ヒルビリー エレジー。 【感想・ネタバレ】ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~のレビュー

ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち

ヒルビリー エレジー

Posted by ブクログ 2019年03月31日 動かされる本。 高校の初めまで明らかに希望を失いそうな境遇にあって、その後数年で人生の進路の大転換を果たした著者。 でもこれは、アメリカンドリームをどうやって手に入れるか、という文脈の話ではなくて、具体的な人々がどのように生きているか、という話。 統計によって分かりやすく理解される社会について、それがい かに一人一人の血のつながりと愛情、経験と記憶の上に成り立っているものなのか、ということを伝えていると思う。 著者がその劇的な変化を起こした数年間は決して数年間で起きたものではなくて、彼と彼の周りのこれ前までの様々な積み重なりから生み出されたものであるのだと思う。 逆境に打ち勝った著者に感銘を受けるとともに、ストーリーを共有していただけたことに感謝したい。 自分とはかけ離れた人生でありながら、同じ時代に生きていること、同じようにこの混とんとした社会で何とか生きようとしていること、共通するものを強く感じるからか、非常に大きな勇気とエネルギーをもらえた気がする。 自分の可能性や社会の在り方についての想像力を広げ、自分に責任をもって最大限生きようと思う。 Posted by ブクログ 2018年05月08日 連続で当たり本。 アメリカは繁栄を象徴する国、アメリカの貧困層を占めるのは白人ではない、との勝手な先入観が全くの誤りだったことに気づく。 著者は「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれるオハイオ州の出身。 ここは貧困層が多くを占める地域。 健康診断を控えた母親から「クリーンな尿をカップに一杯くれな いか」と頼まれる境遇。 カエルの子はカエル。 貧困は下の世代に続く。 著者はそんな環境から結果的に抜け出し、アイビーリーグのロースークルを卒業し今ではシリコンバレーの投資会社の社長を務める。 本書はそんな著者の生い立ちを赤裸々に書いたものだが決して輝かしい立身出世録ではない。 貧困の環境から抜け出す者の共通項は、経験から教訓を学ぶこと、信頼できる家族がいること、そしてお手本となる人物から人生の選択肢や自分の可能性を教えてもらったことと述べる。 家族って何なんだろうと自問させてくれる書籍。 白人だから豊かで恵まれているわけではないとイメージはできたが、母親の相手が次々と変わっていく本人の生い立ちから、現実の困難さがはっきりと浮かび上がる。 白人労働者階級の荒れた生活とあきらめ、やる気の喪失。 政府が悪いといって働かず、そ ういう思いが集団に蔓延する。 社会制度全体に対する不信感は、置いていかれた白人だからこそ大きいのか。 オバマ大統領のことが嫌いなのは黒人だからではなく、自らとは完全に縁が切れたアメリカの能力社会の成功者だから、という。 自分たちとは接点がまったくなく、オバマが苦労した過去は知らないので、共感のしようがないらしい。 繁栄に取り残された白人労働者の怒りは理解できたが、それを正反対の立場にあるトランプ氏が掬い取れたことに改めて驚く。 極めて優れたマーケティング能力であり、テレビで磨いたタレント性なのだろう。 黒人アメフト選手の成功物語である「ブラインドサイド」を読んだ時も思ったが、能力はあっても発揮する環境に至らないことが米国ではいかに多いことか。 Posted by ブクログ 2017年08月08日 感想 知られざるアメリカ社会を中からこじ開けることで、超大国の暗部を少しだけ垣間見させてくれる名著。 様々な書評に書かれているように日本人があまり馴染みのないトランプ支持層のアメリカの雰囲気が伝わってはくるが、決してそこにフォーカスしているわけではない。 歴史的大どんでん返しの選挙戦に対して「これだ」と いう決定的な原因・理由を求めている人やマスコミがいるが、この本を読むとそんな単純な問題ではなく、非常に根が深く、なかなか見えてこない というよりも当人たちが自ら隠そうとしている アメリカの一面が見えてくる。 ともすれば現代の日本にも共通しているかもしれない「格差社会」の深く暗い部分を知るためには必須の本。 ポイント 社会の中で必要悪もある。 または悪と一部の特権階級が思い込んでいるものでも当事者にとっては必要不可欠なことがある。 例ペイ・デイ・ローン 貧富の格差が情報格差につながり、それが教育格差につながり、さらに次世代の貧富の格差につながるスパイラルとなる。 ここでいう情報格差は特に教育の重要性の格差。 ヒルビリー、さらには貧困層は、貧困であることを隠そうとする傾向が強く、反発的に高額の商品を買ったり、自分達の生活を暴かれることに対して過度に拒絶反応を示すことがある。 Posted by ブクログ 2017年07月14日 アメリカの貧しい白人層をそこから脱出した筆者の人生をなぞり追っていく。 幼少期の筆者の周囲の人達はみな同じような特徴をもっていた。 争いが耐えず、勤勉なようで勤勉でない。 色々な常識が全く違う世界。 そういう中で子どもが安定したいい仕事に就ける大人になるのは難しい。 そもそもその道が分からないからだ。 政治的に彼らは感情論で動き、デマに左右されやすい。 そして、自分たちの未来にとても悲観的だ。 この本を読むとトランプ大統領誕生がすんなりと理解できる。 おそらくアメリカ以外でもこういう分断はあるのではないだろうか。 どうすればいいのかという点では少し弱いかもしれないが、一人の人間の人生からこの問題を提起したこの本はとても貴重なものだと思う。 Posted by ブクログ 2017年07月09日 2016年の米大統領選でトランプが勝利したことで、注目を浴びた一冊。 (ベストセラー) ただ、出版時期は選挙前であり、もともとは政治的な背景がテーマではなく、著者の生い立ち、つまり、絶望的な生活環境から、イエール大学ロースクールを卒業するまでの軌跡を記したものである。 著者が書きたかったことは、何も自 らの立身出世物語ではなく、自らの社会母体である白人貧困層の実態を自らの実体験に基づき世に知らしめることである。 つまり、トランプが、これら低教育水準の白人貧困層が抱く不満をうまく政治に取り込んだのである。 ただ、現実的は石炭業や製造業の衰退に対して、どのように対処していくのか?保護主義や環境政策の撤回が解なのか?現状、極めて脆い政治情勢であるが、そこまでは、本著では触れていない。 米政治情勢としてだけでなく、もう少し根源的且つ普遍的な問題として捉えるべきではないかと思っている。 つまり、同じような現象が少なからず日本でも起きている、という事実に対して、どう考えていくか、その答えが、著書の生い立ちからヒントを得ることができるのではないか。 父親不在、母親は離婚を繰り返しドラックに溺れる、家庭内暴力等々、その中で、著者は何が他の人々と異なっていたのか? 政治的な本ということではなく、普遍的な社会問題、教育問題への提言として読むこともできる。 何れにしても、このような低教育水準の貧困層の不満が政治へ向けられるとポピュリストが票を伸ばすという実例が観られる中、本著が掲げる問題提起を深刻に捉えるべきであり、その切迫感を著書の実経験から感じ取ることが重要だと思う。 政治として、新しい社会現象・問題への対処ということになるのかもしれないが、個人的には、コミュニティの再生、新しい教育の取り組み・普及、が重要なテーマになるのだと思う。 (新しい教育とは北欧型の教育) 以下引用~ ・何百万もの人が、工場での仕事を求めて北へ移住するにつれて、工場の周辺地域にコミュニティができたのだが、コミュニティは活気がありながらも、きわめて脆弱だった。 工場が閉鎖されると、人々はそこに取り残される。 だが、町はもはや、これだけの人口に質の高い仕事を提供することはできなかった。 概して、教育レベルが高いか、裕福か、あるいは人間関係に恵まれている人たちは、そこを去ることができたが、貧しい人はコミュニティに残された。 こうして残された人たちが「本当に不利な立場に置かれた人々」、つまり、自分では仕事を見つけられず、他人とのつながりや社会的支援といった面ではほとんど何も提供してくれないコミュニティのなかにぽつんと取り残された人々だ。 ・心理学者が「学習性無力感」と呼ぶ現象がある。 自分の選択が人生になんの影響も及ぼさないと思い込んでいる状態のことで、若い頃の私もそういう心理状態にあった。 将来に対して期待を持てないミドルタウンの世界から、いつも混沌としていた家の中まで、それまでの人生では、「自分ではどうしようもない」という感覚を深く植えつけられてきたのだ。 ・生活を向上させたいのなら、よい選択をするしかない。 だが、よい選択をするためには、自分自身に厳しい批判の目を向けざるを得ない環境に身を置く必要がある。 白人の労働者階層には、自分たちの問題を政府や社会のせいにする傾向が強く、しかもそれは日増しに強まっている。 ・貧富の差が将来の選択肢に与える影響についての研究結果がある。 アメリカ国内では、地域ごとに、成功の可能性に偏りがあると判明した。 どうやら、ユタ、オクラホマ、マサチューセッツといった州では、アメリカンドリームは十分可能と言えるようだ。 少なくとも、世界のどこと比べても見劣りはしない。 貧しい子供が苦境にあえいでいるのは、南部やラストベルト、そしてアパラチアだ。 データを分析し、成功の可能性に地理的な偏りがある理由を、ふたつあげている。 母子・父子家庭の割合と、ほかの地域との収入格差である。 母親か父親のどちらかしかいない家庭が多く、地域のほぼ全員が貧困状態にある環境で育った場合、成功の可能性は大きく狭まる。 モルモン教徒の多さから、教会を中心にコミュニティの結束が強く、家族の問題も少ないユタ州が、ラストベルトに位置するオハイオ州を圧倒しているのも、驚くにはあたらない。 Posted by ブクログ 2017年06月21日 著者自身の複雑な家庭環境、ヒルビリーの社会全体が抱える問題、政府が白人労働者階級にどういう姿勢をとってきたのか、それが今どういう結果を生んでいるか、いろいろなことがとてもわかりやすく書いてあって、ヒルビリーをほとんど何も知らない(映画「ウィンターズボーン」で彼らの存在を知った)状態から読み始めた私に とっては勉強になった。 副題の通り、アメリカの繁栄から取り残され、仕事もなければ学もなく、かといってこれといった努力もせず(そもそも彼らは努力をする、ということを教わらずに育っている。 努力せずただ怒っているだけ。 それを著者も問題視している)ただただ未来に悲観的になるだけだったヒルビリーたちに、わかりやすい希望を与えたのがトランプだったのかと知って、妙に納得してしまった。 本作の中である高校教師が著者に言ったというセリフ 「みんな現実をわかってない。 野球選手になりたいといいながら、コーチが厳しいといって高校の野球チームにも入らない」 が妙に印象に残った。 こういう人、いるいる。 この深刻な「生まれつき頑張れない、頑張ったことがない」という負の遺産、日本も他人事じゃない。 Posted by ブクログ 2019年11月01日 アパラチアの田舎者である筆者の幼少期から、大学を出て法律家になるまでの、実際の出来事である。 高校までの環境はあまりに過酷で、想像を絶するほどだ。 このような環境がアメリカの至る所に存在する事を考えると、絶望感に打ちのめされる。 ただ、筆者のように周囲にちゃんとした大人がいて、手を差し伸べてあげられれ ば、まさにアメリカン・ドリームを実現する事は可能だが、現実には非常に厳しいと思われる。 ヒラリーのエスタブリッシュ性が、これらの人々から反感を買い、ビジネスマンとしてのトランプに支持が集まり、トランプが当選した訳だが、それでは何の解決にもならない事に早く気付いて、トランプの2期目を阻止してほしい。 Posted by ブクログ 2018年11月17日 無名の31歳の弁護士が綴った自叙伝がアメリカで大きな反響を 呼んだのは2016年。 イェール大学ロースクール出身の白人男性。 成功者であるとも言えるだろう。 しかし、彼の出身はトランプ 大統領の強固な支持層とされる白人労働者階級だ。 自身の家族 史を詳らかにし、育った環境を包み隠さず綴っている。 アメリカの生まれの白人でも、黒人や南米からの移民と同じように 苦境の中に生活する人たちがいる。 アメリカの製造業が繁栄を謳歌した時代、安定した雇用を求めて南部 から北部へ移住した白人は多くいた。 誰もがアメリカン・ドリームを 求めて、その夢を果たせた時代もあった。 だが、繁栄は永遠ではない。 製造業はより人件費の安い海外に転出 し、労働者は置き去りにされる。 引っ越し費用にさえ事欠く人たちは、 その場所で生きて行くしか選択肢がない。 罵詈雑言と暴力が、普段の生活のすぐ隣にあるだけではなく、家族 への愛を口にしながらも家族間では絶え間のない軋轢が起きる。 著者が育って来た環境には驚くばかりだ。 生まれた時、母は既に 実父と別離しただけではなく、次々と父親候補を連れて来る。 その 母に殺されかけたことさえある。 そして、母は看護師の資格を持ち ながらも薬物依存に陥る。 映画のストーリーかと思うような現実が、世界唯一の強大国アメリカ の片隅に、確実に存在しているのだ。 しかし、著者には逃げ道があった。 母親代わりに著者を守ってくれた 5歳年上の姉の存在と、母方の祖父母だ。 祖父母も強烈な個性の持ち主 であるのだが、この3人が身近にいたことと、高校卒業後の海兵隊への 入隊が貧困の系譜を断ち切ることとなった。 「おまえはなんだってできるんだ。 ついてないって思い込んで諦めて るクソどもみたいになるんじゃないよ」 祖母はくり返し著者に言ったと言う。 生まれ育った環境を、自分では どうすることも出来ないと思い込み、多くの可能性を封じ込めていや しないかと思う。 それは本書に描かれている白人労働者階級だけではないだろう。 私自身 もそうだし、日本での貧困層もそうかもしれない。 一方で、自分の力だけ でどうにかするにはやはり限界はあるのだろうとも感じる。 アメリカン・ドリームが本当に夢になってしまったアメリカ。 それは 近い将来、日本でも確実に起きるはずだ。 いや、既に起きているのか もしれない。

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ヒルビリ-・エレジ- / ヴァンス,J.D.【著】〈Vance,J.D.〉/関根 光宏/山田 文【訳】

ヒルビリー エレジー

アメリカ南部の、おもに片田舎に住んでいる。 職業は肉体労働者や零細農業で、所得は低い。 南部訛りで、体型は若いうちは痩せており、中年以上は腹が出ている。 やなどにをしている。 歯並びが悪い。 政治的には保守で、員だったり、共和党に投票する。 人種差別の傾向が強く、黒人に偏見を持っている。 東部の派には敵意を持つ。 程度は低い。 格子縞のネルシャツ、野暮ったいや、自分で袖を切り落としたノースリーブなどを着る。 下はすりきれたをはいている。 中年以上の女性の場合はを着ている場合も多い。 やなどを被っている。 狩猟用のの衣類を身に着けることも多い。 に執着が強く、自分でも銃を持っていて、には断固反対している。 ヘアスタイルは襟足だけを長く伸ばしたが典型的であるが、風もしばしば見受けられる。 女性の場合は ()と呼ばれるボリュームのあるヘアスタイル。 中年だとをつけっぱなしの頭であることも多い。 やに住んでいる。 愛車はや、アメリカ製の大型乗用車であることが多い。 を好み、や缶ビールなどを愛飲する。 者も多く、しばしばを愛用する。 宗教的にはやが多い。 信心深く、毎週にに行く。 を信じる。 音楽の嗜好はや白人系の、もしくはのなどである。 しばしば自分でもやを弾く。 を好む。 ややの中継、や討論バラエティ番組、模擬裁判番組やなどを見ている。 のファンが多い。 に反対しており、女性はしばしば十代で出産するので世代の間隔が短く、高齢者が妊娠することもある。 が好きである。 エンターテイメント [ ] 元々は侮辱的な意味が強かったレッドネックという言葉だが、近年その田舎臭さや野性味を誇りとし自己のキャラクターとして主張する傾向も強くなってきている。 また、逆にそのキャラクターや田舎臭さなどは、自虐的な笑いにも頻繁に使われている。 レッドネックの格好よさや誇りなどは、を中心とした音楽のや歌詞などで表現され、ネタとしては ()やなどが、南部訛りの英語でレッドネックに関するジョークを言う代表的なである。 1962年のテレビドラマ「ビバリー・ヒルビリーズ」は、所有地から思いがけず石油が発見され、大富豪になってビバリーヒルズに引っ越した粗野なレッドネックの一家が、周囲の富裕層と起こす文化摩擦や珍騒動を描き、ヒット番組になった。 日本でも「」のタイトルで放映された。 主な楽曲 [ ] Rough and Ready () ひ弱な都会人の男と対比し、「レッドネックの男は女にモテる」といったイメージを表現。 Hicktown "Hicktown", つまり 田舎町の良さを歌った曲。 Redneck Woman () レッドネック女性の逞しさやカッコ良さを歌ったグレッチェン・ウィルソンのデビュー曲。 Redneck Yacht Club () 「内陸部に住むレッドネックは、海のかわりに湖や川でやパーティーを楽しむ」という様子を表現。 脚注 [ ]• 主演の映画 1998 に登場する銀行強盗の犯人グループに典型的に描かれている。 参考文献 [ ]• ヴァンス 著 ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• [ Poor Whites -.

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『ヒルビリーエレジー ~ アメリカの繁栄から取り残された白人たち』

ヒルビリー エレジー

エレジーを読了したので感想を。 ホワイトトラッシュという言葉を使うと良識を疑われるかもしれないが、現代アメリカ最大の負け組であるところの人たちが置かれている環境についての本である。 白人層の一番負け組の人たちの話なんだが、びっくりすることに、ヒスパニックよりも黒人よりも悲観的な白人たちがいる、というような話である。 彼らは自分たちの生活が糞なのは、政府のせいで、ちゃんとした仕事があればいい生活ができるはずだ、と信じているのだが、が足りなすぎて仕事があるだけでは人生が好転することもないような状況に陥っているような人たちの話である。 いまだと、エレジーにでてくるそんなたちがまさしくトランプ大統領を支持する白人層である、というようなこともあり、非情に売れている本なようだ。 なかなか衝撃的な本である一方で、まぁ、知ってたというようなことがつらつらと書いてある本でもあった。 いるよね、こういう人。 多分日本にもいるよ、俺は直接あったことがないけど、というような人たちがたくさん出てくる。 崩壊した家庭で学習する習慣も仕事をすることは偉いことだ、という価値観も、もっというと人と接する正しい態度も何もかも学んでこなかった人間が当然のように落ちぶれているのがだ、という辛い話。 その一方で今落ちぶれている連中もそもそもまともな物を与えられてないんだから、ちゃんとセルフヘルプを学ぶことができるような状況じゃなくて、全部その人達の自己責任でもないんだよ、というのもよく分かる。 その一方でじゃあ自己責任じゃないなら誰の責任何だ、誰が助けてやれるんだ、という方向になるとそれもまた不明で、、、というような感じ。 自分たちは悪くないんや(それは事実でもあり、責任転嫁でもある)みたいな人たちがトランプ大統領を支持してるってのがホントのことならまぁ世界って嫌な作りだな、とは思います。 だってエレジーにでてくるたちは絶対トランプ政権で得する人たちじゃないもんね、ということも本を読んでいると嫌でも思わされてしまう。 そもそも辛すぎる生活に置かれているの人たちはまともに者を考える脳みそがない、というか人生を直視する能力がないところまで追い詰められている。 だから間違った認識のもとに間違った人を選挙で選んでしまうということになる。 一方で自分たちが賢い人から見下されている、ということは感じ取っているの人たちはお前らトランプ選んでばかやなーみたいなこといわれても政治家は嘘つき、エリートは俺たちを騙すくらいの反応しか帰ってこないんだよねぇ、というなんとも辛い気分になる本でした。 一回が崩壊してしまった人たちの生活を立て直すにはどうしたらいいのか。 っていうクッソ思い嫌な気持ちになる話を突きつけてくる本でした。 ちなみに作者自身もの家庭に生まれて母親はクソ野郎、は母親がそうそうに離婚しているからほとんど人生に登場しないみたいな感じ。 ただ祖母が勉強すれば立派な人間に、作者もなれるっていってくれるには珍しいタイプの人間だったことと、海軍のブートキャンプに参加して学習性無力感の罠から自由になれたことでなんとか成功したようです。 n-sekiraku.

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