境界 性 パーソナリティ 障害 特徴。 【ボーダー】境界性パーソナリティ障害の3つの特徴と付き合い方

境界性パーソナリティ障害の特徴・原因・症状 [メンタルヘルス] All About

境界 性 パーソナリティ 障害 特徴

境界性パーソナリティ障害とは 世界保健機構の精神疾患の診断基準では、「その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的パターンであり、ほかの精神障害に由来しないもの…」と定義しています。 境界性の意味は? 境界性パーソナリティ障害では、神経症の症状があらわれてきます。 ところが、 本来の神経症の患者さんが抱える不安は限局していまが、境界性パーソナリティ障害の場合、常時不安感に苛まれています。 一方で、一過性の精神病症状もあらわれます。 また、強いストレスのもとでは、 解離 自分が自分であるという感覚が失われる や妄想があらわれることもあります。 しかし、いずれも一過性ですから、精神疾患とも言いづらいです。 このように二つの疾患のはざまに発現するということで、「境界性」という名前が付けられましたが、現在では、独立した疾患として位置付けられています。 パーソナリティ障害の定義 パーソナリティ障害は、 ものの捉え方や考え方が偏り、感情や衝動のコントロールがうまく出来なく、結果として人との付き合い方に支障がでる障害です。 具体的には、会社や団体などの社会集団が持つマナー、常識、暗黙の規範に大きくはずれた言動が見られる障害です。 以前は「人格障害」とも呼ばれていました。 しかし、この病名では、性格の悪さが原因のような誤解を与えかねないところから、最近では「境界性パーソナリティ障害」と呼ばれるようになりました。 性格の良し悪しではなく、病気のせいで性格の悪い人のような言動に至ることがあるのです。 そして、当人もそのことで深く悩んでいるということを理解しておく必要があります。 パーソナリティ障害の分類 パーソナリティ障害は、大きく3つのタイプに分けられています。 境界性パーソナリティ障害は、下記の表のB群に含まれます。 B群は「ドラマチック・タイプ」とも呼ばれます。 感情的かつ衝動的なのが特徴で、周囲を巻き込んで迷惑をかけることが多いタイプです。 パーソナリティ障害の分類 境界性パーソナリティの特徴 親から自立する時期(1~3歳)に安定した愛情や関心をもらえなかったために 認知 モノの捉え方や考え方 に歪みが生じ、成長しても認知の歪みによって、対人関係がうまく築けません。 また、 見捨てられる不安が根底にあって、感情が不安定で、情動をコントロールできないため、問題行動を起こし、社会生活に支障をきたすというのが境界性パーソナリティ障害の特徴です。 以下、境界性パーソナリティ障害の特徴を列記してみましょう。 二分法的認知 これは、 物事を白か黒かといった極端な認知をしてしまい、そのことを言い募ることをさしています。 自分の主張に賛成してくれる人は、「いい人」ですが、自分の主張に沿わない人に対しては、ためらうことなく「最低の人」と断定し、妥協の余地を与えません。 これでは、人間関係うまくいくはずもありません。 不安定な感情 いつも情動のコントロールができない不安定な感情に支配されています。 また、些細なことにも敏感に反応します。 なぜ、情動を制御できないかといえば、一つには、 沸き起こる感情が本人も制御できないくらいに強いということがあります。 一つには、 過去に受けたトラウマの影響で、些細な出来事でも過去の体験と結びつき過敏に反応してしまいます。 自己イメージの混乱 境界性パーソナリティ障害がある人は、自分のイメージが曖昧ではっきりしない状態にあります。 そのために、 他人の影響を受けやすく、自分に対する一面的な評価を全人格に対する評価のように受け取ります。 それが、プラスの評価の場合は、相手の人をいい人と思いますが、マイナス評価をされると全人格を否定されたように落ち込み、相手に激しい敵意と怒りを感じます。 この過剰な反応に、周りの人はうんざりして敬遠しがちになるため、集団の中で孤立していきます。 親に対するわだかまり 親に対する強いわだかまりがある一方で、親を求める気持ちが同居しています。 親に対して否定と肯定の気持ちが同居しているわけです。 そうして、否定の気持ちがあることに罪悪感を抱いてもいますから、普通の人とは一味違う複雑な感情を抱いています。 また、先に述べた二分法的な極端な認知のもとにありますから、等身大の親の姿をとらえられないまま、ある時はこきおろし、ある時は過度に理想化してしまいます。 自己破壊的行動 境界性パーソナリティ障害の人が抱く不安の核心にあるのは、 見捨てられることに対する不安です。 これに、自己否定の感情や二分法的認知の歪みが重なって、極端に自分の価値を低く捉えるようになります。 その結果、 自傷行為や自殺など自暴自棄的な行動に走るケースも見られます。 精神疾患に似た症状 精神病と神経症の境界という状態ということもあり、 境界性パーソナリティ障害の中には幻覚、妄想、解離症状など精神病に似た症状が見られるケースがあります。 しかし、それ以外でも、境界を越えてうつ病やアルコール依存症、過食症、拒食症などの精神病の領域に移行する傾向があります。 境界性パーソナリティ障害の診断の基準 境界性パーソナリティ障害は、診断の難しい病気だとされています。 以下に示すのは、大まかな診断基準で、5つ以上該当するケースでは、境界性パーソナリティ障害の可能性が高いとされています。 1 見捨てられる不安:見捨てられることを避けようとするなりふり構わず行動する。 2 不適切な怒り:激しい怒りをコントロールすることができずに周囲にぶつけてしまう。 3 感情が不安定:不安やいらだちなど、情緒が短時間で変わりやすく不安定。 4 2つ以上の衝動的な行動が見られる:浪費、性行為、アルコール、その他の薬物乱用、無謀運転、無茶食いなどの2つ以上の衝動的な行為。 5 極端で不安定な人間関係:理想化とこき下ろしといった不安定な人間関係。 6 自殺企図や自傷行為などを行い周囲を脅すような自己破壊的な行動。 7 自己同一性障害:自分に対する確固たるイメージの欠落。 8 慢性的な空虚感:生きている実感がなく、虚しいといった気分に支配されている。 9 妄想的な思い込みや解離症状:ストレスによって生じる妄想的な思い込みや重い解離症状。 参考: 境界性パーソナリティ障害の原因と治療 境界性パーソナリティ障害は、なかなか治りにくいとされていましたが、 効果の高い治療法が開発され、年齢とともに徐々に軽快することが明らかになってきています。 境界性パーソナリティ障害の原因 境界性パーソナリティ障害の原因は完全に解明されたわけではありませんが、 最近の研究では、衝動的な行動パターンは、中枢神経系を制御する神経伝達物質・セロトニンが関係していて、神経系の機能低下によるものだと考えられています。 遺伝との関係でわかっていることは、情緒が不安定で気分がコロコロ変わるような親の性質が子どもに遺伝しやすいのではないかということですが、 一般的には遺伝的要因は少ないとされています。 こうした生物学的要因のほかに 養育環境、家庭環境、ストレスの多い社会環境、いじめや虐待によるトラウマなどの環境が、境界性パーソナリティ障害の発症に深くかかわっていることが明らかになってきています。 このように幼児期の養育環境や生育環境の影響は無視できませんが、特に注目されているのは、 「不認証環境」が境界性パーソナリティ障害の素地を作るということです。 不認証環境とは、 親から常に否定的な扱いを受けるという環境です。 あるがままの自分が認められず、親のルールに従うことを強いられた環境で育つと、いつも親の目を気にし、基本的な安心感が育ちません。 その結果、常に不安に付きまとわれた境界性パーソナリティ障害の素地を作ってしまいます。 認知行動療法による治療 パーソナリティ障害の治療は長期にわたりますが、 重要なのは患者と治療者(医師・カウンセラー)の協力と信頼関係です。 治療の現場では、どんなことが問題になっているのかということや、その対策について一緒に検討していきます。 治療の柱となるのは、 支持的精神療法、認知行動療法、精神分析的精神療法などの精神療法(orカウンセリング)です。 治療をとおして認知の歪みを直していきます。 薬物療法 薬物療法もおこなわれますが、薬物療法では、 感情調整薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や少量の抗精神病薬が使用されます。 なお、境界性パーソナリティ障害に対して保険適応の薬剤はありません。 薬物は主に付随する症状の緩和のために使われています。 接し方のポイント1:距離をおいて冷静に見つめる 境界性パーソナリティ障害の患者さんの感情は「ジェットコースター」のように激しく表現されます。 そして、家族も一緒に乗せられてしまって大変な思いをするというのが特徴です。 なぜ、それほどまでに激しい言動をおこすのか、少し距離をおいて冷静に見つめることが重要です。 彼らを変えようとするのではなく、まずは受け入れ、理解し、感情的に否定せず、冷静に対処するということが求められます。 接し方のポイント2:専門家の支援 受け入れるものの、本人にも責任があるという姿勢を貫くことも忘れないようにしましょう。 家族の養育環境に問題があったとも、家族や周囲の人が責任を感じすぎてしまうと、本人は自分の問題の責任を家族に押しつけてしまいがちになります。 「それはあなたの問題です」と一線を引く姿勢を崩さないようにしましょう。 また、家族で抱えこまずに専門家に相談し支援を受けたりすることもお勧めします。 境界性パーソナリティ障害は治る 正確な疫学的統計はありませんが、患者数は人口の1、2%くらいではないかと推測されています。 この数値は、境界性パーソナリティ障害が、稀な障害ではないことを物語るものです。 かつては、治りにくいとされていましたが、治療法の進歩で時間はかかるものの、治る病気であることも明らかになってきています。 境界性パーソナリティ障害の患者は、 1年後には約6割が、6年後に診断すると約7割が診断基準を満たさなくなっているというデータもあります。 早期に支援の窓口に相談し、専門の医療機関で治療に取り組むようにしてください。

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境界性パーソナリティ障害とは?特徴、症状、原因、治療法は?

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「境界性人格障害(BPD)」や「ボーダー」とも呼ばれる、人格障害(パーソナリティ障害)の1つ。 人格障害は10項目に分けられ、その中では「B群」に分類されています。 その他のパーソナリティ障害については『』を参考にしてください。 患者の多くは20代の女性 患者は一般人口の約2%。 その内、80%が20代の若い女性という、非常に偏った統計が出ています。 境界線『ボーダー』で、感情が極端に変わる この人格障害の最も大きな特徴は、『0と1のどちらかしかなく、あいまいな部分が無い』という事。 その為、普通に会話している最中に少しでもイヤな事があると、突然不機嫌になり感情を抑えきれない。 そして直前まで仲よくしていた人に対して、攻撃的になるといった行動を行ってしまいます。 境界性パーソナリティ障害を見分ける主な3つの特徴 非常に精神が不安定なボーダーですが、それを見分ける共通する3つの特徴があります。 特徴1:二極思考(二元論的思考) コインの裏と表の様に、『とても幸せ』か『とても不幸』、あるいは 『良い』か『悪い』の二つしか存在しません。 「とりあえず」や「ほどほどに」といった 『あいまいな状態』が理解できず、受け入れる事ができません。 特徴2:対人関係をうまく作れない 二極思考によるボーダーは対人関係にも当てはまり、『好き』か『嫌い』しかありません。 例えば「自分の事を大切にしてくれるいい人(好き)」であっても、「メールの返信が遅れた」という1点があっただけで、「嫌い」という評価に変わります。 しかも、その評価は直前の状況で簡単に揺れ動きます。 依存度が高く、相手を何度も試す また、 家族や恋人など一度心を開いた相手に対して依存する傾向が強く現れます。 さらに、 自分の居場所を求めるように、何度も相手の気持ちを試す行動をとるようになります。 恋人に対して「自分以外との異性との全ての接触を断つ」「夜中でも平気で呼び出す」といった行為から始まり、最終的には実現不可能な要求をするようになっていきます。 特徴3:自傷行為 感情の振れ幅が激しく、衝動的に自分を傷つける事もあります。 多いのはリストカット。 他には過食や、睡眠薬の過剰摂取といった事を何度も繰り返します。 特に自分が捨てられる事への不安が強く、「メールを返さない」「電話に出ない」「行動を注意する」といった程度でも、自傷行為へとつながりってしまいます。 境界性パーソナリティ障害との付き合い方 ボーダーは、依存する相手を求め、どこまで受け入れられるかを試してきます。 次々とエスカレートしていく要求の全てに答えていては、周りの人も振り回され 患者と共に共倒れになってしいます。 付き合い方に、境界線を決める 「相談を受けるのは、日中のみ」「夜は会わない、電話にも出ない」など、 できる事とできない事をしっかりと口に出して、ルールとして明確に決める事です。 ただし一方的にルールを突き付けても、ボーダーは「見捨てられた」と感じる事でしょう。 ルールを1つ決めるだけでも大変なことかもしれませんが、長期の視点で見ると両者にとって必ずプラスになります。 時間が経てば境界性パーソナリティ障害は治る 境界性パーソナリティ障害と診断された人の80%は20代の女性であることは、冒頭で述べました。 逆に考えれば、30代の女性でボーダーと診断される人は少ない。 つまり、 一度ボーダーと診断されても年齢と共に症状が落ち着いてくるという事です。 実際に、アメリカで行われた調査によれば、境界性パーソナリティ障害と診断された1年後。 約40%の患者が自然に回復したという結果が出ています。 諦めず、距離を取って見守る事が一番の薬 境界性パーソナリティ障害の患者が最も恐れている事は、 『自分が見捨てられて一人になる不安』です。 近すぎれば要求に潰される。 突き放せば、衝動的に自殺を繰り返す。 ボーダーの周囲の人は、見捨てていないという事を分からせると共に、一定の距離を持って見守る事ができるかがポイントとなるでしょう。 境界性パーソナリティ障害は、一生付き合うような病気ではありません。 時間はかかるかもしれませんが、精神科医と協力しながら治療する事をおすすめします。

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境界性パーソナリティ障害の芸能人/有名人13人!特徴や原因も解説【2020最新版】

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いい評価と悪い評価を極端にしてしまい、自分にも他人にも白黒ハッキリつけるクセがある、あいまいな評価ができなくて、自らを苦しめているなどと悩んでいることはありませんか。 そういう性格なのだから仕方ないと自分を責めて苦しんでいるかもしれませんが、もしかしたら 境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)という病気にかかっているのかもしれません。 境界性人格障害の発症は特に20代に多く、約80%が女性といわれています。 残りの約20%は男性ということになりますが、腕力があるためにときには暴力という形で症状が現れてしまうケースもあります。 境界性人格障害の原因はまだ解明されていませんが、幼少期の環境や遺伝に原因があるとの見方がでています。 本ページではそんな境界性人格障害という病気について、どんな特徴があり、どんな症状が現れ、どのような治療が行われているかなどを取り上げていました。 ただの性格ではなく病気の症状だとしたら、改善の可能性があるかもしれません。 ぜひ、参考になさってみてください。 2つの境界がある境界性人格障害 人間は年齢を重ねていくうちに、いろいろな個性を持ちながら発達を遂げていく生き物です。 個性は例えばおおらか、神経質、飽きっぽい、怒りっぽい、几帳面、陽気、前向きなどの性格を表現する言葉で表すことができます。 個性があるのは一般的なことですが、一部の性格に偏り過ぎてしまったり、日常生活を穏やかに送りたいのに気が付けば自分自身も周囲の人も苦しい状態に追い込んでしまう人が少なくありません。 このような時期を迎えている方を国内では人格障害、精神医学分野においてはパーソナリティ・ディスオーダーと呼んでいます。 人格障害の方の中でイライラの激しい感情を抑制できない、良いか悪いかなどの分別を極端に判断して中程度やあいまいという評価が下せない、気分に大きな波があり感情に安定感がないなどの症状がある方は 境界性人格障害となります。 境界性人格障害という病名ですが、人格障害というネーミングがいい印象を与えないのではということから、近年は 境界性パーソナリティ障害という呼び名が一般化しつつあります。 境界性パーソナリティ障害は英語でBorderline Personality Disorder ということから、省略してボーダーと呼ばれることもあります。 人口の2%近くは、境界性人格障害だといわれています。 境界性人格障害の特徴 境界性人格障害は名前にある 「境界」の言葉がキーワードの疾患で、患者さん本人の中にまるで境界があり、どちらか2つの極端な考え方をするのが特徴的です。 極端なので「ほどほど」がなく、 『白か黒かの思考』という表現がなされています。 気分がプラス状態のときはとてもハッピーなのですが、反対に気分がマイナスのときはどん底のように不幸で、いつもこの2極端の間で揺れています。 20代に多く全体の80%近くが女性の患者さんだといわれています。 ということは、逆に言えば20%近くは男性だということです。 男性の患者さんは他人と接するときに出る症状として極端にマイナス思考になって相手を責め立てるとき、腕力があるが故に暴力に発展するケースも少なくありません。 極端な思考を持って恋愛対象を責めたり暴力を振るったからといって、必ずしも境界性人格障害だと決めつけることはできません。 境界性人格障害は 判断が難しい病気の一つですので、もし病気の可能性を感じたら専門医に相談してください。 境界性人格障害は20代という若い女性患者が多い疾患なのですが、年齢を重ねるにつれて症状がやわらいでいくケースが多い傾向があるようです。 自傷や衝動行為などは10代や20代を中心とした若年層の方がやるという話は聞くことがありますが、あまりリストカットする中年女性の話は耳にしません。 治療をスタートしたらある程度の時間がかかるかもしれませんが、一生続くわけではないと肩の力を抜いて、周囲の方は全部を受け止めてしまったら完治まで続かないと考えることが病態をいい方向に向かわせてくれることでしょう。 境界性人格障害の症状 境界性人格障害には、主に下記のような症状があります。 強烈なストレスを受けると一定の期間限定で記憶が飛び、まるで精神病のような症状をよく起こす• 生きていることに違和感や辛さがあり、自分は何者なのかと疑問に思っている• 常に空っぽな気持ちを抱えていて、ほとんど幸福を実感できずにいる• ショッピング、大食い、万引き、セックス、飲酒、ドラッグなどといった自分を損なう行動への依存傾向が見られる• 自傷行為や自殺をするような行動を人に見せつけては、周りの人を繰り返し動揺させている• 気持ちにブレーキがかけられず、些細なことでも激しい怒りをぶつけたり、かと思えばとても傷つきやすく繊細である• 感情や気分がコロコロと変動し、周りの人を困惑させる• 仲のいい人がコロコロ変わり、交流に安定感がない• 妄想もしくは現実の世界で他人から見限られることを激しく恐れており、不安感がある 境界性人格障害になる原因 境界性人格障害になる原因は、まだ明確に解明されていないのが現状です。 ただ、 環境と遺伝の2要因の影響が大きいのではとの見方が濃厚になっています。 環境的な原因 環境というのは、子供時代に虐待を受けた、母親から十分な愛情を得られなかったなどのことで、それらがきっかけとなって発症につながったという見方があります。 幼少期というのは、母と子との愛情関係が構築される大切な時期です。 この時期に母子の愛情関係がうまく築き上げられないと、以降感情を制御する能力や自己形成が難しくなり、子供の人格がかたちづくられることに影響されると解明されてきました。 子供が親離れしていい年齢に達しても子離れや母親離れが達せられず、共依存と呼ばれるお互いが依存関係におちいってしまう状態になるケースがあります。 成長する時期に子供を認めない、褒めない、荒探しばかりしていつも子供を否定しているなどという場合、どうしても親の顔色を見て親の価値観に合わせ過ぎる子供に育ちます。 そのような生真面目な優等生タイプに成長した子供は、自己肯定感が乏しく、幸福感をなかなか実感できないことから、境界性人格障害を患うケースがあります。 遺伝的な原因 人の性格はさまざまですが、生まれたときから境界性人格障害を発症しやすい傾向の性格を持った方がいるといわれています。 他人との間に生じる障害 境界性人格障害は患者さん本人の心の中に境界があるだけでなく、他人との関係性にも境界を見出してしまいます。 相手にプラスのイメージを抱いているときはとても好感を抱いているのに、マイナスのイメージに変わったときには一気に不平不満を募らせるようになったりします。 例えば、恋愛対象との関係では、プラスのときは「大好き」「あなたがいないと生きていけない」「いつまでも一緒にいて」などと好意を示します。 一転してマイナスに反すると、ほんのわずかな出来事や思考をきっかけとして、 恋人から「見捨てられる」という考え方を強めてしまいます。 電話をかけても折り返しがなかったことがたった1回あっただけで、「嫌われた」「捨てられる」「捨てる気だなんて許せない」などの恐怖感や攻める気持ちにさいなまれます。 恋愛関係を解消され見捨てられないためには、恋人に暴言を吐いたり、患者さんによっては暴力行為に至ることすらあります。 自分を傷つける行動へ 自分を傷つける行動自傷や衝動行為という症状が現れるケースもあります。 薬物の乱用や過剰服薬• 過食や逸脱した性行動• 自傷行為(リストカットなど) 患者さんとの接し方 境界性人格障害の患者さんは、他人に対していつも恐怖心や不安感があるものです。 もし、あなたの家族やお知り合いに境界性人格障害だと診断された方がいたとしたら、極端な扱いを受けることが多々あるのではないでしょうか。 例えば、わざわざあなたを突っぱねて遠ざけるようなことをしてくる、あなたを振り回して疲弊させるなど。 そのような態度は自己表現の一種であり、たいていの場合は 相手を試している行動です。 どうしてそんな行為に及ぶのか、表面だけに感情的にとらわれて見限るのではなく、内側に潜む心理に目を向けることが大切です。 反抗的な態度などを改善させようとするよりも、まずは受け入れることが必要です。 気持ちの赴くままに否定するのではなく、理解を持って接していくと、解決につながる糸口に辿り着けることもあります。 周りの方は境界性人格障害の患者さんと、どのような接し方をしていけばいいのでしょう。 接し方で押さえておきたいポイントも、やはり「境界」です。 患者さんとの境界を明確に提示することで、周囲も振り回されて疲弊することを回避できます。 患者さんが他人に頼り切ってしまう状態を作らないことが、本人の為でもあります。 境界のポイントとは、例えば「あなたの力になりたいから、ここまではサポートする。 でも、ここから先はあなた自身の問題だから助けられない」「相談に乗れる時間帯は19時まで。 それ以降は電話をくれても出ないよ」などといった感じで明らかにします。 相談相手はできることとできないことをハッキリわかりやすい線引きで示し、全面的に背負おうとしないことが、境界性人格障害の患者さんのためにも肝心なことです。 境界性人格障害の治療 境界性人格障害の治療と一言でいっても、医療機関によって異なることがあります。 心理療法で治療する場合 ある病院では、境界性人格障害だと診断されたら主に心理療法で治療が行われます。 周りの方々とどのような距離感で接していくのが適切かなど、徐々に調整されていきます。 患者さんの性格にかかわる病気だから完治が難しいか思われるかもしれませんが、治らない病気というわけではありません。 行動療法とカウンセリングで治療する場合 また他の病院では、行動療法とカウンセリングによって治療が行われます。 ちりょうには臨床心理士と精神科医があたり、同時並行で根気を入れて進められます。 薬物療法としては抗不安薬や抗うつ剤が用いられ、冷静さを失う、怒りが沸く、強い不安感にさいなまれる、気持ちが沈むなどの症状に有効です。 境界性人格障害特有の症状の一つに、対人関係に安定感がないというものがあります。 それは治療にあたっている臨床心理士や精神科医に対して生じることも予想されますが、 信頼することと、全員が回復を目指すという同じ目標に向かいながら、長期化することも見据えて治療に打ち込むことが大切です。 治療したら回復するの? 境界性人格障害の患者数が最も多い年代は、20代だということがわかっています。 この調査結果を言い換えると、20代以降も死ぬまで永遠に治らない病気だとすれば、年代が高くなるにつれ患者数が減るわけがありません。 境界性人格障害にかかった患者さんの多くは、年齢が30代中ごろ辺りから改善する傾向が実際にあります。 境界性人格障害は治るまでにある程度長期化する覚悟が必要な疾患とはいえ、いい報告もあります。 あるアメリカで行われた調査の結果によれば、境界性人格障害との診断を受けた人の1年後をチェックしたところ、 約4割の方は診断基準を満たさなくなっていたとのことです。 自然に4割近い人が改善していたというのは、希望の持てるうれしい結果ではないでしょうか。 「人格や性格など問題を抱えていたとしても、それは決して一生涯続くわけではなく、長い人生のある時期のみ抱える問題なのだと捉えることが大切」といった内容のことを、精神科医の林直樹さんが言及されています。 肩の力を抜いて治療に向き合う 境界性人格障害を治療するには、対人関係の取り方を調整していくことや、気分の落ち込みや不安感などに薬を用いるなど、病院や患者さんの症状によってさまざまな方法が行われています。 ご本人や治療にあたる専門医が境界性人格障害を治すという目標に向かうことは大切ですが、家族など周囲の方の理解や協力が改善の力になる病気です。 境界性人格障害の治療は長期化しやすいものの、一生続くわけではないのだと肩に力を入れ過ぎないことも必要でしょう。 年齢が高くなるにつれて改善するという病気の性質を味方につけて、治療に取り組みたいものです。

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