クリティカル シンキング と は。 クリティカルシンキングとは?考え方のコツと具体例を解説

批判的思考

クリティカル シンキング と は

クリティカルシンキングとは ビジネスで求められる思考法には何があるかと質問されると、多くの人はロジカルシンキングを思い浮かべるのではないでしょうか。 でも触れているように、ロジカルシンキングはビジネスパーソンが成果を出すために必要なスキルであり、最低限身につけておくべきスキルとされています。 ただし、ロジカルシンキングにはある注意点があります。 それは、論理の前提条件や論理の展開が適切でないと誤った結論に至ってしまう可能性があるということです。 例えば、「最近、電話窓口の対応が悪いというお客様からの意見が強くなっている。 顧客満足度を下げないために電話窓口担当者の教育をするべきだ」という主張があったとします。 一見、正しい論理に見えますが、果たしてそうでしょうか。 この「本当にこの論理は正しいのか」、「そもそも考えるべき課題は何か」を明らかにし、正しい結論に導く思考法がクリティカルシンキングです。 クリティカルシンキングとは直訳すると「批判的思考」と訳されます。 「批判的」という言葉から粗探しをするイメージを持たれるかもしれませんが、決して欠点を指摘するだけの思考法ではありません。 クリティカルシンキングの特徴には、「本来考えるべき課題を押さえる」、「論理の前提を疑う」、「思考の偏りに気づく」といったことがあります。 先ほどの例を見てみましょう。 「お客様からの意見が強くなっている」ことには、どのような前提があるのでしょうか。 そもそも、「強くなっている」とは具体的にどのような状況なのか分かりません。 どの位の期間でいくつ同様の意見をお客様からいただいていたのか、それが過去と比べて増えているかどうかを検証しないと、結論が適切かどうか判断できません。 このように、クリティカルシンキングを実践すると論理の前提を疑えるようになるため、こうした主張も一旦立ち止まって検証できるようになります。 クリティカルシンキングが脚光を浴びるようになったのはここ最近のことです。 ビジネス環境が目まぐるしく変化している現代では、「今まではうまくいったのだから、これからもこの方法でうまくいくはずだ」といった考え方は通用しません。 環境の変化に取り残されないようにするには、古いやり方や考え方を捨てて、これまでとは違った切り口、考え方、アイディアを取り入れなければいけません。 そのために何を捨て、何を取り入れるべきなのかを批判的に見極める必要があります。 クリティカルシンキングができない人の3つの特徴と事例 ここからは、クリティカルシンキングができない人にみられる代表的な特徴を3つ挙げ、クリティカルシンキングができないと仕事にどのような影響を及ぼすのか見ていきます。 【事例1】自分の考えに固執し、違った意見を受け入れられない 自分なりの考えを持って仕事に臨むことは素晴らしいことです。 ただし、クリティカルシンキングができていないと「自分の考えがそもそも正しいのか」と疑う思考が働かず、自分とは異なる意見をはね付けるようになってしまいます。 さらに、自分の考えを正当化することに固執すると本来考えるべきことから論点がずれてしまいます。 ある会社で行われた、来期の営業戦略を考える会議の例を見てみましょう。 会議の場でAさんが「今期、売上が停滞しているのは顧客への訪問数が足りないからだ。 売上を伸ばすために、来期はもっと訪問数を増やそう」と主張しました。 これに対し、Bさんが「顧客1社あたりの購入金額を上げるのはどうだろうか」と意見を出しました。 ところが、Aさんは「いや、大切なのは訪問数だ。 顧客が増えないと売りようがないじゃないか」と自分の意見を曲げません。 その後AさんとBさんの主張のぶつけ合いになり、営業戦略の方針決めは次回に持ち越しになってしまいました。 この場合、本来考えるべきことは「売上を上げるにはどうするとよいか」のはずでした。 しかしAさんもBさんも自分と異なる意見を受け入れられず、いつの間にか議論の主軸が「どちらの主張が正しいのか」に移ってしまったのでした。 【事例2】他の人の意見を鵜呑みにしてしまう 筋が通ったように聞こえる意見にすぐに「確かに、その通りですね」と賛同する人は、良く言えば素直とも受け取れますが、一方で「本当にそうかな」と批判的に考える力が足りないとも考えられます。 このような思考を挟まないと、場合によっては誤っている結論に引っ張られてしまいます。 例えば、「今までマニュアルが無くても大きな問題は起きなかったのだから、わざわざマニュアル化しなくてもいいのではないか」という意見に、「おっしゃるとおりですね、マニュアルを作るのはやめましょう」と言ってよいものでしょうか。 この場合、「マニュアルが無くても大きな問題が起きなかった前提条件は何か、その前提条件が変わってしまうことはあるのか」ということを考えてから、マニュアル化の是非を検討する必要があります。 【事例3】他の人の知見やアドバイスをうまく活かせない クリティカルシンキングの力がないと人からの貴重なアドバイスを表面的にしか捉えられず、自身の仕事にうまく活かすことができません。 アドバイスを表面的に捉えてしまった例をご紹介します。 Cさんには、仕事を抱え込んでしまう癖があります。 Cさんが忙しそうにしている様子を心配した同僚のDさんは、「取り組む時間が確保できそうにない仕事は、上司に納期や負荷を調整できるか相談した方がいいよ」とアドバイスをしました。 ところがCさんはイライラしながら、「そんなことは分かっている。 けれど上司から依頼された仕事はとにかく納期までにやらないといけないじゃないか」と反論してしまいました。 この場合、Cさんが重きを置いていることは「自分が上司から依頼された仕事を全てやること」でした。 もちろん、依頼された業務をやりきることは大切です。 しかし、本来考えるべきは「組織全体で、やるべき仕事が完遂され、お客様にご迷惑をおかけしないこと」のはずです。 Dさんはそのことを踏まえてアドバイスしたのですが、Cさんは自分が仕事をやり切ることしか考えていなかったためアドバイスをふいにしてしまったのでした。 いかがでしたでしょうか。 クリティカルシンキングができない人の特徴を挙げてきましたが、クリティカルシンキングは訓練次第で誰でもできるようになります。 日ごろから、暗黙の了解となっていることを探して「そもそもその前提は正しいのか」と考えたり、自分の考えたことについて「他の考え方はないか」と思考を広げたりすることで、少しずつクリティカルシンキングの力は身につきます。 またでもクリティカルシンキング研修を開催しておりますので、批判的思考を身につけたい方はぜひご利用ください。 関連情報一覧•

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クリティカルシンキングとは?不得意な人の3つの特徴と事例|人材育成・教育研修|ラーニングエージェンシー

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category:• keyword:, , チェックが得意で、他人の成果物をフィードバックすると色々な指摘をくれる。 そしてその内容は「確かに」と思える。 ミーティングでのディスカッションも得意。 色々な人の過去の発言を逐一覚えていたり、ヌケモレがあると指摘できる。 トータルの印象として、細かさと厳しさが強い印象になる。 そういうタイプの人、近くにいませんか?頭の良い人に一定割合いる印象です。 こういうタイプの人、実はクリティカルシンキングが苦手な傾向にあるように思えます。 現在の• 目の前に存在する• 文字・数字・図などのドキュメント これらを満たす領域が得意すぎて、ついクリティカルシンキングすることを忘れるのです。 ロジカルシンキングのスキルは高く発揮されているけど、クリティカルシンキングのスキルは発揮できていない。 ここに本質があるようです。 クリティカルシンキングとは こちらの記事もご参照ください。 クリティカルシンキングとは、正しい意思決定を行うための思考法です。 ビジネスの場では様々な状況下で、正解と解法が見えない中、重要な決断をしなければならない状況が頻発します。 だから、 ものごとを多面的に捉えて本質を探し出し、なるべく精度が高い と思われる 決断をするのです。 ロジカルシンキングとの違い そもそも、横に並べて比較するものではありません。 クリティカルにものごとを捉え、最適な意思決定をするための一つがロジック 論理 であり、ロジカルシンキングです。 クリティカルシンキングをやりきるために必要な思考• 視野の拡張• 視座の移動 立場を変えてものごとを捉える• 改めてロジカルシンキングとの比較という視点にもどると、つまり、 ロジカルシンキングが出来てもクリティカルシンキングが出来るとは限らないということです。 ロジカルシンキングマスターがクリティカルシンキングする際の注意 他人にああだこうだ言われることに慣れていない人が多いと思います。 自問自答するのが一番です。 「そもそも・何のために」を問う ロジカルシンキングに強いということは、目の前にある仕事のヌケモレを探すのが得意になっているはず。 それは良いことなのですが、気をつけたいのは、ヌケモレがなくなると「そもそも・何のためにその仕事があるか?」という目的です。 論理的に穴のない仕事は質が高いと言えそうですが、大目的にそぐっていない仕事になってしまわないか?は自問自答に値します。 共通の傾向を探す 目の前にある仕事のヌケモレを確認するとき、一つ一つ指摘するのもいいですが、それらに共通する要素はありますせんか?「あれも…、これも…、それも…、どれも、…」と逐一拾い上げると自分も疲れるし、指摘を受ける相手がいる場合は気持ちが落ちてしまいます。 そんなとき、確認した指摘事項を頭の中で並べてみると、一定の傾向がありませんか?それが見つかると、一気にものごとの捉え方が深みを増してきます。 ツリー構造状のレベル感が把握できるようになるのです。 背景に思いを馳せる 「共通の傾向」に近い要素かもしれませんが、目の前にあるアウトプットを見ながら、「どんなことを考えながら or考えに至らず このアウトプットを創ったか?」を考えてみましょう。 それが自分のアウトプットだったならば、今まで気づかなかった自分を発見でき、自分に対処ができるようになります。 他人のアウトプットならば、その人がアウトプットする時の「創り方」に対してアドバイスが出来るようになり、色々なケースで再現性の高い成長を促すことが出来ます。 ロジカルシンキングをマスター=すごいこと そもそもロジカルシンキングをきちんと使いこなせるだけでもすごいことです。 プレイヤーやサブリーダーとしては素晴らしい貢献が出来ることと思いますし、事業領域や職種によっては大活躍できます。 その先、組織のトップ・リーダーとして人を導くためには、居心地の良いロジカルシンキングに閉じこもらず、幅広い思考を身に着けましょう。

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【グロービス】クリティカルシンキングレポートの書き方!最高点数の回答は?|monolog(モノローグ)

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【例】 【主張・理論】• 「健康に配慮した商品が売れているので、健康志向が高まっているはずだ。 」 【仮説】• 健康志向とは具体的にはどういう意識か?• すべての年齢層で健康志向が高まっているのか?• 健康に配慮した商品とは、具体的にはどういうものか?• 健康以外の切り口で商品が売れているのではないのか? 1-1.ロジカル・シンキングとの違い クリティカル・シンキングと並んで、ロジカル・シンキングという言葉もよく聞かれます。 ロジカル・シンキングは「物事を筋道立てて、要素に分解して考えること」であり、クリティカル・シンキングは「本当にその前提が正しいのか検証したうえで本質を見極めること」です。 両者は全く別の考え方ということではなく、クリティカルに考えてロジカルに説明するというように、2つをうまく使いこなすことで、核心を突いた問題解決策に到達することができます。 批判的思考(クリティカル・シンキング)と論理的思考(ロジカル・シンキング)は、どちらもビジネスの世界や日常生活で役立つ考え方です。 この2つの思考法は、常に意識することでうまく使いこなせるようになっていきます。 目的は何かを常に意識する• 自他に思考のクセがあることを前提に考える• 問い続ける 【出典・引用元】• 目の前の事象の対症療法ではなく、根本的な解決を目指すことが大切です。 推論するのではなく、根拠となる事実をもとに検討していきます。 トヨタ自動車の「5回のなぜ」(「なぜ?」を5回繰り返し考えることで、本質的な原因を見つけ出す分析手法)にもあるように、問題解決まで物事を突き詰めていきます。 そうすることで、考える習慣もできてきます。 2-2.【具体例1】「若手社員が育たない」この状況を打破するには? 【Bさんの主張】 :「当社の若手社員は、入ってすぐ辞めていくので、人材が育たない。 今時の若者は離職率が高いから仕方がない。 すぐ辞める人かどうか、採用での見極めを強化すべきだ」 【仮説】 仮説1.今時の若者は離職率が高い。 仮説2.すぐ辞めるので、育てても無駄だとみんな思っている。 仮説3.すぐ辞めそうな人は、採用時に見極められるだろう。 若者を育てることに注力するよりも、採用の時点で辞める人かどうかを見極める方針を強化すべきだ。 …結論 【疑問】• 「すぐ辞める」というのは、どのくらいの期間で、どのような理由で辞めているのか調査したか?それらが、果たして今時の若者の離職率データと一致しているのだろうか?• 「辞めるから育てない」のか?「育てていないから辞めてしまう」のではないか?• 職場での若手社員の育成方法に問題はないか。 育成方法のプロセスや、人員は十分か?• 若手社員が「辞めます」と意思表示したときに、上司は引き留めるなどの努力はしているのか?• そもそも、採用時に見極めるという方法は当社で実現可能なのか? 理論的には、一見正しく展開されているように見えますが、結論から逆に考えていくとそれが成り立たなくなる場合は、結論を再考すべきだということになります。 2-3.【具体例2】低迷している営業部の売上を高めるには? では、具体例で考えてみましょう。 【Aさんの主張】 :「営業部の売上低迷が原因で、会社の業績が落ちている。 取り扱い商品を増やして売上向上をはかるべきだ」 【仮説】 仮説1.営業部の売上低迷のせいで、会社の業績が落ちている。 仮説2.営業部は、変化を好まず現状維持を重んじる雰囲気がある。 売上向上のためには、何か変化を起こすべきだ。 仮説3.取り扱い商品を増やせば営業しやすくなり、活気が生まれるだろう。 取り扱い商品の範囲を拡大し、売上向上につなげよう。 …結論 【疑問】• そもそも、会社の業績が落ちている原因は、営業部の売上低迷だけが原因なのだろうか?他部門はどうだろうか?• 取り扱い商品を増やせば、本当に売上が向上するのだろうか。 商品ラインの拡大よりは、現行の取り扱い商品を見直し選択絞り込みをするなど、メリハリをつけた販売戦略が先ではないか?• ライバル企業の当社市場参入、ライバル商品の出現などの影響有無の調査をしているか。 安易な新商品取り扱いへ走っていないか? このように、Aさんの推論や思い込み、偏見で結論を出してしまうのではなく、組織や市場の状況を十分に確認していくことが大切です。 3.初めての方におすすめの本 クリティカル・シンキングについて本を読んで理解したいという方に、おすすめの3冊をご紹介します。 3-1.『3分でわかるクリティカル・シンキングの基本』 様々な企業の事例がたくさん記載されており、ビジネスパーソンにとって自社の事例に引き直して考えやすくなっています。 『人生とビジネスでステージを高める心理学NLPの秘密とは?』を無料で公開中! 仕事と人生が充実している人たちが実践中の心理学NLPの秘密。 こんな方に役立つ心理学NLPのスキルを公開しています。 スグに試せる/試したくなる内容が満載の『無料レポート』です。 ぜひダウンロードしてご活用ください。 『人生とビジネスでステージを高める心理学NLPの秘密とは?』を無料で公開中! 仕事と人生が充実している人たちが実践中の心理学NLPの秘密。 こんな方に役立つ心理学NLPのスキルを公開しています。 スグに試せる/試したくなる内容が満載の『無料レポート』です。 ぜひダウンロードしてご活用ください。 経営コンサルタント。 早稲田大学卒。 都市銀行に10年間勤務したのち、経営コンサルタントの道に入り、株式会社近代マネジメントを設立、代表取締役に就任。 経済産業省登録 中小企業診断士(1975年登録)。 専門は経営診断、経営戦略立案、マーケティング・マネジメント・コンサルティング、営業店再開発、新店舗開設、産業心理学・経営組織論。 これまで「ゼロからわかる新規融資・成長支援」「あたりまえだけどなかなかできない商談のルール」「強い得意先集団のつくり方」など専門書・ビジネス書など28冊執筆し、11誌紙で連載を担当。 能力開発・教育訓練の分野では、経営者・管理者・営業担当者・新入社員などの研修講師を歴任。 執筆、講演、講座など実践中。 その時、真剣に心と身体に向き合うことを決意。 ここから心理学NLPを中心に、ヨガ、コーチング、セラピーを学び始め現在に至る。 全ユーザーの人生を豊かにする最高のコンテンツや情報を提供することに情熱を注ぐ。

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