パラサイト 映画 あらすじ。 ポン・ジュノ監督おすすめ映画9選!『パラサイト 半地下の家族』アカデミー受賞でさらに注目を浴びる存在に!

韓国映画 パラサイト 視聴感想(あらすじ含む) 寄生蟲/パラサイト 半地下の家族

パラサイト 映画 あらすじ

CONTENTS• 裕福な家庭に貧しい家族が仕事人として入り込んだことで思わぬ悲喜劇が起こる様を、コメディ・ホラー・社会派とジャンルを横断して描く。 2019年には第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞し、2020年の第92回アカデミー賞では作品賞・監督賞を始め6部門にノミネートされた。 若い頃は砲丸投げの選手だったが、実生活にはなんの役にも立たないことを痛感している母チュンスク。 兵役の前後に4回も大学受験に失敗し、職にもつけない息子ギウ。 父に言われてスマホをかざしながら電波を探していると、やっとトイレ付近で電波をキャッチすることができました。 水圧が低いのでトイレが家の一番高い位置に鎮座しているのです。 ギウが窓から外を眺めていると、家の壁に通行人が立ち小便を始めました。 ピザ屋の箱を組み立てるアルバイトを家族全員で行っていると、道路に消毒剤が散布されているのが見えました。 消毒剤は開けっ放しの窓から家の中に入ってきて、部屋の中は真っ白。 家族は咳き込みます。 そんな中でも父は淡々と箱を組み立て続けます。 ピザ屋には手抜きだと叱られ取り分を減らされますが、ようやく食事にありつけた一家のもとに、ギウの友人のエリート大学生が訪ねてきました。 コンビニの脇でギウと友人は酒を酌み交わしました。 友人はギウに頼みがあると切り出しました。 留学することになったので、今教えている高校2年生の女子生徒の家庭教師を代わりにやってほしいと言うのです。 彼はその女子生徒に惚れていて、彼女が大学生になったら正式に付き合うつもりなのだそうです。 「なぜ他の大学生に頼まず無職の俺に頼むのか」とギウが尋ねると、「お前なら信用できるからだ」と彼は言うのです。 「それに、お前は四回も受験しているんだからそこいらの遊び呆けている大学生より教えられるだろう」「俺が推薦するから大丈夫だ」と言われたギウはその気になります。 ギウは技術のあるギジョンに書類を捏造させ、家庭教師先へ面接に向かいました。 教えられた住所に到着すると、そこはIT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸でした。 パク一家の心を掴んだギウは、妹のギジョンを「イリノイ大学に留学経験のある美術教師のジェシカ先生だ」と紹介。 ギジョンはまんまと一家の幼い長男の家庭教師におさまります。 更に、ギジョンはパク社長のお抱え運転手に駅まで送ってもらう際、あることを思いつき実行します。 2つの家族の間で何かが起ころうとしていました……。 こうした展開は深田晃司監督の『歓待』(2010)や『淵に立つ』(2016)といった作品を想起させます。 『パラサイト 半地下の家族』もまた、そういう危うさを予感させ、観るものに緊張感を強いますが、このキム一家はいたってのんびりしていて、お得な仕事にありつけたことに単純に喜んでいます。 パク一家がキャンプで家を空けた際、家族で豪邸に集まり酒を飲んで羽目をはずすというささやかな事柄で満足している気のいい人たちなのです。 金持ちに取って代わろうとか、金持ちの人間をものにしてやろうなどという狡猾な野心など微塵もありません。 チェ・ウシク扮する息子がパク家の長女に恋をするのは初恋にも似た甘酸っぱいものにすぎません。 ところが誰もが想像だにしていなかった展開により、彼らのお楽しみは台無しになり、それどころが絶対絶命の危機に陥りさえします。 彼らの立場は二転三転します。 ですが、映画における本当の転換地点はもう少しあとになります。 地下の階段を上がってきた女性をチャン・ヘジン扮するキム一家の母親が蹴り飛ばすシーンまで待たなくてはなりません。 このシーンで映画館は毎回爆笑に包まれるのですが、次の瞬間誰もが凍りつくことになるのです。 このわずか数秒が映画の佇まいを一変させます。 もはやシチュエーション・コメディではなく、バイオレンスの匂いが漂い始めます。 一瞬で映画の姿を変えてしまうワンショットの鮮やかさに唸らずにはいられません。 ひとつは「臭い」。 もう一つは「計画」です。 貧困や格差を描くのに「臭い」を取り上げた映画はこれまでもありました。 例えば是枝裕和監督の『誰も知らない』(2004)は、家に来なくなった友だちを誘うために柳楽優弥扮する少年が学校の正門で待っているシーンがあります。 誘われた少年たちは理由をつけて断ったあとに「あいつの家、臭いんだよ」「生ゴミの臭い」とささやいています。 『パラサイト 半地下の家族』の臭いはさらに深刻です。 それはもはや洗って落とせるものではないのです。 また「計画」に関しては、キム一家はたびたびその言葉を口にしています。 「計画はあるのか」がソン・ガンホ扮する父の口癖で、息子はそれに呼応するように「計画を立てる」としばしば口にしています。 彼らにとって「計画を立てる」ということは必然のことでした。 しかし、父は、物語の中盤に変化を見せます。 「計画がある」と語ることで子どもたちをいったん納得させますが、しばらくして「どんな計画なのか」と息子に問われた際、彼は「無計画なほうがいい。 計画を立てても人生そうはいかない。 最初から計画がなければ関係ない」と呟きます。 絶望というよりは、むしろ思考停止といったほうがよいかもしれません。 辛い思いをした人ほど考えることをやめてしまいがちであり、とりわけ「修復不可能な事態」に陥ってしまえばなおさらなのでしょう。 そうした父親の心理がこの2つのキーワードに敏感に反応し、静かなさざなみとなって終盤へとつながっていく描写は圧巻です。 一方、パク一家はというと、雨で恒例のキャンプがダメになると、思いつきで誕生パーティーを急遽催すことにします。 「計画」という言葉とはまったく無縁であり、不意の連絡を受けた人々は、おそらく立てていたであろう「計画」を反故して、パーティーに駆けつけるのです。 彼らの本音を聞けば、裕福な友人同士のホームパーティーを題材にした『完璧な他人』(2018/イ・ジェギュ監督)のような修羅場が展開するのではと想像されますが、この世界の付き合いもなかなか大変なものがあります。 「計画」よりも「臨機応変」であることが彼らの世界では求められるのでしょう。 キム家の息子がその光景に見入られたように佇むシーンは実に示唆的です。 とりわけチョ・ヨジョン扮する妻のヨンギュは、人を疑うことを知らない純粋さを持ち、茶目っ気もある人当たりの良い善人として描かれています。 夫のドンイクに扮するのは、ホン・サンス映画の出演が多いイ・ソンギュンで、彼の素敵な声の響きもあいまって、まさに2人は理想のカップルで、理想の家族を構成しています。 映画を観ていて、彼らに心惹かれる人も少なくないでしょう。 ところが、ひとたび、自身のふところに誰かが身分をわきまえず入り込もうとすれば、この夫は、態度を豹変させます。 彼らにとって大切なのは自分と自分の立場だけ。 他人のことはどうでもよく、損得抜きの奉仕の精神など一切持ち合わせていないのです。 現代の富裕層たるものの実態を実によく観察しているといえるでしょう。 さて、一方のキム一家は、固い家族の絆で結ばれているように見えます。 それゆえにラストに息子が立てる計画に、格差社会の現実を思い、得も言われぬ悲哀を感じさせられるわけですが、果たしてあのラストはその解釈で正しいのでしょうか? 今の時代、その「計画」が「実現不可能で無謀なもの」であることを知らぬほど息子は無知ではないはず。 つまり家族愛とは真逆に、父を助ける気も、再び会う気もないという決別の現れだったのではないか!? 家族を守らず手も貸さず、罪だけを犯した父を彼は許せなかったのか、あるいは、そのままにしておくほうが幸せだろうと感じたのか、それとも自分自身に激しい怒りを感じていたのか、いずれにしてももう二度と会うことはないという決意表明が見てとれないでしょうか? 悲しみや怒りの中にあっても笑っている息子の表情からは何も読み取ることはできません。 ですが、本作は、ひとつの家族の絆の崩壊を描いているのです。 観れば観るほど、その重層な作りに感嘆させられる作品なのです。 セットであることが発表された高台の豪邸の空間の面白さなど、まだまだ語るべきことがたっぷり残されています。 次回のコリアンムービーおすすめ指南は… 絶好調の韓国映画。 2020年度も続々と話題作の公開が予定されています。 次回もお楽しみに。

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【パラサイト映画】の批評と感想!あらすじありネタバレなし!

パラサイト 映画 あらすじ

舞台は韓国のとある貧困地域。 事業に失敗した父親キム・ギテク、元ハンマー投げ選手の口うるさい母親チュンスク、頭はよいものの大学受験に落ち続けている息子ギウ、そして美術センスがありながらもお金がなく美術大学に通えない娘ギジョンの「キム家」は、薄暗い半地下のマンションの一室で細々と生活していました。 家族全員が失業中で、何とか内職で小銭を稼ぎますが、家族4人が生きていくにはお金が足りません。 通行人から家の外で用を足され、お金がないためWi-Fiにパスワードを設定していない店から隠れてWi-Fiを使う貧しく不便な日々。 ある日、名門大学に通うギウの友人ミニョクが一家を訪れ、金運アップの効果があるといわれる岩「山水景石」を差し入れます。 パク家の壁に飾られていることに気付いたギウ。 ヨンギョは、絵を描いたのは小学生の息子ダソンで、今彼の美術家庭教師を探していることをギウに伝えます。 その後ギウは、妹のギジョンを「アメリカで美術を学んだ芸術療法士」としてパク家に連れてきます。 アメリカかぶれのヨンギョはギジョンに好印象を抱きます。 ギジョンはダソンの絵を称賛し、さらにインターネットで調べた専門用語をまくしたてヨンギョの信頼を勝ち取り、正式な家庭教師として採用されました。 順調に事が進む中、ある日パク家の主人であるドンイクが家に帰宅し、家庭教師の仕事を終えたギジョンを家まで送るよう、専属の運転手に命じます。 車に乗ったギジョンですが、身元がバレてしまうのを恐れ、家に着く前に車を降りました。 その際、自分の下着をこっそり助手席のシートに入れます。 後日ドンイクは車で下着を見つけると、運転手が車内で性行為をしたと推測し、彼を解雇します。 新しい運転手を探すドンイクたちに、ギジョンは自分の父ギテクを「親戚の凄腕運転手」として紹介。 もともとタクシー運転手の経験があるギテクは上手く取り繕い、パク家から正式に採用されます。 こうしてギテク、ギウ、ギジョンの3人がパク家に「パラサイト」することに成功し、残すは母親のチュンスクだけとなりました。 ギテクたちは協力して、桃アレルギーの家政婦のムングァンに桃の皮の産毛を浴びせて咳き込ませ、さらに偽物の血が付いたティッシュをヨンギョに見せ、ムングァンが結核であると信じ込ませます。 キム一家の思惑通り、ムングァンは解雇され、チュンスクを新しい家政婦として紹介しました。

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パラサイト 半地下の家族 : 作品情報

パラサイト 映画 あらすじ

解説 「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」の監督ポン・ジュノと主演ソン・ガンホが4度目のタッグを組み、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品。 第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の4部門に輝くなど世界的に注目を集めた。 キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。 そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。 そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。 正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。 共演に「最後まで行く」のイ・ソンギュン、「後宮の秘密」のチョ・ヨジョン、「新感染 ファイナル・エクスプレス」のチェ・ウシク。 2019年製作/132分/PG12/韓国 原題:Parasite 配給:ビターズ・エンド スタッフ・キャスト まず仰け反ったのは冒頭、ナチュラルにすっと観客を物語へといざなう語り口である。 格差などの社会問題を掲げると人々の体は身構えるものだが、本作では気がつくとあの家族にどっぷり紛れ込んでいる自分に気づく。 IMAXでもないのにこれほど高低差を強く意識させる作品があるだろうか。 地域の奈落の底から最も高いところへ。 お屋敷内でもまるで深層心理を掘り下げるように階段を下ると、秘めたるものが溢れ出し、暴れ出す。 挙げ句の果てには金持ち夫婦がソファで求め合うシーンでさえ机下に隠れた家族とは高低差が生じている徹底ぶり。 国際世界は広くて千差万別だが、おそらくこの高低差だけは通底している。 核となるのは言語ではなくこの感覚や意識。 それを駆使して物語をドリフトさせたからこそ、本作はあらゆる人の心を捉え、無条件に「リスペクト」と唱和させたのではないか。 経済格差を縦の構図を巧みに用いて描いた演出センスに脱帽する。 何から何までセンスが良い作品だ。 本作は豪邸に住む富裕層と半地下の家に住む貧困層の格差について描いているが、さらにその下にも貧困層がいるという、二段構えで描いているのが素晴らしい。 社会の実態は貧困層の間にも格差が拡がっており、それは富裕層と貧困層の格差ほど見えやすくないのである。 経済格差を深刻なものだという意識を持つ人でも、貧困層は単純に「貧困層」というグループとしか捉えていない人も多いのではないか。 しかし、この映画は描くように見えている貧困層の下に、さらなる「見えない貧困層」がいると示している。 これを示すために、物語の展開も縦の構図の画面作りなど、描きたいテーマと脚本と演出が絶妙にマッチしている。 ポン・ジュノ監督はすごい。 今後、映画の教科書として採用されてもおかしくない作品だろう。 将来クラシック映画として名前を残すのではないだろうか。 韓国の社会派映画といえば、かの国特有の政治や軍事などを題材にした力作が目立つが、ポン・ジュノ監督最新作は貧富の差の拡大というグローバルに深刻化する問題を取り上げ、予測のつかない超一級のエンターテイメントとなった。 韓国初のパルムドール受賞も、普遍的な問題への意識が一因だろう。 丘の上の明るく広い邸宅に暮らす上流の家族と対照的な、暗く狭い地下で暮らす下層の家族。 低層民、被差別者、不可視の存在を、彼らが生きる「地下」で象徴するアイデアは、同じく今年公開された米国のホラー映画『アス』と通じる。 このシンクロニシティー(共時性)も興味深い。 映像では伝わらない「匂い」で生活の格差を表現したのも、監督の巧妙さであり、観客の想像を経て本能に直接突き刺さるようだ。 監督もメッセージで懇願しているように、これは絶対にネタバレを回避して観に行くべき作品。 ジャンルを超越した怪作にぜひ圧倒されていただきたい。 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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