をシオン教の 手中 ( しゅちゅう )に 収 ( おさ )める計画が進められていたのだ。 俺たちの 結婚祝 ( けっこんいわ )いと 称 ( しょう )して人々から集めた 金品 ( きんぴん )は、ほとんどがシオン神聖国へと送られてしまっていた。 複数の商人ギルドや冒険者ギルドを 経由 ( けいゆ )し、シオン神聖国とのつながりを 巧妙 ( こうみょう )にぼかそうとしていた。 金品 ( きんぴん )のみを 追跡 ( ついせき )していたら、 恐 ( おそ )らく 金品 ( きんぴん )の 行方 ( ゆくえ )がシオン神聖国だとは 気付 ( きづ )くことはできなかったであろう。 魂の履歴を見たから分かったのだ。 レキシアデーレのストーカーである、"ソルヴェン・ケヴァイン"を、この村に呼び寄せたのもヤツの 仕業 ( いわざ )かと 疑 ( うたが )ったが…… そのことについては、 一切 ( いっさい ) 無関係 ( むかんけい )であった。 これは意外だ。 こうなると、 地方神殿 ( ちほうしんでん )の 視察 ( しさつ )が 重要 ( じゅうよう )になってくる。 だから、神殿の 視察官 ( しさつかん )を 務 ( つと )めている、スリンディレ・クラルケに、もっと 活躍 ( かつやく )してもらわねばならないだろう! 「スリンディレ。 俺はお前さんにも、レキシアデーレに 授 ( さず )けた 加護 ( かご )と、転移能力を 付与 ( ふよ )してやろうと思っているが……どうだ?」 「え?」 「今回の件で、お前さんたち、 視察官 ( しさつかん )の 役割 ( やくわり )の 重要度 ( じゅうようど )が 大幅 ( おおはば )にアップした事は分かると思う」 「は、はい!」 「だからな、お前さんが 活躍 ( かつやく )しやすいように、俺は 加護 ( かご )してやりてぇんだよ。 どうだ? どうしても 嫌 ( いや )だってんなら、 無理 ( むり )にとは言わねぇがな?」 「ありがとうございます。 私も今回の件では 危機感 ( ききかん )を 覚 ( おぼ )えました。 ですから、 加護 ( かご )していただけるのでしたら、ありがたい 限 ( かぎ )りでございます。 大変 ( たいへん ) 恐縮 ( きょうしゅく )でございますが、お願いしたく 存 ( ぞん )じます」 「そうか! よかったぜ!」 早速 ( さっそく )、彼女に俺のフィアンセと同じ 加護 ( かご )と、転移能力を 授 ( さず )けた。 転移能力があれば、 一気 ( いっき )に 目的地 ( もくてきち )まで行けるので、 視察 ( しさつ )の 効率 ( こうりつ )も上がるだろうとの判断だ! それと、俺たち管理者へのホットラインとして 念話 ( ねんわ )が使えるようにしてやった。 スリンディレが 望 ( のぞ )んだ時に、俺、シオリ、さゆり に 限定 ( げんてい )して 念話 ( ねんわ )を送れる。 「おエン! いるか?」 「はっ! ここに……」 「 悪 ( わり )ぃんだがな、お前さんのところの"優秀な 手 ( て )の 者 ( もの )"を、このスリンディレの 護衛 ( ごえい )につけてやってくれねぇか? 本来なら、俺から隊長のおギンに頼まねぇといけねぇんだろうがな……どうだ? お前さんの 直属 ( ちょくぞく )の 部下 ( ぶか )の中から、 都合 ( つごう )つけてもらえねぇかなぁ?」 「はっ! 喜んでお引き受け 致 ( いた )します。 では、" 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )" という者をお付けしましょう。 彼は非常に優秀ですから、きっとお役に立つことでしょう」 「" 鳴神 ( なるかみ )の 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )" がいるのか!!」 「なるかみ? いえ、 二つ名 ( ふたつな )はなく、ただの " 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )" です。 すぐにつれて 参 ( まい )ります。 …… 転移!」 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )という言葉に 反応 ( はんのう )した"さゆり"も俺の 側 ( そば )にやって来た。 彼女も ワクワク しながら、 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )が 現 ( あらわ )れるのを待っているようだ。 そうだよな。 鳴神 ( なるかみ )の 夜叉王丸 ( やしゃおうまる ) って、クールで 格好 ( かっこう ) 良 ( よ )かったからなぁ……。 待つこと数分……。 「 上様 ( うえさま )、 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )を 連 ( つ )れてきました。 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )、ここへ!」 「はっ!」 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )が 現 ( あらわ )れた! …… さゆりは …… ちょっと残念そうだ。 キリッ とした 細 ( ほそ )めの 眉毛 ( まゆげ )に、 切 ( き )れ 長 ( なが )の 涼 ( すず )やかな目を想像していたんだろうなぁ。 なんというか……彼には悪いが、なんか微妙だなぁ。 さゆりは、 肩 ( かた )をすぼめて『ダメだこりゃ』とでも言いたげに首を振りながら、この場から 去 ( さ )って 行 ( い )った。 こら! さゆり! 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )くんに 失礼 ( しつれい ) だろ! その 態度 ( たいど )! 「あー、 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )! お前さんにこの 忍刀 ( しのびがたな )を 授 ( さず )けよう! シールド 展開 ( てんかい ) 機能 ( きのう )もあるから、 後 ( あと )でおエンから使い方を学ぶとよい」 「ははっ! ありがたき幸せ!」 俺はおエンが持つ 忍刀 ( しのびがたな )よりも"ワンランク" 品質 ( ひんしつ )を 落 ( お )として、ミスリルで作成した 忍刀 ( しのびがたな )を、 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )には 与 ( あた )えた。 シールド発生機能の方は、おエンの持つものと同じにしてある。 「……ということでだなぁ、お前さんに来てもらったんだよ。 これからは、スリンディレたちを、 影 ( かげ )ながら 守 ( まも )ってやってくれ! 頼んだぞ!」 「はっ!」 「スリンディレ。 お前さんの 任務 ( にんむ )は、 各地神殿 ( かくちしんでん )の 査察 ( ささつ )の 他 ( ほか )に、 神殿組織内 ( しんでんそしきない )のシオン 教徒 ( きょうと )を 炙 ( あぶ )り 出 ( だ )すことも 含 ( ふく )まれる。 ヤツら、シオン教徒が、 何 ( なに )か 仕掛 ( しか )けてくるかも知れねぇ…… 大変 ( たいへん )な 任務 ( にんむ )になるとは思うが、どうかよろしく頼むな」 「はい。 心得 ( こころえ )ました。 お 役 ( やく )に立って見せます」 「ああ、頼む……だが、ひとつ約束してくれ!」 「はい。 なんでしょうか?」 「命を 粗末 ( そまつ )にするな。 自分の命を 第一 ( だいいち )に考えて行動しろよ。 死んだら 許 ( ゆる )さねぇからな! いいな!?」 「はい。 分かりました」 「 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )! お前もだぞ!」 「はっ!」 さてと……ここでも、なんか知らんけど、色々なことがあったが、そろそろ神殿に帰るとするかぁ……。 あ、そうだ。 スケさん、カクさん、さゆりに渡した剣はもう不要だよな? 回収 ( かいしゅう )して 分解 ( ぶんかい )するか。 「スケさん、カクさん、さゆり!」 「「「はいっ!」」」 「今日、 護身 ( ごしん )のために渡した剣なんだが…… 後 ( あと )は家に帰るだけだから、もう必要ねぇだろう? 俺が 処分 ( しょぶん )してやるから、こっちにもらおうか」 ん? スケさんもカクさんも……さゆりまで、 鞘 ( さや )に入った剣をギュッと 抱 ( だ )きしめてものすごい勢いで首を左右に振って 拒否 ( きょひ )している? 目に涙まで浮かべている! 「どうした? 手放 ( てばな )すのが 嫌 ( いや )なのか?」 「はいっ! シンさんからいただいた大切な剣です。 家宝 ( かほう )にします。 ですから、どうか取り上げないで下さい。 ぐっすん……」 「「「お願いしますっ!」」」 あらら、泣くことはないのに……。 「あ、いいよ。 必要ならあげよう。 じゃぁ……これもあげよう」 彼女等の目の前に、 中 ( なか )で 亜空間収納 ( あくうかんしゅうのう )へとつながっている "ポシェット" を生成して出した。 取 ( と )り 敢 ( あ )えず、7点生成しておいた。 さゆり は 亜空間倉庫 ( あくうかんそうこ )を持っている。 だけど、ひとりだけあげないのはかわいそうだから、ちゃんと彼女の分もある。 家に帰ったら、他の子たちにもあげよう。 スケさんに、カクさん、おエン、ヘルガ、レキシアデーレに、スリンディレ…… そして、さゆり に "ポシェット" 手渡す。 ん? 夜叉王丸 ( やしゃおうまる )が 羨 ( うらや )ましそうに見ている!? ダメだ! ダメだ! これは女の子限定だ! 諦 ( あきら )めろ! 「これはなんですの? ただのポシェットということはありませんわね?」 「ヘルガ、これはなぁ……実はこの 中 ( なか )で " 亜空間収納 ( あくうかんしゅうのう )" につながっているんだぜ。 だから、ものすごくたくさんのものが入れられるポシェットなんだ。 お前さんもだが、スケさんやカクさんのような、あんなにすごい美人が、でかい剣 を 腰 ( こし )にぶら 下 ( さ )げてちゃ、 無粋 ( ぶすい )ってもんだろう? だから、剣とかの持ち物を全部、こいつに入れておくといいかなぁ…と思ってな。 これが1つあるとすごく 便利 ( べんり )だとは思わねぇか?」 「なるほど。 そうでしたか。 ありがとうございます」 あれ? スケさんとカクさんが 頬 ( ほお )を 染 ( そ )めている? みんなは嬉しそうに早速身につけてくれた。 デザインセンスが 皆無 ( かいむ )の俺が作ったものでも喜んでくれている……嬉しいなぁ。 ちょっと 遅 ( おそ )くなるが、中央神殿にはその 後 ( あと )で帰ろう……。 俺が彼女たちを送って行っている 間 ( あいだ )、レキシアデーレ、スリンディレ、さゆり、そして、俺のフィアンセたちには、 野営用 ( やえいよう )のテントの中で、みんなでティータイムを楽しんでもらうことにする。 そのために 飲 ( の )み 物 ( もの )と 洋菓子類 ( ようがしるい )をたくさん 用意 ( ようい )しておく……。 敵と 対峙 ( たいじ )している 真 ( ま )っ 最中 ( さいちゅう )であったことから…… 囚 ( とら )われていた女性たちにはその意思を確認することなく、完全なる浄化と完全なる修復を施した。 つまり、 身体 ( からだ )は 否応 ( いやおう )なく " 生娘状態 ( きむすめじょうたい )" に戻ってしまっているのだ。 肉体年齢 ( にくたいねんれい )の 方 ( ほう )も、 最盛期 ( さいせいき )の状態になってしまっている。 この 事 ( こと )に 不満 ( ふまん )を持つ子がいるかも知れないと、少々心配もしていたのだが…… この事を説明したら、彼女たちは "完全浄化" と "完全修復" を喜んでくれたからホッとしたのであった。 今回も、彼女たちの傷ついた心の方は何もできていない。 それが悔しい……。 彼女たちの中には 攫 ( さら )われた際に家族を失った子もいた。 帰っても、 周 ( まわ )りからは 偏見 ( へんけん )の 眼差 ( まなざ )しで見られるであろうことを 危惧 ( きぐ )して、ひとりで村で 暮 ( く )らすことが 怖 ( こわ )くてできないと 訴 ( うった )える子もいた。 彼女たちは 犯罪被害者 ( はんざいひがいしゃ )なのになぁ……かわいそうに。 小 ( ちい )さなコミュニティーでは 全員 ( ぜんいん )が知り合いみたいなものだからなぁ。 そんな中じゃ、生きづらいんだろうかなぁ……なんにも悪くないのになぁ。 そういった子たちは、カルロスがフロルセンドゥ村に残れるようにしてくれた。 領主 ( りょうしゅ ) 自 ( みずか )らが住む場所と仕事を世話して、この村でちゃんと暮らしていけるようにしてくれることになったのだ。 本当にこの男はナイスガイだ! この村に残ることにした子たちは、涙を流して彼に 感謝 ( かんしゃ )していた。 帰ることを 希望 ( きぼう )した子たちを…… 彼女たちを 待 ( ま )っている、 大切 ( たいせつ )な人たちのもとへと 順 ( じゅん )に 送 ( おく )り 届 ( とど )けて 行 ( い )く。 もう二度と会えないことを 覚悟 ( かくご )していたんだろう…… もしも俺と出会わなければ実際に、この世界なら 確実 ( かくじつ )にそうなったのであろうが、そういった 諦 ( あきら )めの気持ちに 心 ( こころ )が 支配 ( しはい )されていた中での再会だ。 互 ( たが )いに涙し、再会を喜び合う 姿 ( すがた )は、俺の 涙腺 ( るいせん )を 強烈 ( きょうれつ )に 刺激 ( しげき )した! 全員 ( ぜんいん )を 送 ( おく )り 終 ( お )える 頃 ( ころ )には、俺の 目 ( め )は 真 ( ま )っ 赤 ( か )に…… 目 ( め )の 周 ( まわ )りは 腫 ( は )れてしまったのだった。 自身に修復神術を 施 ( ほどこ )し、 鏡 ( かがみ )で目や鼻は赤くなっていないか? 目の周りが腫れていないか? を、 念入 ( ねんい )りに確認してから、みんなが 待 ( ま )つ 野営用 ( やえいよう )のテントへと向かう。 これからみんなを連れて中央神殿へと戻ろうと考えている。 テントの中に入り、俺を待っていたみんなに、俺は明るい声で言う…… 「さあ! みんな! それじゃぁ、中央神殿に戻るとするか!」.

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