何卒 ご 了承。 「何卒」の意味とは?「何卒よろしくお願いします」の使い方も解説

「何卒よろしくお願いいたします」の意味や使い方、返信、「申し上げます」との違い

何卒 ご 了承

公開日: 2018. 25 更新日: 2018. 25 「何卒」の読み方と意味、ビジネスでの使い方、類語、英語表現 「何卒」という言葉をご存知でしょうか。 「何卒ご自愛ください」「何卒よろしくお願いいたします」などと使います。 では、「何卒」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。 日常会話で使うことはほとんどありませんが、ビジネスシーンでは使用頻度が高いです。 相手にお願いしたり、メールにおいて使われていることがあります。 依頼するときに使うイメージですが、目上の相手に使うことはできるのでしょうか。 正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。 そこで今回は「何卒」の意味や使い方、例文、類語について解説していきます。 適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう! 「何卒」の読み方と漢字 「何卒」の読み方は「なにそつ」ではなく「なにとぞ」 「何卒」の読み方は「 なにとぞ」です。 「何卒」の読み方は、「なにそつ」ではありません。 「何卒」の漢字は当て字、語源は「何とか」 元々「何卒」は「 何とか」という形で用いられていました。 そこに強調を表す助動詞「ぞ」がついた「 何とかぞ」が使われ始めました。 「何とかぞ」が時代が経つにつれて訛り、今現在用いられている「 なにとぞ」が使われるようになりました。 「何卒」は、指示代名詞「なに」+格助詞「と」+強調を表す係助詞「ぞ」で成り立っています。 「なに」に「と」と「ぞ」を付けることで、「どうにかして強く」という意味になり「なに」を強調する役割を担っています。 「何卒」は 当て字なので、「なにとぞ」とひらがなで表記することもありますが、ビジネスシーンでは漢字で表記するのが一般的です。 「何卒」の意味 「何卒」の意味は「どうぞ」の堅い表現 「何卒」は 「どうぞ」の堅い表現です。 「期待する」ニュアンスが含まれていて、 相手に何かを強くお願いする場合に用いる表現となります。 「何卒よろしくお願いいたします」だったら「どうぞよろしくお願いいたします」という意味になります。 「何卒」を使うことで、文章が改まった印象となるのでビジネスシーンで多用されています。 「何卒」は古語では「どうにかして、なんとかして」という意味 古語においての「何卒」は「どうにかして、なんとかして」を意味します。 ある物事を行うための手段を尽くそうと思っていることを表します。 現代では「何卒」は「どうぞ」という意味で、「手を尽くす」という意味では使いません。 「何卒」の使い方と例文 「何卒」は書き言葉で使う 「何卒」はビジネスメールや手紙などの 書き言葉で使われることが多い表現になります。 話し言葉として使うと、相手に大げさな印象を与えてしまいます。 上記でも触れましたが「何卒」はフォーマルな言い回しですので、ビジネスシーン以外で用いられることはほとんどありません。 「何卒」はビジネスメールの依頼やお願いで最も使う 「何卒」はビジネスメールで取引先などに対して依頼・お願いするときによく使います。 ・何卒よろしくお願いいたします ・何卒よろしくお願い申し上げます の2つは最もよく使う表現です。 依頼する内容を具体的に伝えた後に、上記のフレーズを付け加えるように使います。 ご多忙の中大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。 ・先日ご案内した、アンケートの提出期限が近づいてまいりましたので、ご連絡申し上げます。 何卒よろしくお願いいたします。 「何卒」はビジネスメールの謝罪やお詫びでも使う 「何卒」は謝罪文やお詫びの文でも使うことがあります。 「何卒」を謝罪の文章で使うときは「〜いただきますよう」「〜のほど」を使う場合がほとんどです。 「何卒よろしくお願いいたします」だけでは基本的には謝罪の意味にはなりません。 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます 何卒ご容赦のほどお願い申し上げます などと言います。 謝罪文では「いたします」よりも丁寧な「申し上げます」を使う方がよいでしょう。 「何卒〜」はビジネスメールで形式的な締めくくりの役割もある 「何卒」は「何卒よろしくお願いいたします」などの形で、依頼や謝罪以外でもただの ビジネスメールの締めくくりとしても使われます。 深い意味はなく形式的に、メールの結びの言葉として「何卒よろしくお願いいたします」などと述べることがあります。 文頭に「以上、」と付け足すこともあります。 ・以上、何卒よろしくお願いいたします ・以上、何卒よろしくお願い申し上げます などと表現します。 その他にも、 「何卒ご自愛ください」 という言い回しもよく使われます。 「何卒ご自愛ください」は「身体を大事にしてください」という意味で、相手の体調気遣う、労りの表現となります。 「何卒」を使う際の注意点 「何卒」は日常会話では使わない 上記でも触れましたが、「何卒」はビジネスでのみ使う堅い表現になります。 日常会話で使うと、 慇懃無礼(読み:「いんぎんぶれい」、意味「丁寧すぎてかえって嫌味っぽく失礼にあたる」)になる可能性がありますので注意しましょう。 ビジネスでのやり取りでも親しい間柄の相手や目下の者などには、「何卒」を使うのは適しません。 基本的に1つのメールで使うのは1回 「何卒」は丁寧な表現ではありますが、多用するのは不自然なので避けましょう。 一つのメールの中で「何卒」を何回も使ってしまうと、相手にしつこい印象を与えてしまいます。 この場合は「ご了承いただけますよう、何卒お願い申し上げます」とします。 1回だけでも十分に丁寧な印象を与えます。 「どうぞ」「どうか」と併用しない 類似表現と併用すると二重表現になってしまうので、「どうぞ」「どうか」などと一緒に使うことはできません。 「何卒」だけでは何か物足りないような感じがして、「どうぞ」や「どうか」を共に使ってしまうことがありますが、これは文法的に不適切にあたります。 「何卒」は「どうぞ」「どうか」の堅い表現であることを覚えておきましょう。 「何卒よろしくお願いします」は不自然なので「お願いいたします」「お願い申し上げます」を使う 「何卒」はとても堅い表現であるため、単なる丁寧語である「(お願い)します」と使うと不釣り合いになってしまいます。 「何卒」と一緒に使うのは、 謙譲語+丁寧語である「(お願い)いたします」「(お願い)申し上げます」にすべきです。 「よろしくお願いします」の頭に付け加えるならば、「どうぞ」「どうか」などがよいでしょう。 「何卒」の類語 是非(ぜひ) 「是非」は 強調を表す語です。 事情がどうあろうとも、あることを実現しよう、実現したいという強い意志や要望を表します。 親しい間柄の相手の場合は「是非」を使えます。 改まった場面以外で「何卒」を使ってしまうと、相手に大げさな印象を与えてしまうので、代わりに「是非」を使うことができます。 目上の人に対しても使えます。 ただ何度も「是非!是非!」などと言ったり、強い言い方になると強制的であると感じさせてしまいます。 「是非」は状況や相手に合わせて、使用するかどうか判断するようにしましょう。 また、「是非とも」という表現もあります。 「是非とも」も「是非」と同様に、自分の意志や意向を伝える場合や、相手に何かをお願いする場合に使います。 例文 ・皆様、是非ともアンケートのご協力をお願いいたします。 ・是非ともこの問題解決について助言をいただけたらと思います。 ・是非ともお役に立ちたいと存じていますので、何なりとお申し付けください。 絶対 「絶対」は「何が何でも、何があっても」という意味です。 強調を表す語となります。 「絶対に行かない」「絶対に会う」「絶対に実行する」といったように使います。 強調を表す語ですが、「何卒」と同様にビジネスシーンで使うことはできません。 「絶対」は日常的によく使われている言葉なので、親しい相手や同等などに使います。 例えば、何か物事を頼む場合に「絶対にやってね」「絶対にしてね」などと念を押すことができます。 他にも「絶対」は、「彼女の言うことは絶対だ」「絶対の真理」といったように、他に比べられるものがなかったり、何かに制限されないという意味でも使うことができます。 例文 ・明日のイベントには絶対に行くから、朝早く起こしてね。 ・その計画は絶対に成功すると思うから、みんなにも協力してほしい。 どうか 「どうか」は「 心の底から強く願っている様子」を意味します。 何かを心から強くお願いしたり、物事を頼むという場合に「どうか」を使います。 「何卒」は「どうか」を丁寧にした表現です。 ですので、ビジネスシーンで「どうか」を使うと、相手に軽い印象を与えてしまいます。 「どうか」は日常会話で使ったり、親しい相手に対して使う表現となります。 「どうか」は「ものを買うためのお金は自分でどうかする」といったように、物事の解決を願っている様子を表す場合も使うことができます。 例文 ・プロジェクトに協力していただけるよう、どうかお願いいたします。 ・書類をご確認していただきますよう、どうかお願い申し上げます。 なんとか 「なんとか」は「 色々と手を尽くして、あれこれとすること」を意味します。 「なんとか頼む」「なんとかする」「なんとか終わらせる」などと使います。 相手に依頼する場合に「そこをなんとかお願いいたします」といったように使われていることが多いです。 「そこをなんとか」は「難しいとは思っているが、色々方法を尽くしてお願いします」という意味になります。 相手に無茶なお願いをする場合に使うことが多いです。 「なんとか」は軽い言葉となるので、目上の人に使うには適しません。 「なんとか」は「十分とは言えないが、ある程度希望通りにである」という意味で使うこともできます。 この場合は「なんとか間に合う」「なんとか食べていくことができる」などと使います。 例文 ・忙しいとは思いますが、そこをなんとかお願いいたします。 ・仕事で大変なことは知っているが、なんとか彼に頼むしかない。 ・今のうちになんとかしておかないと、後で大変なことになってしまう。

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「何卒ご理解」の例文・使い方・ご容赦との違い|ビジネス/賜り

何卒 ご 了承

公開日: 2019. 04 更新日: 2019. 04 「何卒よろしくお願いいたします」の意味や使い方、返信、「申し上げます」との違い 「何卒よろしくお願いいたします」という表現をご存知でしょうか。 この表現はビジネスシーンで使うことが多いです。 ビジネスの場では、メールで相手にお願いをしたり謝罪をすることが多々あります。 よく使われている表現ということもあって、意味や使い方は曖昧なまま使っている、意味は理解していないけど使っているという方がいるかもしれません。 使い方を間違ってしまうと、誤解を招いたり、悪い印象を与えてしまうことがあります。 正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことが必要です。 そこで今回は「何卒よろしくお願いいたします」の意味や使い方、類語について解説していきます。 適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう! 「何卒よろしくお願いいたします」の読み方と意味 「何卒」の読み方は「なにとぞ」で、「どうぞ」の堅い表現 「何卒」は「 なにとぞ」と読みます。 「なにそつ」とは読まないので注意しましょう。 「何卒」は当て字です。 「なにとぞ」とひらがなで表記しても意味は同じです。 「何卒」は「どうぞ」をより堅く表現した言い回しです。 「期待する」というニュアンスが含まれていて、相手に何かを強くお願いする場合に用いる表現となります。 依頼の強調表現になります。 「何卒よろしくお願いいたします」だったら「どうぞよろしくお願いいたします」という意味になります。 「何卒」を使うことで、文章が改まった印象となるのでビジネスシーンで多用されています。 話し言葉として使うと、相手に仰々しい印象を与えてしまうので注意しましょう。 「よろしく」は依頼するときに使う言葉 「何卒よろしくお願いいたします」の「よろしく」は 希望の実現のために相手になすべき配慮を期待していう語になります。 「よろしくお願いします」「よろしく頼みます」「よろしくお伝えください」などの形で 依頼や お願いをする文章で使います。 「よろしく」「どうかよろしく」「よろしくどうぞ」「あとはよろしく」などだけでも相手に依頼するニュアンスになります。 漢字は「 宜しく」と書きます。 一般的には「よろしく」とひらがなで表記することが多いです。 「お願いいたします」は謙譲表現 「お願い」+「いたす」+「ます」で成り立っています。 「いたす」は 謙譲語の補助動詞です。 「ます」は 丁寧語です。 違う種類の敬語を二回使っても二重敬語にはなりません。 「いたします」は、一般的に相手への敬意を払い「〜します」「〜させてもらいます」「〜させていただきます」と自ら率先して相手のために何かをする、という意味合いで使います。 本動詞に付属して使用する補助動詞はひらがな表記で書くのがルールなので、「お願いいたします」の「いたします」は漢字「致します」ではなく「いたします」とひらがなで書くのが正しい表現になります。 「何卒よろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方と例文 ビジネスメールの締めくくり ビジネスメールでは「何卒よろしくお願いいたします」は 締めくくりとして使います。 相手にただ用件を伝えるだけだと丁寧さに欠けてしまいますので、「何卒よろしくお願いいたします」と付け加えることで、相手に良い印象を与えることができます。 お礼や依頼、確認などどんな内容であっても、締めくくりに「何卒よろしくお願いいたします」を入れることによって全体的にフォーマルな印象となります。 年賀状などの手紙の締めくくりとしてよく使う表現には「何卒ご自愛ください」があります。 手紙や年賀状で「何卒よろしくお願いいたします」を使ってしまうとビジネスライクな響きが強くなってしまいますので「何卒ご自愛ください」の方が無難です。 ビジネスメールでの依頼・お願い 「何卒よろしくお願いいたします」は上記で紹介したような形式的な締めくくりとしてだけでなく、相手に具体的に依頼やお願いをするときにも使用します。 具体的に依頼内容を書く場合は、下記のような形になります。 ・〜のほど、何卒よろしくお願いいたします ・〜していただきますよう、何卒よろしくお願いいたします 「〜」の部分に依頼内容を書きます。 ・ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします ・ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします ・ご助力のほど、何卒よろしくお願いいたします ・ご返答のほど、何卒よろしくお願いいたします ・ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします などの言い回しがよく使われます。 例文 ・企画の内容についてご検討のうえ私までご連絡いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。 ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします。 ・来週の打ち合わせに関する書類をお送りいただけますか。 ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。 ・来月行われる予定だった会議の日程が変更となりましたので、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。 ・ご不便をおかけいたしますが、ご了承いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。 ・この機会にさらなる努力を重ねてまいります。 今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願いいたします。 ・皆様のご期待に添えるよう、精一杯努力してまいります。 今後とも変わらぬお付き合いのほど、何卒よろしくお願いいたします。 ・昨年中は格別のご厚情を賜りまして厚くお礼申し上げます。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。 ・皆様の温かなご支援とご指導のおかげで無事計画を成功させることができました。 これからも変わらぬご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。 ビジネスメールでの謝罪・お詫び ビジネスシーンで不手際や不注意で取引先や顧客に迷惑をかけた場合、相手に謝罪・お詫びをする場面でも「何卒よろしくお願いいたします」は使用します。 よく使われている表現には、「 ご容赦くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします」があります。 「 申し訳ございません。 何卒ご容赦ください」という表現も使います。 「ご容赦ください」は「許してください、大目に見てください」の尊敬語で、比較的軽い謝罪を表現する言い回しになります。 「ご容赦ください」は比較的軽い表現なので、相手先に大きな損失を与えてしまった場合などは不適切になるので注意してください。 「ご容赦ください」の意味と使い方に関しては、下記の記事で詳しく説明していますので、興味のある方は参考にしてみてください。 言い回し ・ご容赦くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします ・ご理解くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします ・ご了承くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします ・お許しくださいますよう、何卒よろしくお願いいたします 例文 ・当方の事情により、今回の件はお断りいたします。 何卒ご理解いただけますようお願いいたします。 ・先日は大変申し訳ありませんでした。 ご容赦くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。 ・この度は多大なるご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。 お許しくださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。 ・当イベントの日程は予告なく変更される可能性があります。 ご了承くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。 ・既にお振込みいただいてる場合でも本メールが送信されている場合がございます。 ご理解くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします。 謝罪の「何卒よろしくお願いいたします」に対する返信 謝罪の「何卒よろしくお願いいたします」に対する返信の書き方を説明していきます。 相手にミスがあった場合でもあまり感情的にならず、健全なビジネス関係を維持するのがベストです。 下記のように返信すればよいでしょう。 株式会社サシスセソ 渡辺様 いつもお世話になっております。 株式会社タチツテトの鈴木です。 お気遣いいただき、大変恐縮です。 こちらこそ確認が不足しており、申し訳ございませんでした。 どうかお気になさらないでください。 引き続きよろしくお願いいたします。 鈴木 「何卒よろしくお願いいたします」と「何卒よろしくお願い申し上げます」の違い 「何卒よろしくお願いいたします」と「何卒よろしくお願い申し上げます」の違いについて説明していきます。 「何卒よろしくお願いいたします」と「何卒よろしくお願い申し上げます」の違いを理解するには、「お願いいたします」と「お願い申し上げます」の違いに注目しましょう。 「お願いいたします」= 動詞「お願いする」+謙譲語の補助動詞「いたす」+丁寧語「ます」 「お願い申し上げます」= 名詞「お願い」+「言う」の謙譲語「申し上げる」+丁寧語「ます」 つまり、「何卒よろしくお願いいたします」と「何卒よろしくお願い申し上げます」の違いは、 「お願いする」と「お願いを言う」に違いは何かということになります。 「お願いを言う」という表現は 「聞いてる人がいるのが前提 」である一方、「お願いする」ことは相手がいなくても実行可能なので、「お願いする」の意味である「お願いいたします」の方が動詞の意味的に謙虚だと主張する人がいます。 一方で、「お願い申し上げます」の方が日常会話での使用頻度が低いため、語感的にはかしこまったフォーマルな響きがあります。 したがって、 「お願いいたします」と「お願い申し上げます」の違いはほぼない、というのが答えになります。 ビジネスメールでどちらを使うべきか迷った場合は、「何卒よろしくお願いいたします」を使えばよいでしょう。 お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 ・大変恐縮ですが、納期の延期が可能かどうか、ご連絡いただけるよう何卒よろしくお願い申し上げます。 「どうか(よろしく)」と「どうぞ(よろしく)」の違い 「何卒」の類語に「どうか」と「どうぞ」があります。 これらの違いについても解説します。 「どうか」と「どうぞ」の違い 「どうか」と「どうぞ」は、どちらも依頼やお願いする文章で使う語ですが、微妙にニュアンスが異なります。 「どうか」は 困難なことと承知している上で、相手に丁寧にお願いすることを、 「どうぞ」は 単に丁寧に相手にお願いすること を意味します。 よって、依頼内容が実際には困難でなくとも「どうか」を使うことでより謙虚な響きになり、より丁寧な意味合いが強くなります。 「どうか」「どうぞ」をよりフォーマルにした言葉が「何卒」なので、「何卒」にも「困難なことを知った上で依頼してる」というニュアンスを含むということになります。 例文 ・プロジェクトに協力していただけるよう、どうかお願いいたします。 ・書類をご確認していただきますよう、どうかお願い申し上げます。 ・来月行われる会議についての資料を作成していただけませんか。 どうぞお願いいたします。 どうぞお許しください。 「何卒」の類語には「是非(ぜひ)」もある 「是非」は 強調を表す語です。 事情がどうあろうとも、あることを実現しよう、実現したいという強い意志や要望を表します。 親しい間柄の相手の場合は「是非」を使えます。 改まった場面以外で「何卒」を使ってしまうと、相手に大げさな印象を与えてしまうので、代わりに「是非」を使うことができます。 目上の人に対しても使えます。 ただ何度も「是非!是非!」などと言ったり、強い言い方になると強制的であると感じさせてしまいます。 「是非」は状況や相手に合わせて、使用するかどうか判断するようにしましょう。 また、「是非とも」という表現もあります。 「是非とも」も「是非」と同様に、自分の意志や意向を伝える場合や、相手に何かをお願いする場合に使います。 例文 ・皆様、是非ともアンケートのご協力をお願いいたします。 ・是非ともこの問題解決について助言をいただけたらと思います。 ・是非ともお役に立ちたいと存じていますので、何なりとお申し付けください。

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「何卒よろしくお願いいたします」の意味や使い方、返信、「申し上げます」との違い

何卒 ご 了承

このように、相手にとって不利益、または条件がよくない話を持ち出し、その状況を理解し、納得してもらいたい場合に使うことができます。 これには、「その状況が改善できるようにできるだけ頑張りますが、中々難しいので許してほしい」というこちらの誠意と謝罪の意味が含まれます。 「ご理解よろしくお願いいたします。 」と使うこともできますが、これはもう決まってしまった事柄に対して、「そういうことなので受け入れてください。 よろしく」というニュアンスが強く、場合によっては「こちらの都合を聞かずに一方的に決まったのか!」と、相手に不快感を与えます。 「ほど」を挟み込むことによりマイルドな言い回しになり、「聡明なあなたなら、こちらの事情を理解し、きっと許してくださると信じております」という相手の懐の深さを賞賛する印象が出て、尊敬の意味合いが強くなります。 使い方と間違い例 それでは使い方を見ていきましょう。 <例> 「今回のお届け遅延に関して、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 」 「明日の電気工事に伴う停電は15時の終了予定です。 ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 」 このように、相手に迷惑をかける、自分の側に非がある場合に使われます。 ただし、上司や、目上の人に向けて使う場合は注意が必要です。 現在原因を究明中です。 ご理解のほどよろしくお願いいたします。 」 実は、「私はもう十分わかっている。 そこまで物がわからない人間ではない。 バカにしているのか?」という印象を与えてしまう場合があります。 この場合、「何卒ご了承のほど、よろしくお願いいたします。 」と言い換える方がベターです。 なお、「ご了承」(ごりょうしょう)には上のものが下のものを許すという意味があります。 まとめ 長文の言い回しは難しいですが、覚えておいて損はありません。 「ご了承」とワンペアで覚えて使い分けるといいでしょう。 ビジネスシーンでの表現の幅が広がります。 執筆:山河丸々(さんが まるまる) 海外で外国人に日本語を教えている兼業ライター。 現在はアジア某国在住。 日々生まれてゆく新しい日本語と、日本語能力試験に出る日本語との乖離に悩む。 趣味はB級グルメ食べ歩き。

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