急性 膵炎。 あなたは想像できるか!?急性膵炎の入院生活「大部屋編」

膵炎について

急性 膵炎

急性膵炎とは? 急性膵炎は膵臓という臓器に炎症が起きる病気なのですが、膵臓と聞いてイメージが湧く人は多くはないと思います。 膵臓は上腹部にあり、胃や十二指腸と接しています。 膵臓は食べ物を消化する 酵素を分泌し、また 血糖値を下げる インスリンという ホルモンを分泌するなどの役割を担う重要な臓器です。 膵臓が正常に機能している時は、消化酵素を含む膵液が膵臓自体を消化しないようになっています。 しかしアルコールや胆石などの影響で膵液が膵臓やその周りを消化してしまうことがあります。 これが急性膵炎という病気です。 急性膵炎は、軽症の場合には数日の入院で良くなることもありますが、重症化すると長期間の入院治療が必要になります。 急性膵炎の初期の症状はみぞおちなどを中心とした痛みが主です。 その他にも炎症が影響して腸の動きが悪くなりお腹が張った感じ(腹部膨満感)などの症状が現れます。 腸の動きが弱くなると腹部膨満感の他に吐き気や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。 心窩部痛などは心臓の病気や血管の病気、胃や腸の病気でも起こりうるものです。 急性膵炎の症状は比較的急に起きることが知られていますが、症状が何時何分と言えるぐらい明確に突然起きた場合は心臓や血管の病気の可能性を十分に考えないといけません。 心臓や血管の病気は急性膵炎にもまして一刻も早く診断し治療を開始しなければいけません。 急に強い症状が現れた場合には身体に深刻な問題が起きている可能性が高いので速やかに受診してください。 心臓の病気の症状については「」、「」を、急性膵炎の症状についてさらに知りたい人は「」も参考にして下さい。 血管の中の水分が少なくなると心臓がそれを補うために脈を打つ回数を多くするので脈が早くなります。 身体をめぐる血液の量が足りなくなると血圧が低下してふらつきや冷や汗などの症状が現れます。 血管の中の水分不足は点滴で補います。 炎症が強いと点滴をしても水分がどんどん周りにしみ出していくので大量の点滴が必要になることがあります。 点滴で補う水分の量は血圧や呼吸の状態を見ながら調整します。 なぜなら大量の水分を補うと肺に水分が溜まってしまい呼吸状態が悪くなるなどの影響もあるからです。 急性膵炎では治療とともに全身の状態を観察することにも注意を払わなければなりません。 難しい言葉が多いので解説します。 膵臓で作られた膵液は、膵管という管を通って十二指腸に出ていきます。 膵管の出口には膵管を締めたり緩めたりする筋肉がありOddi括約筋といいます。 食べ物が十二指腸に流れ込むとその刺激でOddi括約筋が緩んで膵液が分泌されます。 刺激がないときにはOddi括約筋は締まって膵液を出さないようにしています。 しかしアルコールを大量に飲むとOddi括約筋が痙攣していまい、食べ物が流れ込んでも緩んで膵液を出すことが出来なくなります。 行き場をなくした膵液は膵管内に溜まり続けてしまいそのため膵管の圧力が上がってしまいます。 膵管内の圧力が高くなると膵液が活性化してしまい膵臓を溶かし始めてしまい急性膵炎が起こります。 別の説では、アルコールを大量に飲むと膵管内に固形物ができてしまいそのため膵管の圧力が上昇し膵液が活性化するというものや、アルコールそのものが膵プロテアーゼ(タンパク質などを分解する酵素)を活性化してしまい急性膵炎を起こすというものもあります。 どの説でも、アルコールの大量摂取による急性膵炎の発症を完全には解明できていませんが、事実としてアルコールの大量摂取と急性膵炎の発生は明らかに続いて起こる関係があります。 過去の調査によると1日4ドリンク(エタノール48g)以上の飲酒を習慣とする人は膵炎を発症する危険性が高まるとされています。 1ドリンクがどれくらいのアルコールに相当するかは、「」を参考にしてください。 喫煙者はアルコールをよく飲む人が多いので、喫煙とアルコールのどちらが影響しているかは見分けにくいのですが、アルコールの影響を差し引いても喫煙は急性膵炎を増やすことがわかっています。 ただ喫煙がどのようにして急性膵炎を引き起こすかのメカニズムについてはまだ不明です。 もし禁煙を考えているのであれば実行することをお勧めします。 喫煙は他にもいくつかの病気の危険性を上昇させることがわかっていて、禁煙をするとや、の危険性を下げることも期待できます。 禁煙を達成するのは難しいことがあるので、禁煙外来などの利用も検討してみて下さい。 禁煙外来を行っている医療機関は「」で調べることができます。 急性膵炎の原因になる腫瘍はとIPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍(Intraductal Papillary Mucinous Neoplasm))が知られています。 もIPMNも膵臓の中にある膵管という場所に発生する腫瘍です。 は 悪性腫瘍ですが、IPMNは悪性のことも 良性のこともあります。 膵管内に腫瘍ができるとなぜ急性膵炎が起るのでしょうか。 膵管は膵液を通す管で、膵液は膵管から腸に出るとタンパク質や脂質を消化する働きをします。 腫瘍が大きくなり膵管が閉塞すると膵管内で膵液が活性化してしまい膵臓を溶かしてしまうのではないかと考えられています。 についてさらに詳しい情報は「」を参考にして下さい。 IPMNについてさらに詳しい情報は「」を参考にして下さい。 免疫は数多くの種類の細胞によって担当されています。 免疫は身体を守るために大切なものなのですが、有害に働いてしまうこともあります。 つまり何らかの原因によって免疫が自分の身体を攻撃してしまうのです。 これを 自己免疫疾患といいます。 自分の免疫細胞が膵臓を攻撃してしまう病気が(じこめんえきせいすいえん)です。 免疫細胞が膵臓を破壊するので腹痛や腹部不快感などの症状が強く出ることがあります。 の治療では、免疫による攻撃を抑えるために主に ステロイドという薬を用います。 についてさらに知りたい人は「」を参考にして下さい。 以下ではそれぞれの先天異常について説明します。 は膵管と 胆管の合流する場所に異常がある状態です。 正常なら膵管と胆管は十二指腸乳頭部という場所で合流します。 膵管には膵液が流れ、胆管には胆汁が流れます。 十二指腸乳頭部ではOddi括約筋(オッディかつやくきん)という筋肉の働きにより胆汁や膵液の流れが正常に保たれていて、逆流したり違う管に流れ込んだりしないようになっています。 では胆管と膵管が十二指腸乳頭部より手前で合流しています。 するとOddi括約筋の働きが及ばなくなり胆汁や膵液の逆流が起きてしまいます。 は急性膵炎だけではなくなどを起こす危険性を上昇させることが知られているので胆汁や膵液の流れを正常化する手術が検討されます。 胆汁は胆道という道を通って膵臓の中を通過し、十二指腸に流れ込みます。 十二指腸と胆道のつなぎ目はファーター乳頭といい胆道は膵液が流れる膵管と合流します。 胆汁は濃度が高くなったりすると固形化して石の様になることがあり、こうしてできたものを胆石といいます。 胆石は症状を起こさないこともあるのですが、胆道に詰まってしまうと腹痛などの症状が現れます。 胆石が詰まる位置によっては膵液の流れにも影響してしまいます。 胆石によって膵液の流れが滞ると膵液が流れる膵管の圧力が上昇して、膵液が活性化して急性膵炎が起こります。 胆石が原因の膵炎は胆石性膵炎といい、治療には 内視鏡を用いて胆石を除去します。 胆石が取り除かれれば膵液の流れは改善して急性膵炎も回復に向かいます。 胆石性膵炎の治療については「」で解説しているので参考にして下さい。 内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP: endoscopic retrograde cholangiopancreatography)や内視鏡的乳頭括約筋切開術(ES: endoscopic sphincterotomy)がこれに当たります。 内視鏡の治療や検査では造影剤という薬を膵管や胆管に注入するのですが、その際にかかる圧力などが急性膵炎のきっかけになっていると推測されています。 このため膵臓や胆道を内視鏡で調べた後には血液検査や 超音波検査などを用いて急性膵炎が起きていないかを調べます。 急性膵炎が起きた場合には、食事を中止するなどの治療が行われます。 内視鏡検査・治療後の急性膵炎の治療は他のものが原因の場合と同じです。 「」を参考にして下さい。 これらの検査を用いて腹痛などの原因を調べ、急性膵炎と診断した後にはその重症度を判断します。 急性膵炎は軽症の場合には食事を一時的に中止して膵臓を休めてあげることで数日で回復することもあります。 一方で重症化した急性膵炎は全身に影響が及び治療に苦心することも珍しくはありません。 重症化する可能性を見逃さないためにも急性膵炎と診断された後に検査などで状態の変化を把握することが大切です。 例えば診断時に軽症とされていても重症化の傾向がある場合には、しばらく食事を開始する時期を伸ばすこともできますし、急性膵炎が全身に影響したことを予想して治療の準備を進めることもできます。 急性膵炎の検査や診断基準の詳細は「」で解説しているので参考にして下さい。 軽症の場合:絶食・輸液療法など 軽症の場合は炎症が膵臓に留まっていて全身への影響は少ない状況です。 軽症の場合は急性膵炎を悪化させないことが治療の目的になります。 急性膵炎は膵液が活性化してしまう異常が起こり自分の膵臓やその周りを消化してしまう病気です。 膵液は胃や十二指腸に食べ物などが入ってくる刺激によって分泌されます。 したがって、膵液の分泌を抑えるには胃や十二指腸を刺激しないことが大切です。 具体的には食事を一時的に中止して膵液の分泌を抑えます。 また、急性膵炎では主に2つの理由で体の中の水分量が不足する状態に陥りやすくなります。 1つは絶食の影響です。 膵臓を休めるために絶食をすると当然ながら水分の不足が起きてしまいます。 また急性膵炎で激しい炎症が起きている部分には全身から水分が集まってきます。 そのため身体全体に行き渡る水分量は少なくなってしまいます。 この2つの理由で急性膵炎が起こると脱水の状態に陥りやすくなります。 脱水の状態が続くと身体の維持に必要な水分が不足してしまい臓器の機能や意識状態が低下してしまいます。 このため脱水はすみやかに改善しなければなりません。 脱水は点滴で水分を血管の中に注入して治療をします。 また症状を楽にすることも大切です。 急性膵炎は軽症の場合でも強い痛みを伴うことが多いです。 痛みがあるといっそう不安になってしまうこともありますし、痛みによるストレスによって病気の状態そのものが悪化することも懸念されます。 可能な限り痛みはとる必要があります。 急性膵炎では激しい痛みが出ることも多いので、痛みをとるにはがん性 疼痛などに対して用いられる麻薬性鎮痛薬なども必要に応じて使います。 軽症の場合の治療について解説しました。 治療のポイントは以下の3つになります。 すると血管の中の水分が少なくなります。 つまり血液の量が少なくなってしまいます。 血液の量が不足してしまうと全身へ酸素や栄養を届けることが出来なくなり臓器機能の低下などにつながります。 血管の中の水分の不足は点滴などによって補われますが、血管の中に水分を入れても外にしみ出しやすい状況は変わりがありません。 このためにかなり大量の水分が必要になります。 点滴で補う水分の量は血圧や脈拍、呼吸などの状態を見ながら調整します。 大量の水分を補うと肺に水分が溜まってしまい呼吸状態が悪くなるなどの影響もあるからです。 特に問題になるのが腎臓の機能の低下です。 腎臓は身体にとって不要な物質を尿にする役割を果たしています。 腎臓の機能が低下すると身体に不要な物質が溜まってしまいます。 例えばカリウムという物質が身体に蓄積します。 カリウムの濃度が正常範囲を大きく超えて溜まると致死的なが起こる原因になりとても危険です。 腎臓が機能しているかどうかは尿量を目安にします。 尿量が少なくなった時は腎臓の機能が低下していることを想定して詳しく調べます。 腎臓の機能が低下していることがわかった場合は腎臓のキノの代わりをする透析治療という方法を用いて血液の中から不要な物質を取り除きます。 日常生活で行うべきこと 日常生活の中にも再発予防に期待ができるものがあります。 最も重要な点として、アルコールの大量摂取は急性膵炎を引き起こす恐れがあるので避けなければなりません。 どの程度にアルコールを制限するべきかの見解ははっきりとしていないのですが、急性膵炎の発症と関係がある1日4ドリンク(エタノール48g)以上の飲酒は控えるべきでしょう。 1ドリンクが実際の飲み物でどのくらいに相当するかは「」を参考にしてください。 ただし急性膵炎での膵臓のダメージは人それぞれなので、もっと厳格に制限が必要な場合もあるかもしれません。 急性膵炎が治った後には自己判断で飲酒量を決めるのではなく膵臓の状態をよく把握している医師に意見を仰ぐようにしてください。

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[医師監修・作成]急性膵炎とはどんな病気?症状・原因・検査・治療など

急性 膵炎

原因 それぞれの原因は以下の通りです。 急性膵炎 もっとも多い原因はアルコールの多飲によるもので、全体の約40%を占めます。 次に多いのはが膵管と胆管の合流部にはまりこんだもので、女性の急性膵炎に多いです。 原因不明のものも約20%あります。 そのほかには、内視鏡検査や手術などが原因となる医原性のもの、、膵臓や胆道の奇形、、感染症などが挙げられます。 慢性膵炎 もっとも多い原因は急性膵炎と同じくアルコールの多飲によるもので、男性では70%を占めています。 原因不明のものが約20%で、女性の慢性膵炎の約半数は原因不明の特発性とされています。 そのほかには、胆石などの胆道系疾患、高脂血症、腹部外傷、奇形など急性膵炎と共通した原因となります。 症状 それぞれの症状は以下の通りです 急性膵炎 急性腹症のひとつであり、症状は重症度によって大きく異なります。 みぞおちから背中にかけての断続的で強い痛みが起こり、吐き気や嘔吐、発熱などの症状が続きます。 また、重症になると、を併発し、腸管の運動が麻痺するために高頻度でが起こり、ショック状態となるため、全身状態としては、頻脈や血圧低下、出血傾向、呼吸障害などがみられ、非常に重篤な状態へ移行します。 また、膵臓の組織が 壊死 えし を起こすため、膵臓から遊離した脂肪と血中のカルシウムが結合してを呈することがあります。 また、慢性膵炎が急激に悪化すると、急性膵炎のような症状が現れることもあります。 慢性膵炎 症状は発症してからの時間によって異なります。 発症してから10年ほどは、主な症状はみぞおちから背中にかけての痛みであり、飲酒や脂肪が多い食事を食べた後にひどくなるのが特徴です。 また、発症後10年以降には腹痛は軽減しますが、膵臓の機能が低下し、消化酵素やインスリンなどのホルモンの分泌が次第に減少します。 このため、脂肪が消化されず、脂肪便や下痢、体重減少などがみられ、インスリンが正常に分泌されないことでを併発します。 慢性膵炎はしばしば急激に悪化することがあり、その場合には急性膵炎と同様の症状が現れます。 検査・診断 膵炎の診断にはCT検査が有用です。 そのほかにも補助的な診断や全身状態を評価する目的で、血液検査や他の画像検査、消化酵素やホルモンの分泌能を評価する検査などが行われます。 画像検査 造影剤を用いたCT検査がもっとも有用な検査です。 急性膵炎では、膵臓の腫れや周囲の炎症がみられ、慢性膵炎では膵管の拡張や膵石がみられます。 やMRCP検査なども膵管や膵石の状態を確認することができますが、第一に選択されるのは造影CT検査でしょう。 また、もっとも簡便に行えるレントゲン検査では、や膵石を確認することができ、急性腹症の場合には緊急的に消化管穿孔などとの鑑別が行える検査です。 血液検査 血液検査は膵臓と全身の状態を評価するために行われます。 膵酵素であるアミラーゼとリパーゼは、急性・慢性ともに上昇します。 しかし、慢性膵炎の末期ではこれらの酵素が減少するため、膵酵素の値は慢性の進行を評価する目的で定期的に検査されることがあります。 また、急性膵炎では炎症反応が上昇し、血小板や凝固因子の現象がみられます。 重症例では、膵臓組織の壊死によってカルシウムの低下とLDHの上昇が見られ、重症度を評価する指標のひとつでもあります。 膵外分泌能検査 慢性膵炎で行われる検査で、膵臓の消化酵素であるアミラーゼやリパーゼの分泌能を評価するものです。 膵キモトリプシン活性を反映するPFD試験や便中の脂肪量を評価する検査などが行われます。 膵内分泌能検査 慢性膵炎で行われる検査ですが、主にインスリンの分泌能を評価する検査です。 検査方法は一般的なの検査と同様で、やHbA1c値の測定、糖負荷試験などが行われます。 治療 それぞれの治療は以下の通りです。 急性膵炎 軽症の場合には、膵臓への刺激を抑えるために安静、絶食などの保存的な治療が行われます。 基本的には入院が必要になり、脱水予防のために点滴が行われ、症状の程度によっては蛋白分解酵素阻害薬を使用して、膵臓の組織を保護する治療が行われます。 一方、重症の場合には、全身管理が必要になり、呼吸状態や血圧低下などに対する集中的な治療が行われます。 また、膵炎に対しては蛋白質分解酵素阻害薬の大量点滴が行われ、性膵炎では胆道ドレナージ(胆汁を外へ排出する)や胆石切除が行われます。 いずれも早急に適切な治療が開始される必要があり、治療の遅れは救命率の低下につながります。 慢性膵炎 消化酵素やホルモンの分泌が保たれているときには、禁酒や低脂肪食などの食事療法が行われ、症状や進行を抑えるために消化酵素薬と蛋白質分解酵素阻害薬の内服がすすめられます。 一方、消化酵素やホルモンの分泌が減少する頃には、分泌が低下した消化酵素の補充やインスリン療法が行われます。 また、膵石が膵管に詰まることによって、保存的な治療では改善しない腹痛がある場合には、内視鏡での膵石除去や膵管拡張、手術による膵管減圧術などが行われることもあります。

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あなたは想像できるか!?急性膵炎の入院生活「大部屋編」

急性 膵炎

気になる所から確認してみよう• 急性膵炎の初期症状 上腹部痛 急性膵炎の代表的な症状で、初期に現れるのが 上腹部の痛みです。 みぞおちから左の方にかけて痛むことが多いのですが、背中にまで及んだり場所が特定できなかったりもします。 急性膵炎というと非常に強い痛みがあると思われがちですが、実際には鈍い痛みから額に汗がにじむような強い痛みまでさまざまです。 痛みは一時的に治まったりせず連続します。 痛むきっかけとしては、 脂っこい食事のあとやアルコールをたくさん飲んだ後に多く見られます。 しかし特に何も思い当たるふしはなく、何の前触れもなかったということもめずらしくありません。 【関連記事】 吐き気・嘔吐 痛みの次に多い症状です。 普通吐き気があって吐いてしまうと多少なりとも収まりますが、急性膵炎の場合はなかなか収まりません。 数時間もムカムカが続きます。 その他 他には発熱や腹部膨満感、食欲不振 などがあります。 症状の推移 急性膵炎の場合、症状の多くは炎症で膵臓が腫れる程度の低・中度で、時間とともに快方に向かいます。 絶食・安静で初期症状が治まっても 2,3日は経過観察が必要なので、多くの場合入院となります。 また、経過途中で症状が進行して膵臓に出血や壊死が起こり、重症化することがありますので注意が必要です。 重症化すれば、肺、腎臓、肝臓、消化管にも障害を起こしたり(多臓器不全)重い感染症を起こします。 症状は顔面蒼白、血圧低下などのショック症状、意識混濁、心拍・呼吸数増加、尿量減少などです。 重症急性膵炎は10%近い致死率になり、厚生労働省から難病に指定されていました。 (*平成27年1月以降は指定されません) スポンサーリンク 急性膵炎の原因 アルコール 最も多い原因で、「 酒飲みの病気」と言われたりするゆえんです。 多量の飲酒を続けていると膵臓が刺激を受けて消化酵素の分泌が促進され、多量の膵液が膵臓内に滞留して組織を損傷し炎症を起こします。 もう一つの作用として、アルコールの分解による生成物質が膵臓細胞を損傷し、炎症、機能不全を起こします。 胆石 アルコールと共に膵臓から分泌される消化酵素を含んだ膵液は膵管を通って十二指腸へ流れています。 膵管と胆管の合流部分に胆石が詰まることで膵液の流れが膵臓内に停滞し、膵臓の機能低下から炎症が起こります。 この原因による膵臓の損傷は小さく、比較的短日時で快復しますが、滞留が長引いた場合には膵臓の自己消化が始まり、重症化します。 その他 上記二つで急性膵炎の原因の大半を占めるとの統計があります。 そのほかに比率は少ないもののさまざまな原因があります。 また原因不明の突発的なものも相当な比率で発生しています。 1 薬剤による副作用 2 高脂血症 3 甲状腺機能亢進症 4 手術や内視鏡による膵臓の損傷 5 膵臓癌 6 腎臓移植 7 おたふく風邪 ストレス 少し以外に思われるかもしれませんが、ストレスも急性肝炎の原因の一つです。 しかし、ストレスが直接膵臓に影響を与えるわけではありません。 ストレスの多い日常生活を送っていると、ついついアルコールを大量に飲んだりあるいは沢山食べたり、つまり暴飲暴食をして紛らわせることがあります。 その結果消化・分解酵素を分泌する膵臓に負担がかかって炎症を起こしてしまうことになります。 間接的な原因であるというわけです。 特に脂肪の多い食事は膵臓に対してアルコールと同じように作用して悪影響を与えます。 脂肪の多い食物を食べながらアルコールをがぶ飲みするなどは、最悪のストレス発散法と言えます。 【関連記事】 スポンサーリンク 急性膵炎の治療法 何科へ行く? 上腹部の強い痛みなどの膵炎が疑われる症状であれば、至急受診します。 様子を見ていて処置が遅れると重症化のおそれがあり、そうなってしまうと致死率が高いので大変危険です。 治療を担当するのは 消化器内科になります。 近くになければ内科でも対応はできますが、重症化を防ぐ意味でも大病院の方が望ましいでしょう。 夜間、休日であれば救急車を使うこともためらわないでください。 自分で休日診療所などへ行くことは避けた方が無難です。 治療法 病院での治療が主となります。 膵臓の負担を軽くするために、 食事や水分を制限します。 血圧と血液循環を維持するために点滴で輸液を続け、膵臓での自己消化を抑えるためにたんぱく質の分解を抑える 薬剤を投与します。 必要なら鎮痛剤投与等の対症療法を行いながら注意深く経過観察、快復を待ちます。 重症化の恐れが出てくれば感染症、循環管理、呼吸管理等の集中治療が開始されます。 急性膵炎について見てきましたが、場合によっては重大な事態になりかねない面をもつ、ちょっと要注意な病気です。 ストレスも原因になりうるなど、あまり知られていない側面もありました。 幸い軽症で済んだ場合でも、原因を取り除かないと再発します。 暴飲暴食などしないよう、日ごろの生活習慣を見直しましょう。 当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。 スポンサーリンク.

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