日産 西川 現在。 ひとりの元幹部の死から考えた、日産の「本当の病巣」(井上久男)

日産自動車(株)【7201】:株式/株価

日産 西川 現在

[東京 7日 ロイター] - 日産自動車<7201. T>は今年4月以降に複数の金融機関から融資を受け、総額約8326億円の資金調達を行った。 同社が6日公表した2020年3月期有価証券報告書で明らかにした。 同報告書では、西川広人前社長に役員報酬と過去の制度に基づく退職慰労金の未払い分を合わせた4億1200万円が支給されたことも判明した。 西川前社長への支給額のうち、07年に廃止された制度における退職慰労金の未払い額が1億1400万円、報酬委員会の決定に基づいて支払われる報酬2億円を含む総報酬が2億9800万円。 西川氏は17年4月に社長就任後、株価に連動して支払われる報酬を不当に多く受け取ったとして昨年9月に辞任した。 株価連動型報酬で不正に受け取った約4700万円は返納済み。 自動車事業の3月末時点の手元資金は1兆4946億円。 販売金融事業も合わせた会社全体での未使用のコミットメントラインは約1兆3000億円としており、決算発表時と変更はない。 内田社長は決算発表時、手元流動性は「現時点で十分確保できている」との認識を示していた。

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日産西川社長の“デタラメ”を許してよいのか

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Photo by gettyimages 策謀は9月、西川氏が小枝至・元共同会長を「名誉顧問」に就任させたことから始まる。 西川氏は、自分が責任を取って退任した場合に、自分の代理として密かに動いてもらうために、小枝氏に名誉顧問を依頼したとみられる。 名誉顧問に対しては報酬が支払われる見込みだが、職務内容は明確でない。 さらにこの人事を日産は発表せず、極秘にしている。 筆者は取材の結果、日産の内部調査によって、小枝氏が西川氏と同様、株価連動型報酬(SAR)の権利行使に関して不正行為を働いていたことが発覚した事実をつかんでいる。 自分に付与された権利の行使期間が終わっているのに、それを行使期間内に遡って行使した形にして、報酬を約1200万円水増ししているのだ。 果たしてこうした人物が名誉顧問にふさわしいのだろうか。 そもそも、上場企業の顧問や相談役について、東京証券取引所は、役職や職務内容などを開示することを求めている。 東芝の粉飾決算問題では、元社長・会長らが経営に関与する東芝の組織風土も不正の一因であったため、近年は顧問や相談役の取り扱いについていっそう厳正さが求められるようになったが、小枝氏の名誉顧問就任はこうした動きに逆行するものだ。 コーポレートガバナンス不全でゴーン氏の独裁・暴走を許し、それが刑事事件にまで発展した結果、多くの批判を受けて、ガバナンス改革を推し進めると宣言した企業が到底やることではない。 日産OBによると、1990年代に西川氏が辻義文社長の秘書を務めていたころ、小枝氏は取締役企画室長で、社長室へ頻繁に報告に行くため、西川氏と親しくなった。 西川氏が社長秘書の役目を終えると、その後、購買や関係会社担当に移っていた小枝氏が「俺のところに欲しい」といって、西川氏を部下にもらい受けたという。 その後、日産はルノーからの資本を受け入れ、ゴーン氏が経営トップに就いたが、小枝氏は巧みな社内遊泳術によって生き残り、ゴーン氏の「代理人」として大リストラを実行した。 その功績から共同会長にまで栄達し、SARも含め多額の報酬を得て、巨万の財を成した小枝氏。 現在は超一流プロ野球選手も住んでいた高級マンションに居を構え、都内にビルも保有して不動産業を営んでいる。

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西川廣人

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電撃的な解任から1ヵ月。 ほぼ皆勤賞で出社し続ける西川廣人・前日産CEO Photo by Fusako Asashima 驚いたことに、9月に解任されたはずだった西川廣人・前日産自動車CEO(最高経営責任者)が着々と院政を敷きつつある。 関係者によれば、早速、新経営メンバーを呼びつけて個室に呼び出して役員人事に介入しているという。 そして、西川氏の暴走でほくそ笑んでいるのは、やはり「あの策士」だった。 (ダイヤモンド編集部 浅島亮子) 近く臨時取締役会を開催か 西川、豊田、スナールの悪だくみ 電撃的な解任劇から1ヵ月が経過した。 9月16日に社長兼CEO(最高経営責任者)の職を解かれたはずの西川廣人・日産自動車取締役(以降、西川氏)が、今もなお、横浜の日産グローバル本社へ出社し続けている。 朝から夜まで、ほぼ皆勤賞という熱心さだ。 さすがにCEO室からは退去したが、ボディーガードと秘書はついたまま。 本社21階の役員フロアに、副社長クラスと同等の広さの個室があてがわれている。 ご丁寧にも、ドア付近には「HIROTO SAIKAWA」のネームプレートまで備え付けられた。 これから長きにわたって、会社に居座ることを決めたという意思表示なのだろうか。 取締役ポストに残ったとはいえ、日常のすべての執行業務からは解放されているはずだ。 一体、西川氏は何をしているというのか。 来る日も来る日も、西川氏が役員を呼びつけている光景を多くの社員が目撃しており、いぶかしがっている。 それもそのはずだ。 日産は、10月8日に新経営体制を発表し、再出発のスタートラインに立った。 内田誠・専務執行役員(53歳)が社長兼CEOに、アシュワニ・グプタ・三菱自動車COO(最高執行責任者)が日産COOに、関潤専務執行役員(58歳)が副COOに就くトロイカ体制が決まり、ようやく経営の混乱に終止符が打たれたのである。 にもかかわらず、「過去の人」がはかりごとを巡らせている。 西川氏が部屋に呼びつけている役員には、新経営メンバーである内田専務と関専務に加えて、人事担当の高橋雄介・専務執行役員(57歳)が含まれている。 この人選からも察しがつくように、西川氏はどうも、新たな役員人事に介入することで、自身が影響力を行使できる執行体制を構築しようとしているのだ。 はなから会社を辞める気などサラサラなかったのである。

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