妊娠後期 鉄剤。 妊娠中の貧血の原因と対策は?胎児への影響はある?

妊娠中に黒い便が!貧血と診断されたなら、鉄剤のせい!

妊娠後期 鉄剤

妊娠後期の便秘 妊娠後期の便秘は、慢性化すると出産時も辛くなります。 妊娠後期は、それまで便秘に悩んでいなかったママも便秘になる可能性があります。 しかし妊娠後期は出産を間近に控え、お腹の反応もデリケートです。 ママも常に胎動や張りに気を付けて生活します。 そのため、腹痛があっても出産に関わる腹痛なのか、自身の便秘による腹痛なのか分からなくなります。 妊娠後期は赤ちゃんも胎動がはっきりわかるほどに動くので、たとえ便秘になったとしても「のの字」でお腹をぐるぐるマッサージするのもためらいます。 お腹自体を押したり揺らすことが、赤ちゃんにダイレクトに伝わると心配になります。 赤ちゃんを優先的に考えると、ママは便秘を我慢しがちです。 さらに出産に対する心配や、妊娠中の疲労がストレスとなり便秘を悪化させます。 妊娠後期は便秘を解消する方法が限られてしまい、便秘を解消しにくい時期です。 妊娠後期の便秘原因 妊娠後期は、初期と中期に比べて運動時間の低下が目立ちます。 早産や子宮口の開き具合によっては病院で、絶対安静を指示されることもあります。 そうなると運動はできません。 ・お腹の赤ちゃんが腸を圧迫して機能低下。 ・腹部に力を入れないようにしてしまう。 ・安静にする時間が増えて運動不足。 ・鉄剤による便秘。 赤ちゃんが腸を圧迫して便秘になる 赤ちゃんは、妊娠後期で一気に成長します。 体重も増えて、足でお腹を蹴ると、ママのお腹の表面がグニッと動くほどです。 妊娠初期と違い、体を伸ばさなくてもお腹がパンパンになるほどの大きさです。 赤ちゃんが大きくなれば、胎のうの上の胃腸は押し上げられます。 胃が押し上げられると、ゲップが出るような感覚におちいります。 腸が通常の場所から圧迫されると、腸の働きが鈍くなります。 腸の圧迫による便秘は、出産間近になると軽快しやすくなります。 赤ちゃんが子宮口に向けて下がるからです。 腹筋の衰えと便秘 妊娠すると、お腹に力を入れることを控えるようになります。 赤ちゃんが苦しくなって辛いだろうと心配するからです。 力を入れすぎると、赤ちゃんが出てきてしまうのではないかという出産間近ならではの不安もあります。 妊娠後期は大きくなったお腹でバランスも取りにくく、腹筋運動や、お腹に力を入れる運動を避けるので自動的に筋肉が取れていきます。 ところが排便には腹筋が必要です。 絶対安静で便秘になる 妊娠後期は、いつ赤ちゃんが産まれるかを妊婦検診でも頻繁にチェックします。 およその目安を考える時に、赤ちゃんが出てくる子宮口が開き始めているか、破水や異常がないか、赤ちゃんの体重はどの程度かを診断します。 赤ちゃんの成長ペースや体重によっては、未だお腹の中で育ててあげたほうが良いと判断することがあります。 それでも子宮口が開いてきたり、赤ちゃんが子宮口に向かって下がり始めている時は安静が必要です。 妊娠後期のママによっては出産前から産院に入院することもあり、便秘だから運動をするべきだとはいえない状況もあるのが妊娠後期の特徴です。 妊娠後期の鉄剤で便秘 妊娠後期は鉄分不足を指摘されるママが多く、鉄剤を処方されることがあります。 鉄剤を飲んでいると一時的に便が黒っぽくなり、便秘にもなりやすいようです。 鉄剤を飲んで便が黒っぽくなるのは副作用では有名で、鉄剤服用中だけならば問題ありません。 個人で反応は異なりますが、便秘や下痢、倦怠感をかんじることもあります。 黒い便が出るのは、鉄剤に含まれるヘモグロビン成分が便に混じり酸化状態になるので黒く見えるそうです。 便秘になるのは副作用とはいえ辛いものです。 しかし出産間近の鉄剤処方は、出産時の出血による貧血を予防するためという目的があります。

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【医師監修】妊娠初期・中期・後期の吐き気(つわり)の原因と9つの対処法

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この記事の目次• 妊婦さんに多いのは鉄欠乏性貧血!貧血の種類と症状について 「貧血」とひと言で言っても種類があります。 貧血の一般的な症状はどの種類の貧血でも共通しており、自分がどの貧血なのか判断することは難しいのです。 どの貧血にも共通している一般症状には下記のようなものがみられます。 息切れ• 白色又は銀色のものが目の前をチラチラしているように見える• とにかく疲れて立っていられない• 耳鳴りやめまいがする このような症状が表れた場合は、貧血になっている可能性がありますので我慢は禁物です。 上記の貧血一般症状をふまえ、貧血の種類と特徴的な症状をまとめてみました。 貧血の種類 説明・主な症状 鉄欠乏性貧血 最も多い貧血で、偏った食生活・生理・妊娠等による鉄分不足が原因で起こる貧血。 貧血状態が続くと、爪が反り状になったりもろくなるなどの症状も出てくる。 再生不良性貧血 骨髄が脂肪に置き換わってしまい、血液が作れなくなる為に起こる貧血。 赤血球だけでなく、白血球や血小板なども作れず減少してしまう。 歯茎からも出血しやすい・あざができやすい・血が止まりにくい・血便や血尿などの症状が見られる。 悪性貧血 ビタミンB12の欠乏によって起こる貧血。 中高年の人や手術後の人に見られる。 一般症状の他に、白髪が増える・情緒不安定になる・手足がしびれるなどの症状が見られる。 溶血性貧血 何らかの原因で赤血球が破壊されてしまう為、生じる貧血。 一般症状の他に、黄疸・尿の色が濃くなるなどの症状が見られる 二次性貧血 感染症や悪性疾患、悪性腫瘍など血液疾患とは関係のない疾患が原因で起こる貧血。 貧血症状が長く続く場合は、何らかの病が下人で起こる二次性貧血の可能性がある。 上記の表内でも記載しましたが、妊婦さんがなる殆どの貧血は鉄欠乏性貧血です。 しかし「妊婦だから鉄欠乏性貧血」と自己判断するのは危険です。 特に妊娠前から貧血の症状があった方や持病をお持ちの方は、鉄欠乏性貧血以外の可能性もありますので、必ずその旨を医師に告げて診てもらいましょう。 血液量が増加するのに何故!?妊婦さんが貧血になる理由! 妊娠中は、子宮が大きくなり母体が大きくなる為、その分全身を巡る血液量は増えます。 平均で1. 5倍程度増えるようです。 通常、血液は体重の12分の1リットル程あると言われています。 これが、妊娠すると1. 5倍になるのですから6リットルもの血液量になるのです。 血液量が増えるにも関わらず、貧血になってしまう理由としては主に2点あります。 つわりで食事がとれず、鉄分が不足する為• 血液量に比例して赤血球の数が増えるわけではない為 それではこの2つの原因について詳しくみていきましょう。 悪阻や偏った食事による鉄分が不足 もともと偏食気味な人や悪阻で食事がとれなくなった人は、体内の鉄分が不足し鉄欠乏性貧血になりやすくなります。 食生活を改善することで貧血を改善することはできるのですが、妊娠初期の貧血は注意が必要です。 貧血を改善するには、鉄剤を服用するのが一番手っ取り早いのですが、鉄剤の副作用に悩む方も多くいらっしゃいます。 鉄剤にはどのような副作用があるのか、また副作用を少しでも軽減する方法はあるのかを見ていきましょう。 妊婦さんによく処方される鉄剤の種類と副作用 妊娠による貧血は、妊娠性貧血と呼ばれ、鉄分不足による「鉄欠乏性貧血」が殆どですので、鉄剤が処方されます。 よく聞くのは、フェロミアという錠剤です。 フェロミア錠は鉄剤を補給する為には優れている薬なのですが、副作用に悩み「合わない」と言う妊婦さんも多くいます。 主な副作用は下記です。 便秘又は下痢• 吐き気(又は実際に吐いてしまう)• かゆみや発疹 この薬は消化器官に刺激を与えますので、胃薬や整腸剤と共に処方されることが多いです。 下痢や便秘は薬を飲み続けているうちに、症状が治まってくることもありますが、あまりにも長引くようでしたら医師に相談しましょう。 注意が必要なのは、嘔吐や発疹という副作用があらわれた場合です。 嘔吐 吐き気だけでとどまっているのならまだしも、嘔吐を繰り返すと貧血改善の為に飲んでいるのに貧血どころか身体が栄養不足の状態に陥ってしまいます。 蕁麻疹やかゆみ 身体が薬に対して強い拒否反応を示していると言えます。 ひどい蕁麻疹になると身体の酸素濃度が低くなることもありますので、かゆみ・発疹等の症状が表れた場合は、服用を中断し、医師に相談しましょう。 一般的には、まずこのフェロミアという薬を処方されることが多いのですが(鉄剤の中ではこどもにも処方可能なくらいやさしい薬の為)、合わないとなると漢方薬を処方されることもあります。 薬名 効能 副作用 芍薬散(トウキシャクヤクサン) 血行をよくする 貧血改善 ホルモンバランスを整える等 胃痛・吐き気・下痢・肝機能の異常・かゆみや発疹 加味帰脾湯(カミキヒトウ) 貧血改善 精神不安や不眠症改善等 胃痛・吐き気・下痢・かゆみや発疹 手のしびれ・血圧上昇・倦怠感等 漢方薬でも合わない人はいますし、上記のような副作用が出てしまう人もいます。 副作用の症状はフェロミアの副作用と似ていますね。 どうしてもどの種類の薬でも合わないとなると、注射により鉄分を補給することもできますので医師に相談しましょう。 吐き気や胃痛の副作用も出やすくなり、効果にも影響が出るので、口内で噛み砕くのもいけません。 必ず多めの水で1錠飲みこみましょう。 「症状を軽減させる為に、割って何回かに分けて服用した」という方も時々いるのですが、逆効果です。 フェロミアは比較的胃痛などの副作用が出やすい薬ですので、体内で溶けるように錠剤自体が工夫されています。 フェロミアをはじめとする鉄剤に含まれる鉄分の多くは「非ヘム鉄」という種類で、体内に留まりやすい鉄が含有されています。 服用前に割ってしまうと副作用が出やすくなってしまったり、効果がなくなってしまいますので、噛み砕いたり割って複数回に分けて飲むことはやめましょう。 どうしても鉄剤を飲みたくない!貧血改善に良い食材 どうしても鉄剤を飲みたくない!という方は、担当医に相談した上で食事療法により貧血を改善するのも1つの手です。 但し、薬の服用から食事療法に切り替える場合は、必ず「医師に相談」してください。 自己判断で薬の服用をやめてはいけません。 薬の服用を勝手に中止すると血液検査でバレます。 鉄剤は確かに副作用が出やすい薬でもありますが、そのくらい効果の高い薬でもあるのです。 胎児に影響も!妊娠中のレバーが避けられる理由 貧血に良い食べ物というとレバーを思い浮かべますが、妊娠中のレバーは控えた方が無難です。 レバーには、レチノールという成分が含まれています。 レチノールはビタミンAの一種なのですが、野菜や果物のビタミンAとは異なり、体外に排出されにくい性質があります。 その一日の上限量をレバー100gで超えてしまうのです。 なぜビタミンAの中でもレチノールという成分の過剰摂取が良くないのかというと、お腹の赤ちゃんに影響が出てしまう恐れがあるからです。 鉄分を含む食材とビタミンCを含む食材をうまく取り入れ、貧血改善に臨みましょう。 鉄分の吸収ができても他の栄養に偏りが出てしまうとよくありませんので、「鉄分だけ」という偏った食事は避け、他の栄養素も気にしながらバランスの良い食事を心掛けていきましょう。 どのような食事をとれば良いのか分からない方は、産院や保健所にいる栄養士さんに相談し、アドバイスをもらうと良いでしょう。 貧血だけでなく、体重管理にも役立つ助言が得られます。 貧血改善にも効果がある葉酸サプリ 妊娠中に飲むと何かと良いと言われる葉酸サプリですが、貧血改善にも効果が期待できるのです。 葉酸は、鉄分やビタミンB12と一緒に新しい血液をつくってくれる酵素です。 しかし、鉄剤が処方された妊婦さんというのは「鉄剤の力を借りて鉄分を補った方が良い」とお医者様が判断されている方なのです。 血液検査にて「貧血」と明らかに数値が物語ってしまっている方です。 なぜ、副作用が出やすいと言われている鉄剤を飲まなくてはいけないのか、貧血が妊婦さんや胎児にどのような影響を及ぼすのか考えられることを挙げてみました。 胎児の発育不全• 赤ちゃんが低体重で生まれる• 赤ちゃんが貧血になる• 微弱陣痛により、分娩で母子共に体力を消耗• 分娩時の出血増及び血圧低下 このような影響が貧血により起こり得るのです。 体内の酸素は血液によって運ばれています。 その血液が不足しているのですから、ママだけではなく、赤ちゃんにも酸素が充分行きわたらないのです。 酸素不足に陥った胎児は、発育が悪く、無事に生まれたとしても低体重や赤ちゃん自体が貧血になっていることもあるのです。 そして、ママ側への影響としては、貧血症状は動悸・息切れなどからも分かるように身体の体力が奪われてしまいます。 貧血によって体力がなくなると、陣痛も微弱陣痛となり時間がかかってしまう場合があるのです。 貧血が続くと子宮の収縮も悪くなる為、分娩時の出血量も多くなることがあります。 血圧も低くなりやすく危険です。 お産は、母子共に体力を消耗します。 長引く分娩や出血の多いお産は命に関わることもあるのです。 ご自身の為、お腹の子の為にも貧血は改善しておきたいものです。 私の場合、副作用は胃痛と下痢でした。 鉄剤を処方されるまでは便秘に悩んでいたのに、鉄剤を服用した途端下痢になってしまったのです。 便秘が治ったから良い!という感じは一切なく非常に不快な日々でした。 当時は車いすの登場に「大げさだな」と思っていましたが、後に分娩時における母体の死亡理由で最も多いものが出血多量による死であると知り、自分の分娩時の出血量が笑えないレベルであったことを感じました。 産後の体調回復も心身共に遅かったので、「なぜもっと真面目に貧血対策をしなかったのだろう」と後悔しています。 ほぼ混ざり合うことはない!母子の血液 少々脱線気味の内容となりますが、お腹の赤ちゃんとママの血液型が同じであるとは限りませんよね。 ママのお腹の中にいて、血液型が違うのに、胎児は拒絶反応を起こさないの?と心配になる方もいると思います。 これがよくできていて、赤ちゃんはママから鉄分や栄養分のみを吸収して自分は自分の血液を作ります。 妊婦さんの血液量が増える理由は、赤ちゃんに血液を送る為ではなく、あくまでも「栄養分を送る為」「子宮が大きくなったから」なのです。 なので、ママと赤ちゃんの血液が混ざることはよっぽどのことがない限りありません。 稀なことではありますが、Rh(-)の血液型をもつママさんは、上記のようなことが起こることもあるのです。 出産は命がけ!副作用に怯えず服用することも大事 大きなお腹と共に幸せをかみしめているとついつい忘れがちになってしまいますが、出産は女性にとって「命がけ」です。

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妊娠すると、循環血液量が非妊娠時に比べ増加します。 赤血球などの血球成分がそのままの状態で血液中の水分が増え、血が薄まった状態になる「水血症」になることがあります。 水血症は妊娠を維持するために必要な身体の変化ですが、貧血の症状を引き起こす場合があります。 水血症や胎児に送る栄養が増えることなどが引き金となり、鉄が不足して貧血になることを「鉄欠乏症貧血」と言います。 3割から5割にあたる妊婦が経験するといわれており、妊娠中の貧血のほとんどを占めます。 貧血の代表的な症状としては、立ちくらみ・めまい・動悸・息苦しさを感じるなどがあります。 立ち上がるのが困難になる・倒れるといった入院が必要になるケースもあれば、なかには症状がない人もいます。 妊娠すれば症状や程度は人それぞれでも、貧血の症状に悩むといっても過言ではないかもしれません。 上手に対処していきたいですね。 なお、妊娠中の貧血は「鉄欠乏症貧血」が多いですが、鉄不足以外の原因で貧血になる人もいます。 原因に応じた対応が必要になるので、病院で診断してもらうと安心ですよ。 一般的な貧血検査では、血液を調べることでヘモグロビン濃度を確認し、貧血の有無を判断します。 ただし、妊娠性貧血の場合には、鉄分の欠乏による貧血症状ではない場合もあるため、ヘモグロビンとヘマトクリットの数値を確認します。 妊娠性貧血の診断基準は、Hb(ヘモグロビン値)が11. 0未満、またはHt(ヘマトクリット値)33%未満が目安となります。 健常な一般女性のHb値は、12~15ほどで、13前後が一般的です。 重症度の分類としては、軽症はHb11. 0未満~10. 0、中等度がHb10. 0未満~9. 0、重症がHb9. 0未満となります。 鉄分不足による貧血の場合には、鉄分を含んだ注射や点滴を用いた治療が行われることもあります。 レバーやひじき、ホウレンソウなど、鉄分を多く含むものを食べることも大切ですが、人間の身体への吸収率は10%程度です。 1日に身体からおよそ1mgの鉄が排出されるため、これを補うためには毎日10mgの鉄分を摂取する必要があります。 さらに妊娠時は倍以上の鉄分が必要となります。 鉄分だけではなく、鉄分の吸収を促進する食材も摂る必要があります。 血液を作るために必要な栄養素にはビタミンB12・葉酸・ビタミンB6があります。 ビタミンB12は「赤いビタミン」とも呼ばれ、レバー・肉類・卵・牛乳などに多く含まれています。 これらの食品を日常的に摂取していれば不足することはないでしょう。 ビタミンB群のひとつである葉酸は、レバー・貝類・キャベツ・パセリ・ニンジン・トマトなどの野菜類、バナナやメロンなどの果物類に多く含まれています。 ヘモグロビン生成に欠かせないビタミンB6は、ホウレンソウ・ピーナッツ・大豆・バナナなどに含まれています。

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